引退の背景には、2020年の結婚、2023年12月の長男誕生、そして家族と過ごす時間を大切にしたいという思いがありました。引退後もフォルティウスに残り、広報やカーリングの普及・育成、地域貢献に携わっています。
- 2026年現在: 現役引退後もフォルティウスに所属し、チームを支える活動を継続。
- 引退理由: 長男の成長を近くで見守り、家族との時間を大切にするため。
- 結婚・家族: 2020年5月に一般男性と結婚し、2023年12月に長男が誕生。
- 五輪成績: ミラノ・コルティナ2026で女子日本代表として8位。
- 今後の活動: 広報、普及、ジュニア育成、地域貢献などを目指す。
【2026年最新】カーリング吉村紗也香の現在は?引退後もフォルティウスで活動

吉村紗也香さんは、1992年1月30日生まれ、北海道北見市常呂町出身の元カーリング日本代表選手です。2026年11月現在は34歳です。
長年、女子カーリングのスキップとしてチームを率いてきましたが、2026年6月に競技生活に区切りをつけました。
現在は、選手として氷上で戦う立場から、チームや競技を支える立場へと活動の軸を移しています。
特に注目したいのは、引退後もフォルティウスとの関係が続いていることです。
2026年9月の日刊スポーツのインタビューでは、社会医療法人柏葉会の法人本部広報室に所属し、平日は午前8時30分から午後5時まで勤務していることが紹介されました。
本人も、息子を保育園に送り、仕事を終えてから夕食を準備するという日常生活に少しずつ慣れてきたと話しています。
つまり、吉村さんはカーリング界から完全に離れたわけではありません。
トップ選手として培った経験を生かしながら、仕事と子育て、チームへの貢献を両立する新しい生活を始めています。
【経歴・年表】吉村紗也香はどんな選手?北海道銀行からフォルティウスまで
吉村さんがカーリングを始めたのは小学4年生のときです。
出身地の北海道常呂町(現在の北見市常呂町)はカーリングが盛んな地域として知られています。札幌国際大学のインタビューによると、地元では体育の授業にもカーリングが取り入れられており、同級生の影響で競技に興味を持ったことが始まりでした。
ジュニア時代から頭角を現し、大学時代には世界大会でメダルを獲得。その後、実業団チームで経験を積み、日本を代表するスキップへ成長しました。
吉村紗也香の主な経歴一覧大学時代の吉村さんは、日本ジュニアカーリング選手権で2010年から2012年まで3連覇を達成しました。
加えて、2013年の世界ジュニア選手権では3位となり、銅メダルを獲得しています。
世界ジュニア選手権には3回出場し、2011年は8位、2012年は5位、2013年には3位と着実に成績を伸ばしました。
札幌国際大学の紹介記事では、大学1年生のときに出場したパシフィック・アジア選手権の決勝戦が印象に残る試合として取り上げられています。
本人が当時の最後の一投を今でも忘れられないと振り返っている点からも、学生時代の経験がその後の競技人生に大きくつながっていたことが分かります。
北海道銀行からフォルティウスへ2014年4月、札幌国際大学を卒業した吉村さんは北海道銀行に加入しました。
2015年、2021年と日本選手権で優勝し、国内トップクラスの実力を証明します。
その後、2021年11月に北海道銀行との契約が終了。チームとしての新しい道を選び、同年12月からフォルティウスのメンバーとして活動しました。
この移行は単なる所属変更ではありませんでした。
チームの継続と発展を目指し、選手としてだけでなく普及や育成にも取り組むという、新たな組織づくりの転換点でもありました。
吉村さんはスキップとしてチームを率い、2025年の日本カーリング選手権でも優勝。翌年の五輪出場につなげました。
【ミラノ・コルティナ2026】吉村紗也香の五輪成績は女子日本代表8位
吉村さんの競技人生における大きな目標が、オリンピックへの出場でした。
実は、五輪代表を目指す挑戦は一度や二度ではありません。
日刊スポーツの2026年9月のインタビューでは、2010年バンクーバー大会から代表決定戦に5度挑戦し、2026年のミラノ・コルティナ大会で初めて夢を実現したことが紹介されています。
