漫画・アニメ『七つの大罪』に登場する豚といえば、メリオダスの相棒であり、移動酒場〈豚の帽子〉亭の看板豚・ホークだ。人間の言葉を話し、口は悪いものの仲間思い。店では残飯処理係を担当し、食いしん坊なマスコットとして物語を盛り上げている。
しかし、ホークの魅力はコミカルな言動だけではない。物語が進むにつれて、煉獄に由来する本当の正体、本名マイルド、魔神王による監視の役割、そして兄ワイルドとの関係が明らかになる。加えて、2026年現在の続編『黙示録の四騎士』では、かつての姿からは想像できない「煉獄王ホーク」として登場している。
【まず結論】『七つの大罪』に登場する豚は看板豚ホーク

『七つの大罪』で豚の姿をした主要キャラクターは、ホークである。ピンク色の体と人間の言葉を話す能力が特徴で、主人公メリオダスと行動を共にする相棒的な存在だ。
テレビ東京アニメ公式のキャラクター紹介では、ホークは「人間の言葉を話すことができる豚」として紹介されている。口が悪く、自分を最強の戦士だと思い込んでいる一方、根は優しい性格。強気な態度と実際の戦闘能力とのギャップが、キャラクターの大きな魅力になっている。
ホークの基本プロフィール- 名前:ホーク
- 本名:マイルド
- 種族:煉獄の生物
- 外見:ピンク色の豚
- 声優:久野美咲
- 主な役割:〈豚の帽子〉亭の看板豚・給仕・残飯処理係
- 親しい仲間:メリオダス、エリザベス、バンたち
- 実兄:ワイルド
注目したいのは、ホークが〈七つの大罪〉の正式な七人の団員ではないことだ。彼は団長メリオダスの友人であり、旅を支える仲間として活躍する。
物語の中心にいる七人の騎士とは異なる立場ながら、ホークは冒険の始まりから重要な局面まで同行している。単なるマスコットではなく、物語をつなぐ存在でもある。
【声優と豚の帽子亭】久野美咲が演じるホークの役割とは?
ホークの声を担当するのは、声優の久野美咲(くの・みさき)。テレビアニメ『七つの大罪』の各シリーズでホークを演じている。
テレビ東京の公式キャスト情報や、制作会社スタジオディーンのキャラクター紹介でも、ホークの担当声優として久野美咲の名前が掲載されている。
ホークの声がキャラクターの魅力を引き立てるホークは、偉そうな態度で仲間に文句を言ったり、食べ物の話になると目の色を変えたりするキャラクターだ。
一方で、仲間が危機に陥った際には、自分の身を顧みず行動することもある。こうした生意気さと優しさの両面を表現するうえで、久野美咲の声の演技は大きな役割を果たしている。
特に、戦闘時の掛け声やメリオダスとの掛け合いでは、普段のコミカルな雰囲気とは異なる一面も楽しめる。
久野美咲の2026年現在の所属事務所久野美咲は2026年4月1日付で、オフィスリスタートに所属した。同事務所の公式発表にも新加入のお知らせが掲載されている。
『七つの大罪』でホークを演じた声優として知られる久野美咲は、作品以外でもさまざまなアニメキャラクターを担当している。ホークの声をきっかけに、ほかの出演作品をチェックする楽しみもある。
〈豚の帽子〉亭での仕事は残飯処理係ホークのもう一つの重要な役割が、移動酒場〈豚の帽子〉亭での仕事だ。
公式キャラクター情報では、ホークは給仕兼残飯処理係として紹介されている。特に残飯処理係という肩書きは、彼を象徴する設定の一つだ。
メリオダスが料理を作り、仲間たちが食事を楽しむ。その一方で、残った料理を食べるのがホークの役目である。本人も残飯の量を増やしてもらうことに並々ならぬ情熱を注いでいる。
また、〈豚の帽子〉亭は普通の固定店舗ではない。巨大な豚であるホークママが酒場を背負い、ブリタニア各地を移動する仕組みになっている。
つまり、ホークは看板豚として店を盛り上げ、ホークママは店舗そのものを運ぶという、親子と呼ばれる二匹がそれぞれ異なる役割を担っている。
【仲間との関係】ワイルドは兄?ホークママの正体も解説
ホークの人間関係を理解するうえで欠かせないのが、メリオダス、ワイルド、ホークママの存在だ。
特にワイルドとの関係は、煉獄でのエピソードによって明らかになる。序盤のコミカルなキャラクター像から一転し、ホークにも生き別れた家族との物語があったことが判明する。
