東京の春を象徴する景色といえば、満開の桜と東京スカイツリーが織りなす美しい風景です。2026年は、東京スカイツリーの春イベント「THE Sakura SKYTREE~空の上の桜に、会いに行く~」が2月26日から4月14日まで開催され、地上350メートルの天望デッキに桜の装飾やフォトスポットが登場しました。桜をイメージした限定カフェメニューや特別映像、夜間のライティングも話題となった企画です。
一方、隅田川沿いでは3月15日から4月5日まで隅田公園桜まつりが開催され、約510本の桜と東京スカイツリーの共演が楽しめました。さらに墨田区側では第44回墨堤さくらまつりも実施。この記事では、2026年の公式発表と気象データをもとに、展望台の桜装飾、限定グルメ、桜の見頃、夜桜ライトアップ、撮影スポット、アクセスを詳しく整理します。なお、2026年の各イベントは11月5日現在、すでに終了しています。
【2026年最新】桜スカイツリーとは?春イベントの開催期間と全体像

桜スカイツリーとは、東京スカイツリーの展望台で楽しむ春限定の桜演出と、隅田川・隅田公園から眺める桜とタワーの景色を組み合わせた春の観光の楽しみ方です。
2026年の中心となったのが、東武タワースカイツリー株式会社が2月12日に発表した「THE Sakura SKYTREE~空の上の桜に、会いに行く~」です。
イベントのテーマは「空×桜」。地上の桜並木を眺めるだけではなく、展望台の装飾、映像、飲食、夜間照明まで、桜を複数の角度から楽しめる企画でした。
2026年の主な開催情報
- イベント名:THE Sakura SKYTREE~空の上の桜に、会いに行く~
- 開催期間:2026年2月26日(木)~4月14日(火)
- 主な会場:東京スカイツリー天望デッキ フロア350・340
- カフェ会場:天望デッキ フロア350「SKYTREE CAFE」
- 関連施設:東京スカイツリー5階「SKYTREE SHOP」
注目したいのは、イベントの終了日が隅田公園の桜まつりより9日遅かったことです。地上の桜まつりが終わった後も、スカイツリーでは4月14日まで春の演出を楽しめる日程になっていました。
つまり、2026年は自然の桜を楽しむ期間と、展望台で桜の世界観を楽しむ期間が完全には一致していませんでした。この違いを理解しておくと、旅行や観光の日程を組み立てやすくなります。
【展望台の見どころ】THE Sakura SKYTREEの桜装飾と限定カフェメニュー
2026年の東京スカイツリーで特に注目されたのは、天望デッキのフロア350と340を使った桜の装飾です。
単に桜色の飾りを並べるのではなく、和柄や和傘、障子を連想させる意匠を取り入れ、日本の春を表現した空間が設けられました。
天望デッキ350・340のフォトスポットフロア350では、満開の桜と美しい和柄を組み合わせた装飾が登場。窓の外に広がる東京の景色と、室内の桜の演出を一緒に写真へ収められる構成でした。
また、筆の流れを思わせるデザインで春風や舞い散る花びらを表現した撮影スポットも用意されました。天候に恵まれれば、富士山を背景にした撮影も楽しめる設計です。
フロア340には、丸い窓をイメージした撮影スポットが登場。障子越しに桜を眺めるような構図で、和の雰囲気を感じられる空間になっていました。
WISH RIBBONも春限定の桜色にフロア350のモニュメント「WISH RIBBON」もイベント仕様に変化しました。
願い事を書いたリボンを結びつけるこのモニュメントでは、期間限定のリボンがピンク色になり、「WISH」の演出照明も桜をイメージした色合いに変更されました。
景色を眺めるだけではなく、訪れた人自身が参加できる演出を組み込んだ点も、このイベントの特徴です。
東京スカイツリーの桜カフェメニューは何があった?天望デッキ350の「SKYTREE CAFE」では、イベント限定の桜をイメージしたドリンクとスイーツが販売されました。