5度目の挑戦でつかんだ初の五輪出場吉村さんはフォルティウスのスキップとして日本代表の中心を担いました。
2025年2月の日本選手権で優勝したことは、五輪への道をつなぐ重要な結果でした。
その後、世界選手権や代表選考などの厳しい戦いを経て、ついにミラノ・コルティナ冬季オリンピックへの出場権を獲得しました。
2026年2月の大会では、女子カーリング日本代表として出場。最終成績は次のとおりです。
8位
ミラノ・コルティナ2026 女子カーリング
大会成績
2勝7敗
出場チーム数
10チーム
五輪出場
初出場
日本代表での役割
スキップ
出典:日本オリンピック委員会、日刊スポーツ
日本オリンピック委員会(JOC)の公式記録でも、女子カーリングの最終順位は8位とされています。
五輪8位という結果をどう見るべきか五輪ではメダル獲得には届きませんでした。
しかし、吉村さんにとっては長年追い続けてきた目標を実現した大会でした。
日刊スポーツのインタビューによれば、チームは大会終盤に1勝7敗となり、最終戦を残して予選リーグ敗退が決定。その後、中国との最終戦を9対6で勝利して大会を終えています。
吉村さんは、五輪で目標を達成できなかった悔しさを認めながらも、最後まで諦めずに戦えたことや、このチームで五輪を経験できたことの大きさを語りました。
ここで注目したいのは、五輪8位という順位だけで競技人生全体を評価することはできないという点です。
5度の代表挑戦、日本選手権3度の優勝、世界選手権への出場、そして出産後の競技復帰。これらを積み重ねた末にたどり着いた初の五輪でした。
【結婚・夫・子供】吉村紗也香は2020年に結婚、2023年に長男が誕生
吉村さんは競技生活だけでなく、家庭でも大きな転機を経験しています。
2020年5月に結婚し、2023年12月には第一子となる男の子を出産しました。
トップアスリートとして五輪を目指す一方、妻として、母として家庭を大切にしてきたことも、彼女の歩みを理解するうえで欠かせません。
吉村紗也香の夫は誰?一般男性と結婚吉村さんの結婚が報じられたのは2021年2月です。
日刊スポーツの報道によると、2020年5月に札幌市在住の一般男性と結婚していました。
夫はカーリング関係者ではないと報じられています。
一方、夫の氏名や顔写真、具体的な職業などは広く公表されていません。
本人の引退発表では、夫と夫の両親が国内外の長期遠征や大会期間中に競技へ集中できる環境を整えてくれたことへの感謝が記されています。
「競技に集中できる環境を整えてくれた夫と夫の両親」
これは2026年6月24日にフォルティウス公式サイトで発表された本人コメントの一部です。
競技を続けるために家族の協力が大きな支えになっていたことが伝わります。
子供は何人?2023年12月に長男が誕生吉村さんの子供は、2023年12月14日に誕生した長男です。
出産はチームの公式発表を通じて報告され、母子ともに元気であることも伝えられました。
出産後は競技復帰を目指し、育児とトレーニングを並行する生活が始まりました。
日刊スポーツによると、産休から約2カ月で氷上に復帰。家族の協力を得ながら競技を続け、最終的には2026年の五輪出場を実現しています。
長男の成長が引退を考えるきっかけに2026年9月の日刊スポーツのインタビューでは、長男が2歳になり、カーリングにも興味を持ち始めていることが紹介されました。
家の中でボールを転がしたり、カーリングのブラシを掃いたりする姿も見せているそうです。
吉村さんは、長男が3歳になったらカーリング場へ連れて行ってみたいという考えも明かしています。
競技を続けていた時期には、海外遠征によって子供の成長を直接見られないこともありました。
その経験が、引退後の人生を考える大きなきっかけになったのです。
【引退理由の真相】吉村紗也香が2026年6月に現役引退を決断した背景
2026年6月24日、フォルティウス公式サイトは吉村さんの現役引退を発表しました。
対象となったのは2025-2026シーズンです。
競技生活は25年に及び、オリンピックを目指し始めてからも16年。長い挑戦の末に決めた引退でした。
では、なぜ五輪に出場した直後に引退を決めたのでしょうか。
引退理由は家族との時間を大切にしたいという思い吉村さんが公式コメントで明かした大きな理由は、子供や家族と過ごす時間を増やしたいという気持ちでした。
