2026年11月3日現在、早稲田大学競走部の駅伝メンバーは、大学駅伝シーズンで大きな存在感を示している。11月1日に開催された第58回全日本大学駅伝では、早稲田大学が5時間03分31秒の大会新記録で優勝。2010年以来16年ぶり、通算6度目の全日本大学駅伝制覇を成し遂げた。
今回の優勝を支えたのは、工藤慎作や小平敦之ら4年生の経験だけではない。増子陽太、新妻遼己、本田桜二郎といった1年生が主要区間で結果を残し、鈴木琉胤や山口竣平ら中堅学年も安定した走りを披露した。2027年1月の箱根駅伝に向け、チームの選手層は大きな注目を集めている。
なお、全日本大学駅伝の早稲田大学登録メンバーについては、15人ではなく公式発表上は16人。実際にレースを走った8人と、登録メンバー全員を区別することが、正確な戦力分析の出発点になる。
【2026年最新版】早稲田大学競走部の駅伝メンバー16人を学年別に紹介

2026年度の早稲田大学競走部は、上級生の実績と下級生の勢いが融合したチーム構成になっている。
早稲田大学競技スポーツセンターが2026年10月30日に掲載した第58回全日本大学駅伝の事前エントリーによると、登録メンバーは以下の16人だ。
4年生:チームを支える経験豊富な主力- 小平敦之(政治経済学部・駅伝主将)
- 工藤慎作(スポーツ科学部)
- 増子陽季(人間科学部)
- 山崎一吹(スポーツ科学部)
4年生は、駅伝主将の小平敦之とエース格の工藤慎作が中心。大学駅伝での経験値が高く、レース展開を落ち着かせる役割を担う。
特に工藤は、箱根駅伝の山上りで実績を残してきた選手であり、長距離ロードへの対応力も強みだ。
3年生:チームの中核を担う世代- 瀬間元輔(スポーツ科学部)
- 山口竣平(スポーツ科学部)
- 吉倉ナヤブ直希(社会科学部)
3年生では、山口竣平の成長が際立つ。2026年の日本インカレでは10000m優勝を果たし、出雲駅伝でも区間賞を獲得。全日本大学駅伝では7区を担当し、50分58秒で区間3位に入った。
吉倉ナヤブ直希も注目選手の一人だ。出雲駅伝では1区を担当し、22分58秒で区間7位。全日本大学駅伝の登録メンバーにも選ばれており、長距離区間を担う戦力として期待される。
2年生:鈴木琉胤を中心とする成長株- 佐々木哲(スポーツ科学部)
- 鈴木琉胤(スポーツ科学部)
- 堀野正太(スポーツ科学部)
- 山田晃央(商学部)
2年生の中心選手は鈴木琉胤だ。2026年の全日本大学駅伝では5区を担当し、34分31秒で区間賞と区間新記録を獲得した。
堀野正太も全日本大学駅伝6区で区間3位と安定した結果を残している。鈴木だけに頼らず、複数の選手が長距離区間を担える点は、翌年以降のチーム編成を考えるうえで大きな材料となる。
1年生:2026年の最大のサプライズ- 上杉敦史(スポーツ科学部)
- 新妻遼己(スポーツ科学部)
- 本田桜二郎(スポーツ科学部)
- 増子陽太(スポーツ科学部)
- 若狭奏汰(文学部)
2026年度の早稲田大学を語るうえで欠かせないのが1年生の存在だ。
本田桜二郎は出雲駅伝2区で区間賞を獲得。全日本大学駅伝でも1区を走り、先頭と2秒差の27分47秒で区間2位につけた。
増子陽太と新妻遼己は、全日本大学駅伝の2区・3区で連続して区間新記録を樹立。大学入学後間もない段階で、全国規模の駅伝における勝負強さを証明した。
【全日本大学駅伝2026】大会新記録で優勝!8区間の結果と注目選手
2026年11月1日に行われた第58回全日本大学駅伝対校選手権大会は、早稲田大学にとって歴史的な大会となった。
愛知県の熱田神宮西門前から三重県の伊勢神宮内宮宇治橋前まで、全8区間106.8kmを走る伊勢路。早稲田大学は序盤から主導権を握り、最終的に5時間03分31秒でフィニッシュした。
従来の大会記録は2022年に駒澤大学が記録した5時間06分47秒。早稲田大学はこれを3分16秒更新し、16年ぶり6度目の優勝を果たした。
各区間の出走選手と記録- 1区・本田桜二郎(1年):27分47秒、区間2位。先頭と2秒差で襷をつないだ。
- 2区・増子陽太(1年):30分51秒、区間1位。区間新記録でチームを首位へ押し上げた。