公式発表に掲載された主なメニューと税込価格は次のとおりです。
| メニュー | 価格(税込) |
|---|---|
| 桜結 -SAKURA MUSUBI- | 1,200円 |
| 桜雫 -SAKURA SHIZUKU- | 1,200円 |
| 春のあわ -HARU NO AWA- | 980円 |
| 春の桜みるく -HARU NO SAKURAMIRUKU- | 980円 |
| ドーナツ・さくらもち味 | 600円 |
| ドーナツ・さくらスカイバニラ味 | 600円 |
ドリンクにはアルコール・ノンアルコールのメニューがあり、日本酒を使った飲み物も企画に含まれていました。
ドーナツは100%植物性食材を使用したヴィーガン・グルテンフリーの商品として紹介されています。桜をイメージしたドリンクと組み合わせれば、展望台からの景色とともに春らしいカフェタイムを楽しめる内容でした。
販売場所はフロア350のSKYTREE CAFE。営業時間は平日が10時から21時45分、土日祝日は9時から21時45分で、ラストオーダーはいずれも21時15分でした。
加えて、春限定のフォトサービスでは、背景に桜の花びらを合成した写真を1枚1,500円(税込)で購入できました。記念品を重視する人には、5階のSKYTREE SHOPで販売された1,200円(税込・数量限定)の刻印メダルキーホルダーも見逃せない企画でした。
【隅田公園桜まつり2026】510本の桜とスカイツリーの絶景を楽しむ
展望台の桜が人工的な装飾による春の演出であるのに対し、隅田公園の魅力は実際に咲く桜並木と隅田川の水辺の景色にあります。
台東区が発表した2026年の隅田公園桜まつりは、3月15日(日)から4月5日(日)まで。会場は隅田公園で、吾妻橋から桜橋の周辺が代表的な観賞エリアです。
台東区の公式案内によると、台東区側の隅田公園には約510本の桜があります。ソメイヨシノなどが隅田川沿いに咲き、川越しに東京スカイツリーを望めることが大きな特徴です。
2026年の東京の桜は3月19日開花、3月28日満開2026年の桜の見頃を振り返るうえで参考になるのが、気象庁の観測結果です。
東京管区気象台は2026年3月19日に東京のソメイヨシノの開花を発表しました。これは平年より5日早い開花でした。その後、気象庁は3月28日に満開を観測しています。
開花から満開までは9日間。隅田公園の桜まつりの開催期間と、東京の代表的な桜の満開時期が重なったことが分かります。
ただし、気象庁の観測は靖国神社の標本木を対象としたものです。隅田公園の個々の木が同じ日に満開になったという意味ではありません。川沿いの日当たりや樹木の状態によって開花状況は異なります。
2026年の実績から考えると、隅田公園で満開の桜を楽しむなら3月下旬が重要な時期でした。旅行の日程を決める場合は、イベント開催期間だけでなく、開花情報も合わせて確認することが大切です。
墨田区側では第44回墨堤さくらまつりも開催隅田川の桜を楽しむ際に混同しやすいのが、台東区側の「隅田公園桜まつり」と墨田区側の「墨堤さくらまつり」です。
2026年の墨堤さくらまつりは第44回として、3月20日(金)から4月5日(日)まで開催されました。
墨田区観光協会の案内によると、墨田区側にはソメイヨシノなど343本の桜があり、吾妻橋から桜橋付近まで約1キロメートルの桜並木が続きます。
地元町会による模擬店や花見茶屋、桜橋デッキスクウェアでの催しなども企画され、散策だけではない楽しみ方が用意されていました。
特に注目されたのが夜桜ライトアップです。開催期間中の点灯時間は18時30分~21時。ただし、天候や開花状況によってイベント内容が変更される場合がありました。
【徹底比較】スカイツリーの桜と隅田公園はどちらがおすすめ?
