2023年10月7日、鹿児島県鹿児島市の白波スタジアムで、特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」の総合開会式が開催された。天皇皇后両陛下がご臨席された式典には、恵俊彰さん、迫田孝也さん、辛島美登里さん、榎木孝明さんら鹿児島ゆかりの著名人が出演。加えて、ブルーインパルスの祝賀飛行や長渕剛さんによる選手団への歌の激励も行われ、大会の幕開けを華やかに彩った。
2026年現在、この開会式はもう一つの意味でも記憶に残る大会となっている。2023年は「国民体育大会」という名称で開催された最後の大会であり、翌2024年からは「国民スポーツ大会」へと名称が変更されたためだ。開場・開演時間、出演者の役割、当日の式典プログラム、チケット料金、動画の見逃し配信まで、公式資料や大会記録をもとに振り返る。
- 開催日・会場: 2023年10月7日、鹿児島市の白波スタジアム。
- 開場・開演: 午前10時30分開場、午後0時30分オープニングプログラム開始。
- 主な出演者: 恵俊彰、迫田孝也、辛島美登里、榎木孝明、西元祐貴、長渕剛。
- 注目演出: 午後3時23分頃のブルーインパルス祝賀飛行、約1,700人による式典前演技。
- 映像: 日本スポーツ協会の「国体チャンネル」で開・閉会式のアーカイブ映像を確認できる。
- 歴史的意義: 2023年は国民体育大会の名称で行われた最後の大会。
【開催概要】鹿児島国体2023の開会式はいつ・どこで開催された?

鹿児島国体の総合開会式は、2023年10月7日(土)に開催された。
会場となったのは、鹿児島市与次郎にある白波スタジアム。正式には鹿児島県立鴨池陸上競技場と呼ばれる陸上競技場である。
大会の愛称は「燃ゆる感動かごしま国体」。鹿児島の自然、歴史、文化と全国のアスリートの熱気を結びつける大会として準備が進められた。
開催当日は天皇皇后両陛下もご臨席。全国各地から集まった選手団を迎え、鹿児島県を挙げて大会のスタートを祝った。
開場時間・開演時間と当日のタイムテーブル検索時に混同されやすいのが、開場時間と開会式そのものが始まる時間だ。
鹿児島県が公表した式典次第によると、観覧者の入場開始は午前10時30分。午後0時30分からオープニングプログラムが始まり、正式な式典の開式通告は午後3時23分だった。
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 10:30 | 開場 |
| 12:30 | オープニングプログラム開始 |
| 13:30 | 観覧者の入場締切 |
| 14:31 | 式典前演技開始 |
| 15:01 | 式典前演技終了 |
| 15:23 | 開式通告・ブルーインパルス祝賀飛行 |
| 15:25 | 役員・選手団入場開始 |
| 15:51 | 開会宣言 |
| 16:08 | 天皇陛下のおことば |
| 16:11 | 炬火入場・点火 |
| 16:16 | 選手代表宣誓 |
| 16:18 | 閉式通告 |
| 16:20 | 選手団激励メッセージ |
| 16:46 | エンディング開始 |
| 16:59 | 終了 |
出典:鹿児島県「燃ゆる感動かごしま国体総合開・閉会式 次第」。
このスケジュールから分かるのは、午後0時30分の開演と午後3時23分の正式な式典開始が別の時間だったという点だ。
約2時間半にわたるオープニングと式典前演技を経て、全国の選手団を迎える正式な式典へと移行した。
【演出の全貌】鹿児島国体の開会式で披露されたプログラムとは?