- 3区・新妻遼己(1年):32分45秒、区間1位。再び区間新記録を樹立した。
- 4区・小平敦之(4年):33分24秒、区間4位。主将として首位を維持した。
- 5区・鈴木琉胤(2年):34分31秒、区間1位。3つ目の区間新記録を記録した。
- 6区・堀野正太(2年):36分55秒、区間3位。安定した走りで首位を守った。
- 7区・山口竣平(3年):50分58秒、区間3位。長距離区間で上位を確保した。
- 8区・工藤慎作(4年):56分20秒、区間1位。最終区間で優勝を決定づけた。
今回のレースで特筆すべきは、1年生3人を1~3区に並べた布陣だ。序盤の流れを作る役割を若手に託し、中盤から終盤を上級生と経験豊富な選手が支える構成だった。
結果は、その狙いが見事に機能したことを示している。
増子陽太と新妻遼己が連続区間新記録2区の増子陽太は11.1kmを30分51秒で走破。区間賞だけでなく区間新記録も獲得し、早稲田大学をトップへ押し上げた。
続く3区の新妻遼己も11.9kmを32分45秒で走り、区間新記録を達成。1年生が連続して区間記録を更新する展開は、今大会の象徴的な場面となった。
さらに5区では鈴木琉胤が34分31秒で区間新記録を樹立。早稲田大学は2区、3区、5区で区間新記録を記録し、チーム全体の大会新記録につなげた。
工藤慎作が最終8区で見せたエースの存在感最後の19.7kmを担当したのは工藤慎作。56分20秒で区間賞を獲得し、後続との差を保ったままフィニッシュした。
工藤の価値は、単純な5000mや10000mの持ちタイムだけでは測れない。長距離ロードでの経験、箱根駅伝の山上りで培った対応力、そして最終区間を任せられる精神的な安定感が強みだ。
花田勝彦駅伝監督も、大会後の活動報告で優勝を報告し、チーム最大の目標である箱根駅伝総合優勝に向けて取り組む考えを示している。
【学年別・関係性一覧】卒業予定者と2027年箱根駅伝の戦力を比較
ここで重要なのは、2026年11月時点の学年と、2027年1月の箱根駅伝に出場する際の学年を混同しないことだ。
2027年の箱根駅伝は1月2日・3日開催予定。現在の4年生も卒業前の最後の大会として出場資格がある。したがって、工藤慎作や小平敦之は、2027年の箱根駅伝でも重要な候補選手となる。
全日本大学駅伝の登録16人と実際の出走状況を整理すると、以下のようになる。
| 2026年度の学年 | 全日本登録メンバー | 11月1日の出走結果 | 箱根駅伝2027での注目点 |
|---|---|---|---|
| 4年生 | 小平敦之、工藤慎作、増子陽季、山崎一吹 | 小平4区、工藤8区に出走 | 最後の箱根駅伝。経験と安定感が武器 |
| 3年生 | 瀬間元輔、山口竣平、吉倉ナヤブ直希 | 山口7区に出走 | 最上級生としてチームの中核を担う |
| 2年生 | 佐々木哲、鈴木琉胤、堀野正太、山田晃央 | 鈴木5区、堀野6区に出走 | 鈴木・堀野を中心に主力区間への配置が期待される |
| 1年生 | 上杉敦史、新妻遼己、本田桜二郎、増子陽太、若狭奏汰 | 本田1区、増子2区、新妻3区に出走 | 箱根経験を積み、次世代の中心選手へ成長する可能性 |
この一覧から読み取れるのは、早稲田大学が特定の学年だけに依存していないことだ。
4年生は最後の大舞台を迎え、3年生はチームの中心へ、2年生は主力としての地位を確立しつつある。そして1年生は、すでに全国大会の主要区間で結果を残している。
混同しやすい「増子陽季」と「増子陽太」は別の選手早稲田大学の駅伝メンバーを調べる際に注意したいのが、増子陽季と増子陽太の名前の違いだ。
増子陽季は4年生、増子陽太は1年生であり、別の選手である。
増子陽季は全日本大学駅伝の16人登録メンバーに含まれる4年生。一方、増子陽太は2区で区間新記録を樹立した1年生だ。
検索結果や選手名簿を確認する際には、学年と漢字をセットで確認する必要がある。
【卒業予定者と次世代】工藤慎作・小平敦之から鈴木琉胤・新妻遼己へ
2026年度の早稲田大学競走部を考えるうえで、4年生の卒業による戦力変化は避けて通れない。
全日本大学駅伝の登録メンバーに含まれる4年生は、小平敦之、工藤慎作、増子陽季、山崎一吹の4人。2027年3月に卒業する予定の世代であり、2027年箱根駅伝は大学競技生活の集大成となる。