「桜スカイツリー」を楽しむ方法は、大きく分けて展望台で春の装飾を体験する方法と、地上から自然の桜並木を眺める方法の2つです。
それぞれの特徴を比較すると、次のようになります。
この比較で重要なのは、両者が競合する観光スポットではないという点です。
東京スカイツリーは、桜をテーマにした空間演出と都市のパノラマを楽しむ場所。隅田公園は、実際の桜と川の風景を身体で感じる場所です。目的が違うため、時間に余裕があれば両方訪れる価値があります。
桜宙~Sakura SKY~のライティングはいつ点灯した?東京スカイツリーでは、春の特別ライティング「桜宙(さくらそら)~Sakura SKY~」が実施されました。
演出のコンセプトは、広い春の大空に咲く桜を見上げる情景です。交点照明によって、風に吹かれて飛び立つ桜の花びらを表現しています。
点灯時間は開催日によって異なり、次のように設定されていました。
- 2月26日・27日:18時15分~22時
- 3月の指定日:18時45分~22時
- 4月の指定日:19時~22時
ここで注意したいのは、イベント期間中の毎晩必ず点灯するわけではなかったことです。対象日は公式発表で指定されており、点灯時間や内容が変更される場合もありました。
また、天望デッキでは「SKYTREE ROUND THEATER」による桜の特別映像も上映されました。1回約3分の映像で、展望デッキの窓ガラスを巨大スクリーンとして使用する夜間限定の演出です。
一方、墨堤さくらまつりのライトアップは、川沿いの実際の桜を照らすもの。東京スカイツリーの特別ライティングと公園の夜桜は、光の対象も鑑賞する場所も異なります。
【撮影スポットガイド】隅田川と桜とスカイツリーをきれいに撮る方法
隅田川沿いの最大の魅力は、桜だけでなく東京スカイツリー、橋、水面、船を一枚の風景として組み合わせられることです。
撮影場所によって写真の印象が大きく変わるため、目的に合わせてスポットを選ぶと満足度が高まります。
1. 隅田公園の川沿い桜と東京スカイツリーを一緒に撮影したいなら、まず訪れたいのが隅田公園の川沿いです。
桜の枝を手前に入れ、奥にスカイツリーを配置すると、春らしい奥行きのある構図になります。桜の花が咲きそろった時期は、川沿いの並木とタワーの組み合わせが印象的です。
2. 桜橋撮影スポットとして特におすすめしたいのが桜橋です。
桜橋は隅田川に架かる歩行者専用橋。台東区公式観光情報でも、幅が広く開放的で、隅田川を行き交う船や東京スカイツリーをゆっくり撮影できる場所として紹介されています。
橋の上からは両岸の景色を眺められ、川と桜並木を組み合わせた写真も撮影できます。橋そのものの特徴的なX字の形状も見どころです。
3. 言問橋周辺言問橋周辺は、東京スカイツリーと隅田川の景色を組み合わせたい人に適したエリアです。
橋の周辺から川沿いを眺めることで、桜並木だけでなく、橋や対岸の街並みも写真に取り込めます。散策しながら構図を探すのにも向いています。
4. 吾妻橋周辺吾妻橋周辺は、浅草観光と桜鑑賞を組み合わせやすい場所です。
浅草側から隅田川沿いを歩き、桜並木を眺めながらスカイツリー方面へ向かうルートを組めます。周辺には浅草の観光スポットや飲食店も集まっているため、花見の前後に立ち寄る場所にも困りません。
撮影を目的とするなら、昼間の青空だけでなく、日没前後の時間帯も狙い目です。空の色が変化する時間帯は、桜の淡い色とタワーのシルエットを一緒に表現しやすくなります。
隅田川の屋形船から見る桜も人気地上からの花見とは異なる体験を求めるなら、隅田川の屋形船も選択肢になります。
台東区の公式案内でも、屋形船に乗って両岸の桜並木を眺める花見が紹介されています。川の上から見る桜は、歩道からの景色とは異なり、連続する桜並木を広い視野で楽しめるのが魅力です。
船上からは橋の下を通過する場面や、水面越しの街並みなども楽しめます。運航日や料金、乗船時間は船会社やプランによって異なるため、利用する場合は各事業者の案内を確認する必要があります。
また、屋形船のほかに水上バスを利用する方法もあります。浅草周辺には水上バスの乗り場があり、隅田川の景色を船から楽しめる観光ルートが用意されています。
【浅草からのアクセス】スカイツリーと隅田公園を効率よく巡る方法
桜スカイツリーを満喫するなら、東京スカイツリーと浅草・隅田公園を一つの観光ルートに組み込む方法がおすすめです。
東京スカイツリーへのアクセス東京スカイツリーの最寄り駅は、東武スカイツリーラインの「とうきょうスカイツリー駅」と、東京メトロ半蔵門線などが利用できる「押上(スカイツリー前)駅」です。
特に押上駅は東京スカイツリーに直結しているため、初めて訪れる人にも分かりやすいアクセスです。
東京駅からはJR総武線快速で錦糸町駅へ向かい、東京メトロ半蔵門線に乗り換えて押上駅へ。公式アクセス案内では、東京駅から最寄り駅まで約20分と紹介されています。
隅田公園へのアクセス台東区側の隅田公園へは、浅草駅から徒歩で向かうのが便利です。
- 東京メトロ銀座線「浅草駅」:徒歩約3分
- 東武スカイツリーライン「浅草駅」:徒歩約3分
- 都営地下鉄浅草線「浅草駅」:徒歩約5分
墨田区側の隅田公園は、とうきょうスカイツリー駅や本所吾妻橋駅からもアクセスできます。
また、浅草と東京スカイツリーを徒歩で結ぶ「すみだリバーウォーク」も便利です。東武鉄道の鉄道橋に設置された歩道橋で、浅草とスカイツリータウンを結ぶ散策ルートとして利用できます。
おすすめの半日観光モデルコース両方の桜スポットを巡るなら、次の順番が効率的です。
東京スカイツリー・天望デッキ
展望台の桜装飾やフォトスポットを楽しむ。カフェや展望台からの眺望も満喫する。
すみだリバーウォーク
隅田川を渡りながら、橋や川沿いの風景を楽しむ。
隅田公園・桜橋周辺
桜並木を散策し、スカイツリーとの写真撮影を楽しむ。
浅草・吾妻橋周辺
浅草の街並みや飲食店を巡り、夕方以降は夜桜も楽しむ。
昼間は展望台と自然の桜を楽しみ、夕方から夜にかけて隅田川沿いへ移動すれば、異なる表情の東京スカイツリーを撮影できます。
なお、2026年の特別ライティングや夜桜ライトアップは指定日・指定時間での実施でした。夜の観光では、当日の点灯予定を確認しておくことが大切です。
【よくある質問】桜スカイツリーに関するFAQ
Q1:東京スカイツリーの桜イベント2026はいつ開催されましたか?
