ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』の日本語吹き替えで、主人公ラプンツェルを演じているのはタレント・歌手・声優の中川翔子です。ただし、映画の劇中歌は中川翔子本人ではなく、ミュージカル俳優の小此木麻里(小此木まり)が歌唱を担当しています。
この「セリフの声優」と「歌の担当者」が異なる点は、ラプンツェルについて調べる読者が最も混乱しやすいポイントです。加えて、中川翔子は映画だけでなく、テレビシリーズや特別編にも出演し、2024年にはディズニー公式企画として描き下ろしアートの商品コレクションも展開しました。2026年には実写版の主要キャストも発表され、作品への関心が再び高まっています。
【まず結論】ラプンツェルの声は中川翔子!映画の歌は小此木麻里

『塔の上のラプンツェル』の日本語吹き替え版では、ラプンツェルのセリフを中川翔子が担当しています。一方、歌唱部分はミュージカル俳優の小此木麻里が担当するという、二人一役の構成です。
この事実はディズニー公式の作品紹介ページにも明記されています。吹き替えキャスト欄には「中川翔子(歌:小此木麻里)」と記載されており、両者の役割が明確に区別されています。
中川翔子が担当するのはラプンツェルのセリフ中川翔子が演じるのは、好奇心旺盛で明るく、外の世界への憧れを抱く主人公ラプンツェルです。
18年間も塔の中で暮らしてきた少女が、フリン・ライダーとの出会いをきっかけに外の世界へ飛び出す。その喜びや不安、怒り、恋心といった感情の変化を、日本語の声で表現しています。
単に明るく元気な声を出すだけではなく、世間を知らない少女が初めて経験する感情を自然に伝えることが求められる役柄です。
小此木麻里が担当するのは映画の歌唱部分映画の日本語版でラプンツェルが歌う場面を担当したのは、小此木麻里です。ミュージカルを中心に活動する俳優・歌手で、豊かな歌唱力を生かしてディズニー作品の楽曲を表現しています。
代表的な楽曲には、塔の外へ出ることを夢見るラプンツェルの「自由への扉」や、フリンと二人で歌う「輝く未来」があります。
特に「輝く未来」は物語を象徴する重要なデュエット曲です。ラプンツェルの歌唱を小此木麻里、フリンの歌唱を畠中洋が担当しています。
つまり、映画を見てラプンツェルの歌声に魅了された人が、中川翔子とは違う歌声に気づいたとしても不思議ではありません。二人は同じキャラクターの異なる表現領域を担当しているのです。
【歌唱担当の違いを検証】映画と『ラプンツェル ザ・シリーズ』では何が変わった?
ここで押さえておきたいのが、映画とテレビシリーズでは中川翔子の担当範囲が変わっていることです。
2011年公開の映画ではセリフを担当し、歌唱部分は小此木麻里に引き継がれていました。しかし、2017年の『ラプンツェル あたらしい冒険』以降は、中川翔子自身がラプンツェルの歌唱にも参加しています。
映画版とシリーズ版の比較| 作品・項目 | セリフの担当 | 歌唱の担当 | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| 塔の上のラプンツェル(2011年) | 中川翔子 | 小此木麻里 | 劇場版の日本語吹き替え |
| ラプンツェル あたらしい冒険(2017年) | 中川翔子 | 中川翔子 | テレビシリーズの序章となる特別編 |
| ラプンツェル ザ・シリーズ | 中川翔子 | 中川翔子 | ラプンツェルの新たな冒険と成長を描く |
| ラプンツェルのランタンフェスティバル | 東京ディズニーシーのアトラクション | アトラクションの演出 | 映画の世界を体験するボートライド |
| 実写版(2026年発表情報) | ティーガン・クロフトがラプンツェル役 | 日本語版の歌唱キャストは未発表 | 2028年3月31日全米公開予定 |
中川翔子の歌唱を楽しみたい人におすすめなのが、『ラプンツェル あたらしい冒険』で披露された「髪に風うけて」です。
英語タイトルは「Wind in My Hair」。アラン・メンケンが作曲し、グレン・スレーターが作詞した楽曲で、ラプンツェルの新しい生活への期待と自由への喜びが表現されています。