ホークとワイルドは実の兄弟ワイルドは煉獄に住む巨大な生物で、ホークとよく似た姿をしている。
アニメ『七つの大罪 憤怒の審判』の公式ストーリーでは、第2話「未知との遭遇」で、煉獄に向かったバンとメリオダスの前にワイルドが登場する。
その後の展開で、ワイルドはホークの兄であることが判明する。ホークの本名がマイルドであることも、この兄弟関係に関わる重要な情報だ。
ホークは幼い頃に煉獄から連れ去られ、兄と離れ離れになっていた。ワイルドとの再会は、ホークが単なる酒場のマスコットではなく、故郷と家族を持つ存在であることを示すエピソードになっている。
ホークママの正体は「混沌」を封じた器ホークママは、〈豚の帽子〉亭を背中に載せて移動する巨大な豚だ。ホークの母親として登場し、物語の序盤からメリオダスたちの旅を支えている。
しかし、原作終盤で明かされる正体は、普通の巨大な豚ではない。
ホークママの正体は、世界や種族の創造に関わる混沌を封じていた器だった。魔神王や最高神よりも古い存在である混沌が、ホークママの身体を器として存在していたのである。
最終盤では、混沌がアーサー・ペンドラゴンの中に移り、ホークママの身体は抜け殻として残る。
この展開によって、長らく謎だった巨大な豚の正体と、アーサーが混沌の王になる展開が結びつく。
なお、ホークママは作中で母親として呼ばれているが、ホークの本来の出自は煉獄にある。一般的な豚の生物学的な親子関係と同じ設定ではない点にも注目したい。
主要キャラクターとの関係一覧| キャラクター | ホークとの関係 | 物語上の重要性 |
|---|---|---|
| メリオダス | 友人・相棒 | 一緒に旅をし、〈豚の帽子〉亭を運営する |
| エリザベス | 仲間 | 酒場の仕事や冒険を通して交流する |
| バン | 仲間・師匠と呼ぶ関係 | 煉獄でのホークの出自に関わる物語を共有する |
| ワイルド | 実兄 | 煉獄で生き別れた家族との再会を果たす |
| ホークママ | 母親として呼ばれる存在 | 混沌を封じていた器という驚きの正体が明らかになる |
| 魔神王 | 監視する側とされる側 | ホークの目を通してメリオダスを監視していた |
| アーサー | ホークママの正体に関係する人物 | 混沌を宿し、混沌の王として覚醒する |
【ホークの正体と過去】魔神王の監視の目だった理由
ホークの正体に関する最大の謎は、なぜ普通の豚に見える彼が、魔神王とメリオダスの物語に深く関わっていたのかという点だ。
その答えは、ホークが煉獄から来た生物だったことにある。
本当の名前はマイルドホークの本名はマイルド。彼はブリタニアの普通の豚ではなく、煉獄で生まれた生物だった。
煉獄は、通常の生物にとって生存が極めて困難な場所である。そこに適応したホークは、地上の生物とは異なる性質を持っていた。
魔神王との関係が明らかになると、ホークがこれまで何度も危険な状況を生き延びてきたことにも意味が生まれる。
魔神王はホークの目を通してメリオダスを監視していたテレビ東京の公式ストーリー紹介では、『七つの大罪 神々の逆鱗』第17話「ボクたちの選択」において、魔神王がホークの目を通してメリオダスたちを監視していた事実が明らかになる。
ホークの目は煉獄とつながっていた。魔神王はそのつながりを利用し、メリオダスの動向を見続けていたのである。
つまり、ホークは本人が知らないところで、魔神王の監視装置のような役割を担わされていた。
ここで重要なのは、ホーク自身が魔神王の仲間として行動していたわけではないという点だ。彼は事情を知らないまま、監視のために利用されていた存在だった。
ホークの過去が物語にもたらした意味ホークの正体が判明したことで、序盤から描かれていた異常な頑丈さや煉獄とのつながりが一つの線につながる。
また、魔神王がメリオダスを監視するためにホークを利用していたという設定は、仲間との日常に潜んでいた大きな秘密でもあった。
最初は食べ物のことばかり考えているように見えたホークが、実は三千年に及ぶメリオダスとエリザベスの運命に関わる存在だった。この意外性こそ、ホークの正体が明らかになる場面の見どころだ。
【強さと能力】ホークの魔力「変身(トランスポーク)」とは?