A1:THE Sakura SKYTREEは2026年2月26日(木)から4月14日(火)まで開催されました。天望デッキの桜装飾、限定カフェメニュー、特別映像、桜宙~Sakura SKY~のライティングなどが実施されました。現在は終了しています。
Q2:隅田公園の桜は何本ありますか?
A2:台東区の公式案内では約510本です。一方、墨田区側の墨堤には343本の桜があると墨田区観光協会が紹介しています。行政区域と案内対象が異なるため、数字を混同しないようにしましょう。
Q3:2026年の隅田公園の桜の見頃はいつでしたか?
A3:東京のソメイヨシノは2026年3月19日に開花し、3月28日に満開が観測されました。隅田公園でも3月下旬が主要な花見時期となりました。ただし、場所や木によって開花状況は異なります。
Q4:桜と東京スカイツリーを撮影するならどこがおすすめですか?
A4:隅田公園の川沿い、桜橋、言問橋周辺がおすすめです。特に桜橋は歩行者専用で、隅田川や東京スカイツリーをゆっくり撮影できるスポットとして台東区公式観光情報でも紹介されています。
Q5:桜宙~Sakura SKY~は毎日点灯されましたか?
A5:毎日ではありません。2026年は公式発表で指定された日に点灯し、開始時刻も18時15分、18時45分、19時と日程によって異なりました。点灯終了時刻はいずれも22時でした。
Q6:隅田公園の桜まつりは無料で楽しめますか?
A6:公園の散策や桜の鑑賞は基本的に無料です。ただし、屋形船や水上バス、飲食、周辺の有料施設を利用する場合は別途料金が必要です。
2026年の桜スカイツリーは、東京スカイツリーの展望台イベントと隅田川沿いの桜まつりという、2つの異なる魅力が重なった春の観光企画でした。
「THE Sakura SKYTREE」は2月26日から4月14日まで開催され、天望デッキの桜装飾、WISH RIBBON、限定カフェメニュー、桜の特別映像、桜宙~Sakura SKY~のライティングなど、多彩な演出が用意されました。
一方、隅田公園では約510本の桜が咲き、墨田区側では343本の桜が並ぶ墨堤さくらまつりも開催。桜橋や言問橋周辺からは、桜と隅田川、東京スカイツリーを一緒に楽しめました。
特に覚えておきたいのは、展望台と公園では桜の楽しみ方が根本的に異なることです。
- 写真映えや特別な空間を重視するなら: 東京スカイツリーの天望デッキ
- 自然の桜並木を歩きたいなら: 隅田公園
- 夜景と桜の組み合わせを楽しむなら: 桜宙の特別ライティングと墨堤の夜桜
- 川から桜を眺めたいなら: 隅田川の屋形船や水上バス
桜は開花から満開までの期間が短く、天候によって見頃も変わります。2026年の東京では3月28日に満開が観測されましたが、次の春に訪れる際は、イベントの開催日だけでなく、実際の開花状況とライトアップ日程を確認することが大切です。
東京スカイツリーの高さから眺める春の大都会と、隅田川の水辺に広がる昔ながらの桜並木。どちらか一方だけではなく、両方を巡ることで、浅草・押上エリアならではの春の魅力をより深く味わえます。