鹿児島の歴史と文化を表現したオープニング午後0時30分から始まったオープニングプログラムでは、鹿児島の歴史、伝統芸能、文化を取り入れた演出が展開された。
総合司会を務めたのは、鹿児島県出身のタレント・恵俊彰さん。
俳優の迫田孝也さんによるトークや、墨絵アーティストの西元祐貴さんによるライブパフォーマンス、辛島美登里さんの歌唱などが組み込まれた。
出演団体には、薩摩日置鉄炮隊、妙円寺詣りに関係する団体、示現流の演武団体、島唄の演奏団体などが名を連ねた。
単に著名人を集めたステージではなく、鹿児島の歴史や地域文化を全国に紹介する構成だったことが特徴だ。
約1,700人が参加した「Heartbeat Kagoshima」午後2時31分からは、式典前演技「Heartbeat Kagoshima~鹿児島の鼓動~」が披露された。
出演したのは、小学生から一般までの県民約1,700人。
鹿児島の歴史、自然、文化などをテーマにした演技で、俳優の榎木孝明さんがストーリーテラーとして全体を案内した。
子どもから大人まで幅広い世代が参加したことは、この大会が競技者だけのイベントではなく、開催地の県民全体で作り上げる催しだったことを示している。
また、式典本体では中学生、高校生、一般からなる約270人の式典音楽隊が演奏を担当。本県ゆかりの作曲家・吉俣良さんらが関わった式典音楽によって、全国から集まる選手団を迎えた。
炬火点火と選手代表宣誓正式な式典では、各都道府県の選手団が入場行進を行い、開会宣言や国旗掲揚などの公式行事が進められた。
その後、天皇杯・皇后杯の返還、大会会長と文部科学大臣のあいさつ、天皇陛下のおことばが続いた。
式典の重要な場面となったのが炬火の点火である。
炬火は県内全市町村をつないだ炬火リレーによって運ばれた火を一つに集めたもの。大会の象徴として炬火台に点火され、選手の健闘を祈る意味が込められていた。
最後に選手代表宣誓が行われ、全国の選手たちが競技に臨む大会としての正式なスタートを切った。
【出演者一覧】恵俊彰・迫田孝也・辛島美登里・長渕剛の役割を整理
鹿児島国体の出演者を調べる際に注意したいのは、すべての出演者が同じ時間帯に登場したわけではないという点だ。
オープニングプログラム、式典前演技、選手団激励メッセージでは、それぞれ役割が異なっていた。
鹿児島県が公表した出演者一覧と式典の見どころ資料を整理すると、次のようになる。
| 出演者 | 担当・出演内容 | 登場するプログラム |
|---|---|---|
| 恵俊彰 | 総合司会 | オープニング・エンディング |
| 迫田孝也 | トーク出演 | オープニング |
| 辛島美登里 | 歌唱・大会イメージソング関連 | オープニング |
| 西元祐貴 | 墨絵ライブパフォーマンス | オープニング |
| 榎木孝明 | ストーリーテラー | 式典前演技 |
| 長渕剛 | 歌による選手団激励 | 16:20からの激励メッセージ |
出典:鹿児島県「開・閉会式の見どころ」「出演団体等一覧」。
恵俊彰はオープニングの司会を担当恵俊彰さんは、鹿児島県出身のタレントとしてオープニングプログラムの司会を担当した。
会場内で展開される複数の演目や出演者をつなぎ、鹿児島の魅力を紹介する役割を担った。
また、国体のエンディングにも出演者として名前が記載されている。
迫田孝也と辛島美登里が鹿児島の魅力を発信迫田孝也さんは俳優として、オープニングプログラムのトークに出演した。
一方、辛島美登里さんはシンガーソングライターとして出演。大会イメージソングに合わせたダンス演出にも関わった。
両者に共通しているのは、鹿児島にゆかりのある著名人として大会を盛り上げたことだ。
榎木孝明は約1,700人の演技を案内榎木孝明さんは、オープニングの司会ではなく、式典前演技のストーリーテラーを担当した。
約1,700人が参加した「Heartbeat Kagoshima~鹿児島の鼓動~」において、演技全体の案内役を務めた点が特徴的だ。
長渕剛は開会式で何をした?歌による選手激励が話題に長渕剛さんの出演は、今回の開会式で特に注目された要素の一つだった。
鹿児島県出身のアーティストである長渕さんは、大会のスペシャルゲストとして参加。選手団激励メッセージの時間帯に、歌による激励を送った。
重要なのは、出演時間がオープニングプログラムではなく、正式な式典終了後の午後4時20分だったことだ。
鹿児島県の事前発表でも、長渕さんは選手や県民に向けて歌で激励する予定と説明されていた。大会後の記録でも、著名人による激励映像と長渕さんの歌によるライブパフォーマンスが記載されている。
つまり、長渕剛さんは単なるゲスト歌手ではなく、鹿児島の代表的なアーティストとして全国の選手を送り出す役割を果たした。
【注目の見どころ】ブルーインパルスの祝賀飛行と天皇皇后両陛下のご臨席
ブルーインパルスは午後3時23分頃に飛行鹿児島国体の開会式を象徴する演出の一つが、航空自衛隊のブルーインパルスによる祝賀飛行だった。
鹿児島県の公式発表によると、飛行を担当したのは航空自衛隊第4航空団第11飛行隊のブルーインパルス。
実施予定は次のとおりだった。
- 実施日:2023年10月7日(土)
- 予定時刻:午後3時23分頃
- 実施場所:白波スタジアム上空
- 実施タイミング:正式な式典の開式通告後
当日の式典次第にも午後3時23分の開式通告が記録されている。
この演出は、一般的な航空ショーとは異なり、国体の正式な開会を祝うために計画されたものだった。
なお、県は式典の進行状況によって時間が前後する可能性があることも事前に案内していた。
天皇皇后両陛下も開会式にご臨席2023年10月7日の総合開会式には、天皇皇后両陛下がご臨席された。
式典では天皇陛下のおことばがあり、炬火の点火や選手代表宣誓など、国体の伝統に沿った公式行事が行われた。
日本スポーツ協会の大会報告でも、両陛下のご臨席のもとで総合開会式が開催されたことが記録されている。
スポーツの大会でありながら、開催地の文化や地域社会、皇室との関わりも含めた重要な公式行事だった。
ブルーインパルスと式典演出が持つ意味ブルーインパルスの祝賀飛行が注目された理由は、視覚的な華やかさだけではない。
鹿児島県の公式プログラムでは、地域文化を紹介するオープニング、約1,700人の県民による演技、全国の選手団の入場、炬火点火という流れが組み立てられていた。
その中でブルーインパルスは、鹿児島から全国へ大会の開幕を知らせる象徴的な演出として位置づけられていた。
地域文化・県民参加・スポーツの祭典という三つの要素が一つの式典にまとめられていたことが、かごしま国体の開会式を特徴づけている。
【動画・チケット情報】開会式の見逃し配信や観覧料金は?