工藤慎作:長距離ロードと山上りの経験を持つエース工藤慎作は、2026年の早稲田大学を象徴する選手の一人だ。
2026年11月の全日本大学駅伝では8区19.7kmを56分20秒で走り、区間賞を獲得した。
早稲田大学競走部の公式プロフィールに掲載された主な自己ベストは以下のとおり。
- 5000m:13分38秒67
- 10000m:28分31秒87
- ハーフマラソン:1時間00分06秒
- マラソン:2時間07分34秒
特に2026年3月1日の東京マラソンでは2時間07分34秒を記録し、日本人5位となった。大学生としての駅伝実績だけでなく、フルマラソンでも高い走力を示している。
箱根駅伝では5区の山上りで実績を積んできた選手でもあり、2027年大会でも重要な存在となる。
小平敦之:駅伝主将としてチームをまとめる存在小平敦之は2026年度の駅伝主将。政治経済学部に所属し、早稲田実業高校出身の長距離選手だ。
2026年の全日本大学駅伝では4区を担当し、33分24秒で区間4位。首位を維持した状態で鈴木琉胤へ襷をつないだ。
自己ベストは5000m14分09秒87、10000m28分59秒94、ハーフマラソン1時間01分54秒。数字だけでは目立ちにくい部分もあるが、駅伝では区間順位とチームへの貢献度を合わせて評価する必要がある。
2027年箱根駅伝は主将として迎える最後の大会であり、チームをまとめる役割にも注目したい。
鈴木琉胤:箱根経験と全日本区間新記録を持つ2年生鈴木琉胤は2027年箱根駅伝の有力候補として名前が挙がる選手だ。
2025年の箱根駅伝では4区区間賞を獲得。2026年の全日本大学駅伝でも5区34分31秒で区間新記録を樹立した。
5000mの自己ベストは13分20秒64。トラックでのスピードと駅伝での実績を兼ね備えている点が魅力だ。
2027年1月には3年生となるため、チームの中心選手としての役割がさらに大きくなる可能性がある。
新妻遼己:1年生ながら区間新記録を持つ次世代エース候補新妻遼己は兵庫県の西脇工業高校出身。2025年の全国高校総体では5000m優勝を果たした実績を持つ。
大学進学後も順調に成長し、2026年の全日本大学駅伝では3区を32分45秒で走破。区間賞と区間新記録を獲得した。
自己ベストは5000m13分35秒33、3000m7分54秒30。箱根駅伝の距離やコースへの適応が進めば、今後の主力候補となる。
本田桜二郎・増子陽太:ルーキー世代の勢いは本物か本田桜二郎は鳥取城北高校出身。2026年の出雲駅伝では2区区間賞、全日本大学駅伝では1区区間2位という結果を残した。
5000mの自己ベストは13分32秒61。1500mでは3分37秒53を記録しており、スピード面でも高い能力を持つ。
増子陽太は学法石川高校出身で、5000m13分20秒35が自己ベスト。2025年の全国高校駅伝では1区区間賞を獲得している。
全日本大学駅伝の2区で区間新記録を達成したことで、大学駅伝でも即戦力としての存在感を示した。
この2人と新妻遼己が同じ学年にいることは、早稲田大学にとって大きな財産だ。
【箱根駅伝2027メンバー候補】区間エントリー前に注目したい選手と戦力分析
第103回箱根駅伝は2027年1月2日・3日に開催される。2026年の第102回大会で早稲田大学は総合4位となり、次回大会のシード権を獲得している。
したがって、予選会を経ずに本大会へ進むことができる。焦点は出場権ではなく、どの選手をどの区間に配置するかというチーム編成に移る。
ただし、2026年11月3日時点では、早稲田大学の箱根駅伝2027における正式な区間エントリーは公表されていない。以下は、全日本大学駅伝や出雲駅伝の結果、持ちタイム、過去の箱根実績を踏まえた候補分析だ。
往路の有力候補1区候補:吉倉ナヤブ直希、本田桜二郎、山口竣平
1区では、集団の流れを読みながら位置取りを行い、後続へ好位置で襷をつなぐ能力が求められる。
吉倉ナヤブ直希は出雲駅伝1区の経験を持つ。本田桜二郎も全日本大学駅伝1区で区間2位となり、序盤のレースに対応できることを示した。山口竣平もスピードとロード適性を備えた選択肢となる。