ホークは自分を最強の戦士だと思っているが、物語序盤の公式キャラクター紹介では、戦闘能力は皆無と紹介されている。
実際、七つの大罪のメンバーや強力な魔神族と比較すると、通常時のホークは戦闘向きのキャラクターではない。
しかし、物語が進むにつれて、彼には意外な能力が備わっていることが判明する。
魔力は「変身(トランスポーク)」ホークがドルイドの試練を経て身につけた魔力が、変身(トランスポーク)だ。
この能力は、魔力を持つ生物を食べることで、その生物の特徴や能力を一時的に取り込むもの。食べた生物に応じて姿まで変化する。
例えば、暴龍を食べた場合にはドラゴンのような姿になり、炎を吐くなど、その生物が持つ特性を利用できる。
また、赤色魔神の能力を取り込んだ際には、強烈な臭いを放つ「残飯息吹(ざんぱんブレス)」を使用した。
食べることが日常の楽しみであるホークにとって、食事そのものが戦闘能力につながるという、非常にユニークな設定だ。
ホークの代表的な技- 変身(トランスポーク):魔力を持つ生物を食べ、その特徴や能力を取り込む。
- ローリング・ハム・アタック:回転しながら相手に突進する技。
- スーパー・ロース・イリュージョン:高速移動によって残像を生み出し、相手に体当たりする技。
- フォゲット・ミール:気配を消して相手の死角から攻撃する技。
- 残飯息吹:赤色魔神の能力を取り込んで使用する強烈な息吹。
これらの技は、ホークが自称するほど圧倒的な戦士ではないことを踏まえると、ユーモアのある能力としても楽しめる。
ホークは本当に弱いのか?ホークの強さを判断するときには、通常時と能力使用時、さらに物語終盤の煉獄での姿を分けて考える必要がある。
通常時の戦闘能力は低く、七つの大罪の主力メンバーと同じ基準で比較するのは難しい。一方、トランスポークによって相手に応じた能力を利用できるため、状況次第で思わぬ活躍を見せる。
そして、続編で煉獄王として登場するホークは、かつての残飯処理係とは明らかに異なる存在になっている。
ただし、煉獄王という肩書きだけで、あらゆるキャラクターより強いと断定することはできない。ホークの強さは、物語の進行とともに変化したものとして捉えるのが適切だ。
【最終回と2026年現在】ホークはどうなった?煉獄王として再登場
『七つの大罪』の本編終盤では、ホークにも大きな転機が訪れる。
魔神王との決戦が終わり、仲間たちがそれぞれの道を歩み始めるなか、ホークは自分の過去と向き合うことになる。
魔神王との決戦後、兄ワイルドと再会魔神王が倒された後、ホークは兄ワイルドとの再会を果たす。
煉獄から連れ去られたことで長く離れ離れになっていた兄弟が、再びつながる展開は、ホークの物語における重要な区切りとなった。
ホークはメリオダスたちとの旅を通じて仲間との絆を築いた一方、自分の生まれた場所や家族との関係も取り戻していく。
食べることが大好きなコミカルな豚として始まったホークの物語は、煉獄という故郷へつながる物語へと発展したのである。
続編『黙示録の四騎士』では煉獄王ホークに2026年現在、ホークのその後を知るうえで重要なのが、鈴木央による正統続編『黙示録の四騎士』だ。
同作は『七つの大罪』の聖戦から16年後を舞台に、新たな主人公パーシバルたちの冒険を描いている。
講談社が公開している2026年9月16日発売の第28巻の紹介では、ホークは「煉獄王ホーク」として登場する。
加えて、七つの大罪がキャス・パリーグを撃退する戦いに加勢したことも紹介されている。
