今回のツアーは、兵庫・大阪・東京の3会場を巡る全9公演。11月25日の神戸ワールド記念ホールを皮切りに、大阪城ホールで2公演を行い、12月3日から日本武道館6公演へと続く。
日本武道館での6公演は、日本人男性ソロアーティストとして最多となる規模だ。テレビ朝日の報道では、6公演合計で約9万人の動員を予定している。
日本武道館6公演のスケジュール
東京・日本武道館2026.12.03 – 12.12

開場15:30/開演17:00(各公演共通)
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出典:矢沢永吉公式ツアー特設サイト。2026年11月2日時点。
6公演の日程は、12月3日から12日までの10日間に分散している。いわゆる6日連続開催ではなく、週末と平日を組み合わせたスケジュールだ。
全国ツアー全9公演の日程| 日程 | 会場 | 開演 |
|---|---|---|
| 11月25日(水) | 神戸ワールド記念ホール | 17:00 |
| 11月28日(土) | 大阪城ホール | 17:00 |
| 11月29日(日) | 大阪城ホール | 17:00 |
| 12月3日(木) | 日本武道館 | 17:00 |
| 12月5日(土) | 日本武道館 | 17:00 |
| 12月6日(日) | 日本武道館 | 17:00 |
| 12月9日(水) | 日本武道館 | 17:00 |
| 12月11日(金) | 日本武道館 | 17:00 |
| 12月12日(土) | 日本武道館 | 17:00 |
ツアー名の「Just keep going ~ロックの軌跡~」には、これまでの歩みを振り返るだけでなく、今後も前進し続けるというテーマが込められている。
武道館で6公演を実施すること自体が大きなニュースだが、今回は国内最年長の武道館公演記録も更新する節目となる。
【1977年から2026年へ】矢沢永吉の武道館歴代公演回数と記録
矢沢永吉と日本武道館の関係は、1977年8月26日に始まった。
この日、矢沢は日本人ソロロックアーティストとして初めて日本武道館でコンサートを開催した。ソロデビューからわずか2年ほどで、国内屈指の大舞台に立ったことになる。
その後も公演を重ね、2007年には通算100回、2017年には142回を達成。2023年12月には、ついに前人未到の150回に到達した。
2023年の通算150回達成には1年越しの背景があった150回目の公演には、特別な経緯がある。
当初、記念すべき150回目は2022年12月20日に予定されていた。しかし、矢沢の喉の不調によって公演は中止。公式サイトは振替日を2023年12月14日と発表した。
そして2023年12月14日、全国ツアー「Welcome to Rock’n’Roll」の日本武道館初日公演で、ついに通算150回を達成した。
当日は約1万4000人の観客が集まり、記念すべきステージを見届けた。単なる数字の更新ではなく、延期を経て実現した公演だったことも、この日の意味を大きくしている。
日本武道館の歴代記録と転換点| 年・時期 | 出来事 | 記録上の意味 |
|---|---|---|
| 1977年8月26日 | 初の日本武道館公演 | 日本人ソロロックアーティスト初 |
| 2007年 | 通算100回達成 | 前人未到の大台 |
| 2017年 | 通算142回達成 | 最多公演記録を更新 |
| 2021年12月 | 通算146回達成 | ソロアーティスト最多記録を更新 |
| 2022年12月 | 150回記念公演が中止 | 喉の不調により延期 |
| 2023年12月14日 | 通算150回達成 | 1年越しの記念公演 |
| 2025年12月 | 通算160回到達 | 自身の記録をさらに更新 |
| 2026年12月予定 | 武道館6公演 | 全公演実施なら通算166回となる計算 |
2021年の146回、2023年の150回、2025年の160回という記録の推移は、日刊スポーツの報道でも紹介されている。2025年12月時点で160回が最多記録となっている。
2026年の6公演がすべて実施されれば、160回からさらに6回増え、通算166回に到達する計算だ。
ここで押さえておきたいのは、2023年の150回が現在の最新記録ではないという点である。150回は歴史的な節目だが、その後も160回まで記録を伸ばしている。
【今回最大の見どころ】キャリア初の360度全方位ステージとは?