2区候補:増子陽太、鈴木琉胤、工藤慎作
箱根駅伝の花形である2区は、距離の長さとアップダウンへの対応が重要になる。
増子陽太は全日本大学駅伝2区で区間新記録を樹立した。鈴木琉胤もトラックとロードの両方で高い実績を持つ。工藤慎作は長距離ロードでの経験値が強みだ。
ただし、全日本の11.1kmと箱根の2区は距離もコース特性も異なる。全日本での区間賞だけで2区起用が決まるわけではない。
5区候補:工藤慎作、鈴木琉胤
山上りの5区は、平地の持ちタイムだけでは適性を判断しにくい区間だ。
工藤慎作は過去の箱根駅伝5区で好成績を残しており、山上りの経験という点では大きなアドバンテージを持つ。
鈴木琉胤も箱根駅伝4区区間賞の実績があり、ロードでの強さが際立つ。区間配置は、直前のコンディションや山への適性を含めて判断されると考えられる。
復路の有力候補復路では、長い距離を安定して走り切る力と、往路からの順位を維持する能力が問われる。
山口竣平は10000m27分59秒47の自己ベストを持ち、2026年の出雲駅伝5区で区間賞を獲得。全日本大学駅伝7区でも区間3位だった。
堀野正太は全日本大学駅伝6区で区間3位。鈴木琉胤とともに2年生世代の中心を担う存在だ。
また、新妻遼己や本田桜二郎は、大学駅伝での経験を積んだうえで復路の主要区間に挑戦する可能性もある。
2026年の新入生は次の箱根駅伝でどう成長するか2026年度に加入した長距離ブロックの新入生には、上杉敦史、鈴木勇飛、髙久拓己、高舘友杜、新妻遼己、本田桜二郎、増子陽太、水出依寿、若狭奏汰、和田寛らがいる。
このうち新妻、増子、本田、上杉、若狭は全日本大学駅伝の16人登録メンバーにも選ばれた。
2027年の箱根駅伝では、現在の1年生は2年生として迎えることになる。2026年に主要区間を経験した3人だけでなく、登録メンバー入りした選手たちがどこまで成長するかも要点だ。
【持ちタイム・歴代成績比較】早稲田大学の駅伝実力はどこまで戻ったのか
早稲田大学の2026年度チームを評価する際には、5000mや10000mの自己ベストだけでなく、駅伝の実績と長距離ロードへの適性を合わせて見る必要がある。
主要選手の持ちタイム比較- 山口竣平:5000m13分17秒19、10000m27分59秒47。
- 増子陽太:5000m13分20秒35。
- 鈴木琉胤:5000m13分20秒64。
- 本田桜二郎:5000m13分32秒61。
- 新妻遼己:5000m13分35秒33。
- 吉倉ナヤブ直希:5000m13分37秒61、10000m28分13秒07。
- 工藤慎作:5000m13分38秒67、10000m28分31秒87。
数字を見ると、山口竣平の10000m27分台、増子陽太と鈴木琉胤の5000m13分20秒台が目を引く。
特に増子陽太は、2026年の5000m13分20秒35が早稲田大学競走部の男子歴代ランキングでも上位に入る記録だ。鈴木琉胤も13分20秒64を持ち、スピード面で高い水準にある。
一方、工藤慎作の強みは、トラックの数字だけでは表現できない。ハーフマラソン1時間00分06秒、フルマラソン2時間07分34秒という実績が示すように、長距離ロードへの対応力が際立つ。
持ちタイムだけで箱根の区間適性を判断できない理由駅伝では、トラック競技の記録に加えて、以下の要素が重要になる。
- 20km前後の距離を走り切る持久力
- 上り坂や下り坂に対応する脚力
- 集団走や単独走でのペース管理
- 気温や風などの環境変化への対応
- 襷を受け取るタイミングや順位による心理的負担
そのため、5000mの自己ベストが速い選手が必ずしも箱根の主要区間で最適とは限らない。
早稲田大学の2026年度チームは、トラックでのスピードを持つ若手と、ロードで実績を積んだ上級生が共存している点が強みだ。
早稲田大学の箱根駅伝・全日本大学駅伝の歴代優勝回数早稲田大学は箱根駅伝の歴史において、長年にわたり上位を争ってきた伝統校である。
東京箱根間往復大学駅伝競走の公式記録によると、早稲田大学の箱根駅伝総合優勝は通算13回。最後の優勝は2011年の第87回大会だ。
一方、全日本大学駅伝は2026年の第58回大会で16年ぶり6度目の優勝を達成した。