かつてはメリオダスの料理の残飯を食べていたホークが、続編では煉獄王として戦いに関わっている。この変化は、前作から読み続けている読者にとって大きな見どころだ。
アニメと漫画では現在の情報を分けて考えるここで注意したいのは、アニメ版の『七つの大罪』本編と、漫画版の続編『黙示録の四騎士』では、描かれている時間軸が異なることだ。
テレビアニメ『七つの大罪 憤怒の審判』は2021年6月23日に最終話が放送された。一方、漫画『黙示録の四騎士』はその後の世代を描く作品として連載が続いている。
2026年のホークの活躍を追うなら、前作の最終回だけでなく、続編のコミックスも確認する必要がある。
【七つの大罪の豚・ホーク】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:『七つの大罪』に登場する豚の名前は何ですか?
A1:ホークです。メリオダスの友人で、移動酒場〈豚の帽子〉亭の看板豚として給仕兼残飯処理係を担当しています。
Q2:ホークの本当の正体は何ですか?
A2:煉獄出身の魔生物です。本名はマイルドで、魔神王がメリオダスを監視するために利用していました。ホークの目は煉獄とつながっています。
Q3:ホークの声優は誰ですか?
A3:久野美咲です。テレビアニメ『七つの大罪』のシリーズでホークを演じています。
Q4:ホークとワイルドはどんな関係ですか?
A4:実の兄弟です。ホークが煉獄から連れ去られたことで離れ離れになりましたが、魔神王との決戦後に再会します。
Q5:ホークママの正体は何ですか?
A5:普通の巨大な豚ではなく、世界の創造に関わる混沌を封じていた器です。終盤では混沌がアーサーに移り、ホークママの身体は抜け殻として残ります。
Q6:ホークにはどんな魔力がありますか?
A6:変身(トランスポーク)です。魔力を持つ生物を食べることで、その生物の特徴や能力を一時的に取り込めます。
Q7:ホークは最終回後にどうなりましたか?
A7:兄ワイルドとの再会を果たし、続編では煉獄王として登場します。2026年発売の『黙示録の四騎士』28巻でも、七つの大罪を助ける活躍が紹介されています。
『七つの大罪』に登場する豚・ホークは、メリオダスの相棒であり、〈豚の帽子〉亭の看板豚として仲間たちを支える存在だ。
声優は久野美咲。給仕兼残飯処理係というコミカルな役割を持ちながら、物語の進行によって本名マイルド、煉獄出身という正体、魔神王の監視の目という重大な秘密が明らかになった。
加えて、兄ワイルドとの再会や、ホークママの正体である混沌とアーサーの関係など、ホークの周囲には作品全体の世界観につながる重要な設定が隠されている。
2026年現在は『黙示録の四騎士』で煉獄王として活躍しており、初登場時の残飯処理係という肩書きからは想像できないほど存在感を増している。
ホークの魅力を深く知りたい人には、前作の序盤だけでなく、煉獄編、魔神王との決戦、そして続編まで読み進めることをおすすめしたい。笑いを届けるマスコットから、仲間と家族を持つ一人の重要人物へ。ホークの歩んだ道のりには、『七つの大罪』という作品の魅力が凝縮されている。
編集部確認資料・主な出典
- テレビ東京アニメ公式「七つの大罪 憤怒の審判」キャラクター・ストーリー情報
- 『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』公式キャラクター相関図
- 『七つの大罪 戒めの復活』公式キーワード集
- 講談社『七つの大罪(41)』『黙示録の四騎士(28)』
- オフィスリスタート公式発表