映画版では歌唱を担当していなかった中川翔子が、この作品では歌声も披露しました。2017年の放送開始に合わせて歌唱シーンが公開され、映画から続くキャラクターの声と新しい歌唱表現を同時に楽しめる作品となりました。
ユニバーサル ミュージック ジャパンが公開している『ラプンツェル ザ・シリーズ サウンドトラック』にも、「髪に風うけて」「髪に風うけて(リプライズ)」などの日本語歌が収録されています。
映画とシリーズで歌唱担当が変わった理由映画とシリーズの違いは、声優としての役割が途中で変更されたという単純な話ではありません。作品ごとに日本語版のキャスティングと音楽表現が異なっていることがポイントです。
映画では、セリフを演じる中川翔子と、歌唱を担当する小此木麻里が協力してラプンツェルという人物を表現しました。
その後のシリーズでは、中川翔子がセリフだけでなく歌唱も担当する形になりました。長く同じキャラクターを演じ続けるなかで、声の演技と歌の両方を通じてラプンツェルを表現する機会が広がったのです。
したがって、「中川翔子はラプンツェルの歌を歌っていない」という説明は、劇場版に限れば正しいものの、シリーズまで含めると正確ではありません。
【中川翔子がラプンツェル役になった経緯】抜てきの理由と声優としての努力
中川翔子がラプンツェル役に決定したのは2010年11月です。日本公開を翌年に控えたディズニー長編アニメーション第50作のヒロインに抜てきされました。
ディズニー側からの熱烈なオファーがきっかけ2010年当時の映画.comなどの報道によると、作品をアメリカ本社で見た日本側の宣伝プロデューサーが、ラプンツェルの声には中川翔子がふさわしいと考え、帰国後にオファーを出したことが起用のきっかけでした。
中川翔子の何事にも臆せず挑戦する姿勢や、好奇心旺盛なキャラクター性が、ラプンツェルの人物像と重なったことも理由として紹介されています。
ただし、知名度だけで決まったわけではありません。ディズニー本社の制作スタッフによる審査もあり、中川翔子はその選考を通過して役を獲得しました。
本人も大きなプレッシャーを感じていた2011年のインタビューでは、中川翔子自身がディズニー作品への思い入れと、主人公を演じる責任の重さを語っています。
オリジナル版でラプンツェルを演じたマンディ・ムーアの声を何度も聞き、キャラクターの魅力を損なわないように練習を重ねたことも明かされています。
また、MANTANWEBが2017年に掲載したインタビューでは、役が決まった当時の驚きや、著名人が声優を務めることへの葛藤も振り返っています。
中川翔子は、自分自身の顔や普段のイメージがキャラクターに重なってしまうことを気にしていたといいます。声優として作品に参加する以上、視聴者にラプンツェルそのものを感じてもらいたいという意識があったことがうかがえます。
OKテイクの後に録り直しを希望したエピソード中川翔子の仕事への向き合い方を象徴するのが、映画のアフレコにまつわるエピソードです。
本人が後年のテレビ番組などで語った内容によると、収録では一度すべての場面でOKが出ていたものの、冒頭の演技に緊張が残っていると感じ、全編の録り直しを自ら申し出たといいます。
単にセリフを正確に読むだけではなく、ラプンツェルとして自然に感情が生まれる演技を目指していたことが分かります。
中川翔子はラプンツェル役以前にもアニメ作品の声優経験がありましたが、本作は長編アニメーションで主人公を務める大きな転機となりました。その後、テレビシリーズでも同じ役を続けたことが、ラプンツェルと中川翔子の結びつきを強めています。
【描き下ろしアートも話題】中川翔子のラプンツェル愛とランタンフェスティバル
中川翔子とラプンツェルの関係は、声優の仕事だけにとどまりません。2024年には、イラストレーターとしての活動がディズニー公式の商品企画につながりました。
2024年発売「RAPUNZEL ART COLLECTION BY SHOKO NAKAGAWA」2024年4月2日、ウォルト・ディズニー・ジャパンは、中川翔子が描き下ろしたラプンツェルのアートを使用した初の商品コレクションを発表しました。