2026年度の主な成績を振り返ると、次のようになる。
- 2026年1月・箱根駅伝:総合4位、10時間44分29秒。
- 2026年10月・出雲駅伝:2時間05分56秒の大会新記録で優勝。16年ぶり3度目。
- 2026年11月・全日本大学駅伝:5時間03分31秒の大会新記録で優勝。16年ぶり6度目。
出雲駅伝と全日本大学駅伝を連続して制したことで、早稲田大学は2026年度の大学駅伝三冠に王手をかけた。
【プロの結論】2026年度の早稲田は「エース依存」から「複数の勝負選手を持つチーム」へ2026年度の早稲田大学競走部を分析するうえで最も注目したいのは、主力選手の層の厚さだ。
従来、大学駅伝ではエースが大きく順位を押し上げる展開が注目されやすかった。しかし、今回の全日本大学駅伝では、1年生3人が序盤を担い、2年生の鈴木琉胤と堀野正太が中盤を支え、4年生の工藤慎作が最終区間を締めた。
これは、単独のスター選手に依存するのではなく、複数の学年に勝負できる選手が存在することを示している。
箱根駅伝2027で評価すべきなのは、単純な持ちタイムのランキングではない。卒業前の4年生がどこまで力を発揮するか、下級生が20km前後の距離に適応できるか、そして10区間全体で戦力をどう分配できるかが重要だ。
この3点がかみ合えば、早稲田大学にとって総合優勝を狙う現実的なチャンスが生まれる。
【よくある質問】早稲田駅伝メンバーに関する疑問を解決
Q1:早稲田大学の2026年全日本大学駅伝メンバーは15人ですか?
A1:いいえ。早稲田大学競技スポーツセンターが公表した公式エントリーは16人です。4年生4人、3年生3人、2年生4人、1年生5人で構成されています。実際に全日本大学駅伝を走ったのは、そのうち8人です。
Q2:工藤慎作は箱根駅伝2027に出場できますか?
A2:出場候補となります。2027年1月2日・3日の箱根駅伝は、2026年度の4年生にとって卒業前の最後の大会です。工藤慎作は全日本大学駅伝8区で区間賞を獲得しており、長距離ロードと山上りの実績もあります。
Q3:早稲田大学の駅伝主将は誰ですか?
A3:2026年度の駅伝主将は小平敦之です。政治経済学部4年生で、全日本大学駅伝では4区を担当。33分24秒で区間4位となり、首位を維持して襷をつなぎました。
Q4:2026年の全日本大学駅伝で区間新記録を出した選手は誰ですか?
A4:増子陽太、新妻遼己、鈴木琉胤の3人です。増子が2区、新妻が3区、鈴木が5区で区間新記録を樹立しました。
Q5:早稲田大学の箱根駅伝2027の正式メンバーは発表されていますか?
A5:2026年11月3日時点では、正式な区間エントリーは公表されていません。現段階では全日本大学駅伝の登録メンバーや各大会の成績から有力候補を分析する段階です。正式発表後は、登録選手と実際の区間配置を分けて確認する必要があります。
Q6:早稲田大学の箱根駅伝の優勝回数は何回ですか?
A6:通算13回です。最後の総合優勝は2011年の第87回大会。2026年の第102回大会では総合4位となり、第103回大会のシード権を獲得しています。
2026年度の早稲田大学競走部は、全日本大学駅伝で16年ぶり6度目の優勝を達成し、5時間03分31秒という大会新記録を打ち立てた。
その原動力となったのは、工藤慎作や小平敦之ら4年生の経験だけではない。増子陽太、新妻遼己、本田桜二郎という1年生の活躍、鈴木琉胤や堀野正太ら2年生の成長、山口竣平や吉倉ナヤブ直希ら3年生の安定感が組み合わさった結果だ。
2027年箱根駅伝では、卒業前の4年生が最後の力を発揮できる一方、下級生が次世代の主力として存在感を示すことになる。
特に注目したい選手は、長距離ロードの工藤慎作、主将の小平敦之、スピードと駅伝実績を持つ鈴木琉胤、そして全日本大学駅伝で区間新記録を達成した増子陽太と新妻遼己だ。
出雲駅伝、全日本大学駅伝に続く大学駅伝三冠を達成できるか。そして2011年以来となる箱根駅伝総合優勝に届くのか。
2026年度の早稲田大学は、伝統校の復活を結果で示し始めたチームだ。箱根駅伝2027の正式エントリーと区間配置が、次の大きな注目ポイントとなる。