「子供、家族の時間を大事にしたい」
この思いは、子供が生まれてから徐々に大きくなっていったと説明しています。
日刊スポーツのインタビューでは、長男が初めてハイハイした瞬間や立ち上がった瞬間に立ち会えなかった経験についても語っています。
当時、吉村さんはカナダ遠征中でした。
家族が撮影した動画で成長を確認することはできても、目の前でその瞬間を見ることはできなかったといいます。
子供が成長するにつれて、学校や保育園の行事などにも参加したいという気持ちが強くなりました。
そして、競技を続けること自体は可能でも、今の優先順位を考えると、続けた場合に後悔するのではないかと感じるようになったのです。
引退は五輪の敗戦後に突然決めたものではないここは誤解されやすいポイントです。
吉村さんの引退は、ミラノ・コルティナ五輪で8位に終わったことだけが原因ではありません。
2026年9月の日刊スポーツのインタビューでは、五輪シーズンを最後の挑戦にする決意を固めたのは、2025年3月の世界選手権終了後だったと説明されています。
つまり、五輪の結果がどうであっても、2025-2026シーズンで一区切りにするという考えを持っていたのです。
その後、2026年2月の五輪最終盤に、チームメートへ自分の考えを正式に伝えました。
五輪で最後まで戦い抜き、6月24日に引退を公表したという流れです。
引退発表で明かした25年間への感謝公式コメントでは、カーリングを始めて25年間、周囲の人たちに支えられて競技を続けられたことへの感謝が述べられています。
特に、両親、夫と夫の両親、フォルティウスの仲間、スポンサー、ファンへの感謝が印象的でした。
また、五輪でメダルを獲得できなかった悔しさも率直に認めています。
それでも、最後まで挑戦を続けたことは本人にとって誇りだったといいます。
この引退は、競技への情熱を失った結果ではなく、競技人生で掲げていた目標を達成したうえで、次の人生の優先順位を選び直した決断だったと受け取れます。
【引退後の活動】フォルティウスの広報・選手育成・カーリング普及へ
吉村さんは現役を引退しましたが、カーリングとの関係を終わらせたわけではありません。
フォルティウス公式サイトでは、引退後もチームの一員として活動することを明らかにしています。
今後の主な活動として挙げられているのは、次の3つです。
1. チームの広報活動競技を続けてきた経験を生かし、フォルティウスの活動やカーリングの魅力を広く伝えていく役割です。
五輪出場経験のある元スキップとして、競技の魅力だけでなく、チームが歩んできた歴史や選手たちの努力を伝えられる立場でもあります。
また、日刊スポーツの2026年9月の報道では、社会医療法人柏葉会の法人本部広報室で勤務していることも紹介されました。
広報という仕事に携わりながら、競技以外の経験も積んでいることが分かります。
2. カーリングの普及とジュニア選手の育成今後の活動で特に注目したいのが、カーリングの普及と育成です。
吉村さん自身、常呂町でカーリングに触れ、小学4年生から競技を始めました。
ジュニア時代から国内外の大会に出場し、大学、実業団、そして五輪へと進んできた経験があります。
こうした歩みは、これから競技を始める子供たちや、オリンピックを目指す若い選手にとって貴重な参考になります。
本人も、将来的にフォルティウスとしてジュニア育成に取り組みたいという意向を日刊スポーツのインタビューで明かしています。
ただし、具体的な育成プログラムや指導開始時期については、今後のチームの発表が待たれます。
3. 地域貢献とチームのサポートフォルティウス公式の引退コメントには、地域貢献への意欲も記されています。
カーリングは、テレビや配信で試合を見るだけでなく、実際に体験することで競技の面白さを感じられるスポーツです。
地域のイベントや体験会などを通じて競技を知る人が増えれば、将来の選手育成にもつながります。
吉村さんは、これまで選手としてチームを引っ張ってきた立場から、今後はチームを支える立場へと変わります。
現役時代に積み重ねた経験が、フォルティウスの将来にどのように生かされるのか注目されます。
【よくある質問】カーリング吉村紗也香に関するFAQ
Q1:吉村紗也香は2026年現在、何をしていますか?