鹿児島国体の開会式動画はどこで見られる?2023年の開会式を映像で振り返りたい場合、最初に確認したいのが公益財団法人日本スポーツ協会の「国体チャンネル」だ。
日本スポーツ協会は、かごしま国体の開・閉会式や各競技の決勝戦を中心に、アーカイブ映像を配信していると案内している。
2026年現在も、国体チャンネルには鹿児島2023の大会ページがあり、式典のカテゴリーや配信終了動画を確認できる。
映像を探す際の手順は次のとおり。
1. 日本スポーツ協会の国体チャンネルを開く。
2. 鹿児島2023の大会ページを選ぶ。
3. 「ライブ配信」または配信終了動画の項目を確認する。
4. 競技別のカテゴリーから「式典」を選ぶ。
5. 開会式に該当する映像を探して再生する。
日本スポーツ協会の公式フォトレポートにも、開・閉会式のアーカイブ映像を国体チャンネルで配信している旨が記載されている。
映像が見つからない場合は、次の資料も参考になる。
- 日本スポーツ協会の「特別国民体育大会フォトレポート」
- 鹿児島県が公開している大会報告書
- 文部科学省公式YouTubeチャンネルの開会式関連映像
- 鹿児島の放送局が公開している当日のニュース映像
特に、長渕剛さんの出演やブルーインパルスの飛行など、特定の場面を確認したい場合は、ニュース映像も有効な資料になる。
観覧チケットの料金はいくらだった?2023年に募集された一般観覧の料金は、長渕剛さんの公式サイトでも案内されていた。
| 対象 | 当時の観覧料金 |
|---|---|
| 大人 | 1,000円 |
| 高校生 | 500円 |
| 中学生以下 | 無料 |
観覧募集期間は2023年5月8日から6月30日まで。応募者が多数の場合は抽選となる方式だった。
また、各式典の観覧募集人数は約5,000人と案内されていた。
ここで注意したいのは、これらは2023年の募集時点の情報だということだ。
2026年現在、鹿児島国体の開会式は終了しているため、当時の料金で新たに観覧チケットを購入することはできない。
過去のチケット料金を調べている場合は、大会当時の公式発表と現在のイベント情報を混同しないことが大切だ。
【歴史的な転換点】2023年が最後の国民体育大会となった理由
鹿児島国体の開会式を振り返るうえで欠かせないのが、大会そのものが持つ歴史的な位置づけだ。
2023年の大会は、単に鹿児島県で開催された全国規模のスポーツイベントではなかった。
「国民体育大会」という名称で開催された最後の大会だったのである。
2020年開催予定から2023年への延期鹿児島国体は、もともと2020年に開催される予定だった。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響によって開催が延期された。
その後、2023年に特別国民体育大会として開催されることが決まり、正式名称は「特別国民体育大会 燃ゆる感動かごしま国体」となった。
このため、通常の大会のように第75回という回数を冠するのではなく、「特別国民体育大会」という名称で実施された。
2024年から「国民スポーツ大会」に名称変更国民体育大会は、2024年の第78回大会から「国民スポーツ大会」に名称変更された。
略称は「国スポ」。英語表記は「JAPAN GAMES」である。
スポーツ庁の説明によると、この名称変更はスポーツ基本法の一部改正に伴うもので、2023年1月1日の改正法施行を経て、2024年開催の大会から適用された。
| 年 | 大会・制度の動き | 意味 |
|---|---|---|
| 2020年 | 鹿児島国体の開催予定 | 新型コロナの影響で延期 |
| 2023年10月7日 | 燃ゆる感動かごしま国体総合開会式 | 特別国民体育大会として開催 |
| 2023年10月17日 | 総合閉会式 | 国体の大会旗を返還 |
| 2024年 | SAGA2024開催 | 国民スポーツ大会の名称がスタート |
出典:日本スポーツ協会、スポーツ庁の大会・制度資料。
名称変更は単なる呼び方の変更ではない。国民体育大会が長年担ってきた競技力向上や地域スポーツ振興の役割を引き継ぎながら、スポーツ全体をより広く捉える新しい大会名称へ移行したものだ。