商品名は「RAPUNZEL ART COLLECTION BY SHOKO NAKAGAWA」。発売開始日は2024年5月1日です。
この企画では、ディズニーの監修のもと、中川翔子がラプンツェルのイラストを描き下ろしました。単なる既存イラストのグッズ化ではなく、本人の絵を公式商品に採用した企画です。
商品ジャンルは幅広く、次のようなアイテムが展開されました。
- ファッション関連商品
- アクセサリー
- インテリア・ホーム雑貨
- 文具・雑貨
- おもちゃ
- 化粧雑貨
- 食品関連商品
2024年5月には阪急うめだ本店の「Disney THE MARKET」でも商品が紹介されました。発売記念イベントでは、中川翔子がアート制作への思いを語り、特別な装飾を施したファインアートも披露されています。
中川翔子は幼少期から絵を描くことが好きだったことを明かしており、ラプンツェルの描き下ろしは、声優として演じてきたキャラクターを別の表現方法で形にした仕事でもありました。
2025年には『アナと雪の女王』の描き下ろしアートを使ったコレクションも登場しています。ディズニー公式企画において、イラストレーターとしての活動も広がっていることが分かります。
ラプンツェルのランタンフェスティバルにも注目ラプンツェルの世界を実際に体験できる場所として知られるのが、東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」にある「ラプンツェルのランタンフェスティバル」です。
このアトラクションは、年に一度のランタンフェスティバルへ向かうボートの旅を楽しむライド型施設です。映画のさまざまな場面を巡りながら、ラプンツェルとフリンの物語を追体験できます。
東京ディズニーリゾートの公式施設情報によると、所要時間は約5分、定員は16名です。映画の象徴的なランタンの場面を、パークならではの演出で楽しめます。
ここで注意したいのは、アトラクションの名称にラプンツェルが含まれていることと、中川翔子の声優出演歴は別の情報だという点です。映画やテレビシリーズの吹き替えキャストと、パーク内アトラクションの案内は分けて理解する必要があります。
【2026年最新】実写版ラプンツェルのキャストは誰?ティーガン・クロフトとマイロ・マンハイム
2026年の大きなニュースが、ディズニーによる実写版『塔の上のラプンツェル』のキャスト発表です。
2026年1月7日、ディズニーは主人公ラプンツェル役にティーガン・クロフト、フリン・ライダー役にマイロ・マンハイムを起用すると発表しました。
ラプンツェル役はティーガン・クロフトティーガン・クロフト(Teagan Croft)はオーストラリア出身の俳優です。
DC作品『Titans/タイタンズ』でレイチェル・ロス(レイブン)を演じたほか、Netflix映画『トゥルー・スピリット』などへの出演でも知られています。
アニメーション版ではマンディ・ムーアが英語版のラプンツェルを演じましたが、実写版ではティーガン・クロフトが新たにその役を引き継ぎます。
フリン・ライダー役はマイロ・マンハイムマイロ・マンハイム(Milo Manheim)は、ディズニー・チャンネルの映画シリーズ『ゾンビーズ』で知られる俳優・歌手です。
実写版では、ラプンツェルとともに冒険するフリン・ライダーを演じます。アニメ版でザッカリー・リーヴァイが担当した役を、ミュージカル作品にも出演経験のあるマイロ・マンハイムが引き継ぐ形です。
2026年8月のD23で追加キャストと公開日を発表2026年8月14日(現地時間)に開催されたディズニーのファンイベント「D23」では、実写版の新映像が披露され、追加キャストと公開時期についても情報が更新されました。
- ティーガン・クロフト:ラプンツェル役
- マイロ・マンハイム:フリン・ライダー役
- キャスリン・ハーン:ゴーテル役
- ディエゴ・ルナ:新たに設定された役
- パトリック・マクファーソン、ヒューゴ・マクファーソン:スタビントン兄弟役
監督は『グレイテスト・ショーマン』などで知られるマイケル・グレイシー。脚本はジェニファー・ケイティン・ロビンソンが担当します。