吉村さんは2026年6月に現役を引退しました。現在はフォルティウスの一員として、チームの広報、カーリングの普及・育成、地域貢献などに携わる活動を続けています。
Q2:吉村紗也香の引退理由は何ですか?
長男の成長を近くで見守り、家族との時間を大切にしたいという思いが大きくなったためです。五輪シーズンを最後の挑戦にすることは、シーズン開始前から決めていました。
Q3:吉村紗也香の夫は誰ですか?
2020年5月に札幌市在住の一般男性と結婚しています。夫はカーリング関係者ではないと報道されていますが、氏名や顔写真などの詳しい情報は公表されていません。
Q4:吉村紗也香に子供はいますか?
2023年12月14日に第一子となる長男が誕生しています。出産後は約2カ月で氷上に復帰し、育児と競技生活を両立していました。
Q5:吉村紗也香のミラノ・コルティナ五輪の成績は?
2026年2月のミラノ・コルティナ冬季オリンピックに女子日本代表のスキップとして初出場し、2勝7敗で8位となりました。
Q6:吉村紗也香は北海道銀行に所属していたのですか?
はい。2014年4月に北海道銀行に加入し、2021年11月の契約終了後、同年12月からフォルティウスのメンバーとして活動しました。
Q7:吉村紗也香は今後カーリングの指導をするのですか?
本人は普及・育成活動への意欲を示しており、将来的にはフォルティウスとしてジュニア育成にも携わりたいと話しています。具体的な指導体制や開始時期は今後の発表が注目されます。
吉村紗也香さんの2026年は、長年追い続けたオリンピック出場を実現し、25年間の競技生活に区切りをつけた大きな節目となりました。
今回の記事で押さえておきたい要点は次のとおりです。
- 1992年1月30日生まれ、北海道北見市常呂町出身。
- 札幌国際大学時代に世界ジュニア選手権で銅メダルを獲得。
- 2014年に北海道銀行へ加入し、2021年12月からフォルティウスで活動。
- 2020年5月に一般男性と結婚。
- 2023年12月に長男を出産。
- 2026年2月、ミラノ・コルティナ五輪に初出場して8位。
- 2026年6月24日に現役引退を発表。
- 引退後は広報、普及、育成、地域貢献などに取り組む。
吉村さんの引退を五輪8位という結果だけで捉えるのは適切ではありません。
5度にわたる五輪への挑戦、出産後の競技復帰、日本選手権での優勝、そして念願の五輪出場。長い年月をかけて目標に向かい続けた競技人生でした。
そして、これからは家族との時間を大切にしながら、フォルティウスとカーリング界の未来を支えていく新しいステージが始まります。
氷上で戦う選手としての吉村紗也香は引退しました。しかし、カーリングを愛し、その魅力を次の世代へ伝える吉村紗也香の活動は、これからも続いていきます。
主な参考資料:フォルティウス公式サイト、公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)、札幌国際大学、日刊スポーツ(2026年6月・9月報道)、北海道銀行公式資料。