その意味で、鹿児島国体は旧名称で行われた最後の大会として、スポーツ史に残る節目となった。
【プロの結論】鹿児島国体2023開会式を振り返る際に押さえたい3つのポイント
鹿児島国体の開会式を理解するうえで、特に重要なのは次の3点だ。
第一に、開演時間と正式な式典開始時間を区別すること。
午前10時30分の開場、午後0時30分のオープニング開始、午後3時23分の正式な開式通告は、それぞれ異なる。ブルーインパルスの飛行時刻を調べる際にも、この違いが重要になる。
第二に、出演者の登場場面を正しく理解すること。
恵俊彰さんは司会、迫田孝也さんはトーク、辛島美登里さんは歌唱、榎木孝明さんは式典前演技のストーリーテラー、長渕剛さんは選手団への歌による激励を担当した。それぞれの役割を分けて見ることで、式典の構成が理解しやすくなる。
第三に、2023年の大会が持つ歴史的な意味を知ること。
鹿児島国体は、延期開催という特別な経緯を持ち、国民体育大会という名称で行われた最後の大会でもあった。2024年からの国民スポーツ大会への移行を踏まえると、2023年の開会式は制度の転換点を象徴する出来事だった。
【鹿児島国体2023の開会式】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:鹿児島国体2023の開会式は何月何日に開催されましたか?
2023年10月7日(土)に開催されました。会場は鹿児島市の白波スタジアム(鹿児島県立鴨池陸上競技場)です。
Q2:鹿児島国体の開会式に長渕剛さんは出演しましたか?
出演しました。正式な式典終了後の午後4時20分から始まった選手団激励メッセージで、歌による激励を行いました。オープニングプログラムへの出演とは別の時間帯です。
Q3:ブルーインパルスは何時に飛行しましたか?
鹿児島県の事前発表では、2023年10月7日の午後3時23分頃、白波スタジアム上空で祝賀飛行を行う予定でした。正式な開式通告後に実施する計画でした。
Q4:開会式の出演者は誰ですか?
主な出演者は、恵俊彰さん、迫田孝也さん、辛島美登里さん、西元祐貴さん、榎木孝明さん、長渕剛さんです。それぞれ司会、トーク、歌唱、墨絵パフォーマンス、演技案内、選手団激励を担当しました。
Q5:開会式の見逃し配信は2026年でも見られますか?
日本スポーツ協会の国体チャンネルに、鹿児島2023の大会ページと式典カテゴリーが残っています。開・閉会式のアーカイブ配信も案内されているため、まず公式ページで該当映像の公開状況を確認するのがおすすめです。
Q6:開会式のチケット料金はいくらでしたか?
2023年の一般観覧料金は大人1,000円、高校生500円、中学生以下無料でした。観覧募集は2023年5月8日から6月30日まで実施されました。現在は終了しています。
Q7:なぜ2023年が最後の国民体育大会なのですか?
2024年の第78回大会から、大会名称が「国民体育大会」から「国民スポーツ大会」に変更されたためです。鹿児島国体は、旧名称で開催された最後の大会となりました。
2023年10月7日に白波スタジアムで開催された「燃ゆる感動かごしま国体」の総合開会式は、鹿児島の文化と全国のスポーツの熱気が融合した一日だった。
恵俊彰さんや迫田孝也さん、辛島美登里さんらによるオープニング、約1,700人が参加した式典前演技、ブルーインパルスの祝賀飛行、天皇皇后両陛下のご臨席、そして長渕剛さんによる選手団への歌の激励。それぞれが大会の開幕を印象づける重要な場面となった。
加えて、2023年は国民体育大会という名称で開催された最後の大会でもある。翌2024年から国民スポーツ大会へと名称が変わったことを考えると、鹿児島国体は長い国体の歴史と新しいスポーツ大会の時代をつなぐ存在だった。
2026年に当日の様子を振り返るなら、鹿児島県の公式式典資料、日本スポーツ協会の大会報告、国体チャンネルのアーカイブ映像を組み合わせて確認することで、出演者や演出だけでなく、大会が持っていた歴史的な意味まで理解できる。
華やかな開会式の裏側にあったのは、鹿児島県民と全国の選手たちが一緒に作り上げた、特別なスポーツの祭典だった。