ディズニー公式の2026年8月16日付発表では、実写版『塔の上のラプンツェル(仮題)』の全米公開日は2028年3月31日とされています。日本国内の公開日については、別途発表を待つ必要があります。
実写版の日本語吹き替えに中川翔子は出演する?ここはファンが気になるところですが、アニメ版の日本語吹き替えでラプンツェルを演じた中川翔子が、実写版でも同じ役を担当するとは決まっていません。
ティーガン・クロフトは実写映画の出演俳優であり、中川翔子は2011年のアニメーション映画とその後のシリーズにおける日本語版キャストです。両者は異なる作品・制作段階のキャスティングです。
2026年11月5日時点で、日本語吹き替え版のキャストや日本語版の歌唱担当については、正式な発表を待つ段階です。
【よくある誤解を整理】ラプンツェルと中川翔子に関する事実確認
ラプンツェルと中川翔子の関係を調べると、映画・テレビシリーズ・実写版・テーマパークの情報が一緒に検索結果へ表示されることがあります。混乱しやすいポイントを整理します。
誤解1:中川翔子は映画の歌を一曲も歌っていない?劇場版『塔の上のラプンツェル』では、ラプンツェルの歌唱部分を小此木麻里が担当しています。しかし、続編の『ラプンツェル あたらしい冒険』と『ラプンツェル ザ・シリーズ』では、中川翔子が歌唱も担当しています。作品によって答えが異なります。
誤解2:小此木麻里がラプンツェルのセリフも担当している?映画の日本語吹き替えでは、セリフが中川翔子、歌唱が小此木麻里です。小此木麻里は歌唱部分の担当であり、映画の通常のセリフを演じた声優ではありません。
誤解3:実写版でも中川翔子がラプンツェルを演じる?実写版のラプンツェル役はティーガン・クロフトです。日本語吹き替えの担当者については、2026年11月5日時点で正式発表されていません。
【ラプンツェルと中川翔子】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:塔の上のラプンツェルの声優は中川翔子ですか?
A1:はい。2011年公開の日本語吹き替え版で、主人公ラプンツェルのセリフを中川翔子が担当しています。
Q2:ラプンツェルの映画の歌は誰が歌っていますか?
A2:ラプンツェルの歌唱部分は小此木麻里が担当しています。「輝く未来」ではフリン役の畠中洋とデュエットしています。
Q3:「髪に風うけて」を歌っているのは中川翔子ですか?
A3:はい。2017年の『ラプンツェル あたらしい冒険』や『ラプンツェル ザ・シリーズ』で、中川翔子がラプンツェルの歌唱を担当しています。
Q4:2026年の実写版でラプンツェルを演じるのは誰ですか?
A4:ティーガン・クロフトです。フリン・ライダー役はマイロ・マンハイム、ゴーテル役はキャスリン・ハーンに決定しています。
中川翔子とラプンツェルの関係を正確に理解するためには、作品ごとに声優と歌唱担当を区別することが大切です。
2011年の劇場版では中川翔子がセリフを担当し、歌唱は小此木麻里が担当しました。その後、2017年の『ラプンツェル あたらしい冒険』からは中川翔子自身が歌唱にも参加し、「髪に風うけて」という楽曲を通じて新たな魅力を見せています。
さらに2024年には、本人が描き下ろしたラプンツェルのアートがディズニー公式商品として展開されました。声優・歌手としてだけでなく、イラストレーターとしても作品に関わったことは、長年のラプンツェル愛が別の形で実を結んだ出来事です。
そして2026年には、ティーガン・クロフトとマイロ・マンハイムを中心とする実写版のキャストが発表され、2028年の全米公開に向けて新たな展開が始まっています。
【プロの結論】ラプンツェル関連の情報を調べる際は、映画の吹き替えキャスト、劇中歌の歌唱者、テレビシリーズの出演者、実写版の出演者を分けて確認することが最も確実です。特に公式キャスト欄の「中川翔子(歌:小此木麻里)」という表記を押さえておけば、映画の歌声をめぐる疑問は解消できます。
中川翔子にとってラプンツェルは、一度きりの吹き替え出演ではなく、歌唱、シリーズ出演、そして描き下ろしアートへと広がった特別なキャラクターです。2028年の実写版公開に向けて、日本語吹き替えキャストの発表にも注目が集まりそうです。