2027年の大谷翔平について、明るい材料となったのが10月21日のドジャース側の説明だ。フリードマン編成本部長は、2027年シーズンの開幕時点で大谷が健康な状態に戻っていることを期待し、投手としても復帰する見通しを示した。
加えて、今回の右上腕二頭筋と左膝の問題については、手術を必要としないとの判断が示されている。少なくとも手術による長期離脱を前提に復帰時期を考える状況ではなくなった。
大谷本人もシーズン終了後、来季の投手復帰について明確に意思表示している。
「もちろん、そうです。来年はもっといいシーズンにしたいと思っています」
ただし、復帰の意思と実際の先発登板日は別の問題だ。球団は2027年の開幕から先発ローテーションに入れるかどうかを含め、慎重に検討している。
2027年に考えられる3つの復帰シナリオシナリオ1:開幕から先発ローテーションに復帰
オフシーズンの治療とトレーニングが順調に進み、春季キャンプで十分な投球量を確保できれば、開幕から先発投手として起用される可能性がある。ただし、球団が開幕時のローテーション入りを確約したわけではない。
シナリオ2:開幕後に段階的に先発復帰
より慎重な選択肢は、開幕時点では打者として出場し、投球調整の進み具合を見ながらシーズン途中に先発ローテーションへ加わる形だ。フリードマン編成本部長が示した「最初の1カ月をどう管理するか」という考え方にも合致する。
シナリオ3:投手としての登板数を抑えた二刀流運用
先発復帰そのものは実現しても、従来と同じ登板間隔や投球回数を目指さず、投手としての負担を抑える可能性もある。打撃への影響やポストシーズンでのコンディションを考えれば、シーズン全体の投球量を調整する考え方は合理的だ。
現時点では、いずれのシナリオも正式決定ではない。特に開幕ローテーション入りについては、春季キャンプでの状態と球団の判断が大きく影響する。
2027年の登板スケジュールで注目すべき時期| 時期 | 注目ポイント | 現在の確定状況 |
|---|---|---|
| 2026年オフ | 治療・身体の回復・トレーニング再設計 | 本人が見直しを表明 |
| 2027年春季キャンプ | ブルペン投球・実戦形式の調整 | 個別日程は未発表 |
| 2027年開幕 | 先発ローテーション入りの可否 | 未確定 |
| 2027年シーズン序盤 | 投球量と打撃の両立 | 球団が慎重に検討 |
| 2027年シーズン中盤以降 | 登板間隔・投球回数の安定 | 現時点で予測段階 |
ファンが最初に確認したいのは、春季キャンプでのブルペン投球再開だろう。続いて、打者を相手にした実戦形式の投球、登板後の身体の状態、球速や制球の安定性が重要になる。
2027年の最初の先発登板日を予測するには、こうした段階を一つずつ確認する必要がある。現段階で具体的な日付を断定することはできない。
【プロの結論】大谷翔平の復帰を判断するために見るべき3つのポイント

2026年の大谷の負傷から読み取れる最大の教訓は、二刀流の復帰を単純な故障箇所の回復だけで判断できないことだ。
大谷は2026年に防御率1.79という優れた成績を残した。それでも、左膝の不調が投球動作に影響し、右上腕二頭筋にも違和感が生じたことで、最終的に約3カ月間マウンドから遠ざかった。
2027年の復帰を評価する際には、次の3点を重視したい。
1. 左膝と右上腕二頭筋の両方が安定しているか一方の症状だけが改善しても、もう一方に負担が残っていれば十分な投球は難しい。下半身から上半身への力の伝達が正常に戻り、投球後にも痛みや違和感が再発しないことが第一条件になる。
2. 投手と打者の負担を分けて管理できるか2026年は、投球調整を進める時期と打撃成績が低下した時期が重なった。MLB公式のシーズン分析でも、球団が投球と打撃の負担をどう組み合わせるかが今後の課題として取り上げられている。
2027年は登板翌日の休養、打撃練習の量、遠征時のコンディション管理などを含め、シーズン全体を見通した起用法が重要になる。
3. 10月に最高の状態を維持できるかドジャースにとって大谷の価値は、レギュラーシーズンの勝利数や奪三振数だけではない。ポストシーズンで打者と投手の両方として活躍できることに大きな意味がある。
2026年は投手としてポストシーズンに出場できなかった。2027年は開幕から無理に登板数を増やすよりも、秋まで二刀流を維持できる身体づくりと起用計画が優先される可能性がある。
フリードマン編成本部長も、レギュラーシーズンでの貢献と10月のコンディションを両立させる必要性を強調している。大谷の先発復帰を判断するうえでは、最初の登板日だけでなく、年間を通じて投げ続けられるかどうかが本当の評価基準になる。
【大谷翔平の先発予定】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:大谷翔平の次回登板予定はいつですか?
A1:2026年11月2日現在、次回登板日は発表されていない。2026年は7月3日のパドレス戦が最後の先発で、ポストシーズンも投手としての登板はなかった。次の復帰機会は2027年シーズンとなる見込みだ。
Q2:大谷翔平の2026年最後の登板結果は?
A2:7月3日のパドレス戦で6回7安打3失点、9奪三振、2四球だった。クオリティースタートを達成したが、右上腕二頭筋の違和感で打席では代打が送られた。
Q3:大谷翔平の2026年の防御率は何点ですか?
A3:レギュラーシーズンの防御率は1.79。14先発で8勝2敗、85回2/3を投げて95奪三振、WHIPは0.95だった。
Q4:大谷翔平はポストシーズンで投手として登板しましたか?
A4:登板していない。2026年のポストシーズンでは打者として出場し、26打数5安打、打率.192、1本塁打、3打点を記録した。
Q5:右上腕二頭筋と左膝の故障は手術が必要ですか?
A5:2026年10月21日の球団発表では、フリードマン編成本部長が両方の負傷について手術は必要ないとの見通しを示した。2027年シーズン開幕時の健康な状態を期待している。
Q6:大谷翔平は2027年の開幕から先発投手として復帰しますか?
A6:開幕から先発ローテーションに入るかは未定。本人は投手復帰を明言し、球団も期待しているが、投球調整の進み具合によっては開幕後の段階的な復帰も考えられる。
Q7:大谷翔平の2027年の初登板日は決まっていますか?
A7:具体的な初登板日は公表されていない。春季キャンプでの投球調整や実戦形式の登板などを経て、球団が判断することになる。
大谷翔平の2026年最後の先発登板は7月3日のパドレス戦だった。左膝の炎症と右上腕二頭筋の違和感によって投球調整が難航し、9月には今季の投手復帰を断念。ポストシーズンも打者に専念する形でシーズンを終えた。
それでも、2026年の投手成績は14先発、8勝2敗、防御率1.79、95奪三振と優秀だった。投手としての能力を失ったわけではなく、身体の状態を整えることが次の課題となっている。
10月21日にはフリードマン編成本部長が手術不要との見通しを示し、2027年の投手復帰に期待を表明。大谷本人も二刀流継続を明言した。復帰への道筋は見えてきたものの、開幕からローテーションに入るかどうかはまだ分からない。
今後の注目要点は、春季キャンプでの投球再開、ブルペンでの状態、実戦登板の可否、そしてドジャースが発表する先発ローテーションだ。2027年の大谷翔平に期待されるのは、単なるマウンド復帰ではない。打者としても投手としても、シーズン最後まで力を発揮できる完全な二刀流への復活である。
主な情報源:MLB公式サイト、ロサンゼルス・ドジャース公式発表、MLB公式選手成績、2026年10月21日付の球団シーズン終了後会見。