2026年の武道館公演で、記録と並んで注目されるのが360度全方位ステージだ。
矢沢永吉は今回、キャリア初となる360度全方位型のライブ演出に挑戦する。
テレビ朝日の報道によると、天井部分に360度見渡せるLEDスクリーンを設置し、客席のどの方向からも映像を楽しめる構成が予定されている。
360度ステージで何が変わるのか従来の正面型ステージでは、アーティストが向く方向や大型スクリーンの配置によって、客席の位置ごとに視覚的な体験が異なる。
一方、全方位型の演出では、ステージを特定の方向だけに向けない空間づくりが求められる。
今回の見どころは次の3点だ。
- 映像演出の広がり: 天井に設置される360度LEDスクリーンによって、全方向から映像を楽しめる構成。
- 会場全体の一体感: 正面席だけでなく、さまざまな方向の観客を意識した演出。
- 長年のライブスタイルへの新しい挑戦: 矢沢のパフォーマンスに、新しい空間演出を組み合わせる試み。
特に興味深いのは、過去の記録を更新するだけではなく、ステージそのものの見せ方まで変えようとしていることだ。
1977年から武道館に立ち続けてきたアーティストが、同じ会場で新しい演出に挑む。その対比こそ、今回の公演を象徴するポイントだろう。
なお、360度という言葉だけで、すべての座席から同じ距離・角度でステージを見られると考えるのは早計だ。実際の座席位置や視界は会場のステージ構成によって異なる。
【2026年チケット情報】SS席・S席の料金と全公演完売の状況
2026年ツアーのチケットは、公式発表で以下の価格が案内されている。
| 席種 | 料金(税込) | 内容 |
|---|---|---|
| SS席 | 28,000円 | 限定グッズ付きアップグレード席 |
| S席 | 18,000円 | 指定席 |
| A席 | 9,000円 | 一般席 |
| 立見 | 6,500円 | 一般席 |
特に注意したいのがSS席の仕組みだ。
SS席は最初から誰でも単独で申し込める通常の席種ではなく、S席を購入した人を対象としたアップグレード席として案内されている。
SS席には限定グッズが付属し、公式サイトではジュニアビーチタオル、トートバッグ、ピンバッジの3点が特典として紹介されている。
アップグレードは抽選制で、対象となる会員先行でS席を購入していることなどの条件が設けられていた。
2026年11月2日時点で全公演がSOLD OUT今回のツアーは、神戸・大阪・日本武道館を含む全9公演が完売している。
矢沢永吉公式サイトのツアー特設ページでも、各公演にSOLD OUTの表示が掲載されている。
武道館だけでなく全国ツアー全体が完売していることからも、今回の公演への関心の高さがうかがえる。
チケットを持っている人が確認したい入場ルール今回の公演では、紙チケットは発行されず、ticket boardの電子チケットが採用されている。
入場に必要な主な準備は次のとおり。
- ticket boardへの会員登録
- LIVE QR PLUSアプリのダウンロード
- 入場者本人の顔写真登録
- 指定された本人確認書類の準備
- 同行者への電子チケット分配
電子チケットのスクリーンショットでは入場できない。また、チケットの譲渡や転売は禁止されており、正規ルート以外で入手したチケットは無効になる場合がある。
公式サイトでは、公演直前トレード制度についても案内するとしている。チケットを探す場合は、非公式の転売サイトではなく、公式からの案内を確認することが大切だ。
【WOWOW・Lemino】12月3日の武道館公演は生中継・生配信
全公演完売という状況で、会場に足を運べないファンにとって大きなニュースとなったのが、12月3日の初日公演の映像配信だ。
WOWOWとLeminoの両サービスで生中継・生配信が決定している。
WOWOWライブ・WOWOWオンデマンド
17:00
12月3日(木)初日公演を放送・配信。放送・配信終了後はWOWOWオンデマンドで1か月間アーカイブ視聴が可能。
オンラインライブ配信
17:00
12月3日(木)から配信開始。以後3か月間のアーカイブ配信が予定されている。
WOWOWの放送・配信内容
WOWOWでは、12月3日午後5時から「生中継!矢沢永吉 CONCERT TOUR 2026『Just keep going ~ロックの軌跡~』」を放送する。
WOWOWライブでのテレビ放送に加えて、WOWOWオンデマンドでも配信。放送・配信終了後は1か月間のアーカイブ視聴が予定されている。
加えて、今回の生中継を皮切りに、矢沢永吉の過去のライブ映像を取り上げる4か月連続特集も展開される。1988年の東京ドーム公演など、過去の名演に触れられる企画も注目だ。
Leminoの生配信とアーカイブLeminoでも同じ12月3日午後5時からライブ配信が始まる。
WOWOWとの大きな違いは、アーカイブ配信期間だ。
- WOWOWオンデマンド:放送・配信終了後1か月間
- Lemino:配信開始後3か月間
後日ゆっくり見直したい人にとっては、アーカイブ期間もサービス選びの判断材料になる。
なお、両サービスとも今回案内されているのは武道館6公演のうち12月3日の初日公演だ。6公演すべてが生配信されるという意味ではない。視聴契約や対象プランなどの詳細は、各サービスの最新案内を確認したい。
【プロの結論】矢沢永吉の2026年武道館公演で本当に注目すべきこと
今回の武道館6DAYSを評価する際、単純に公演回数だけを見ていては本質を捉えきれない。
注目すべきなのは、次の3つの要素が同時に重なっていることだ。
1.約半世紀にわたる武道館との関係
1977年に初めて武道館のステージに立ち、2023年に150回、2025年に160回を達成した。2026年にはさらに6公演を予定している。
一度の記録樹立ではなく、何度も更新し続けていることに価値がある。
2.記録を守るのではなく、新しい演出に挑む姿勢
今回の360度全方位ステージは、過去の成功パターンを繰り返すだけではない挑戦だ。
長年のファンにとっても、これまでとは違うライブ体験を期待できる要素となっている。
3.会場公演と映像配信の両立
全公演完売という状況でも、WOWOWとLeminoによる初日公演の配信が決まったことで、会場に足を運べないファンにも鑑賞の機会が生まれた。
ライブ会場で体験する臨場感と、映像を通して楽しむ演出は別の価値を持つ。どちらが優れているという話ではなく、楽しみ方の選択肢が広がったと見るべきだろう。
こんな人に今回の公演・配信がおすすめ| ファンのタイプ | 注目したいポイント |
|---|---|
| 長年の矢沢ファン | 150回・160回から続く歴史的記録 |
| 初めてライブを見る人 | 360度全方位ステージの新しい演出 |
| 会場チケットを持っている人 | 本人確認・電子チケットの準備 |
| 会場に行けない人 | WOWOW・Leminoの初日配信 |
| 過去のライブも見たい人 | WOWOWの4か月連続特集 |
一方、6公演すべてのライブ映像を見たい人は、今回発表された配信内容だけでは希望を満たせない可能性がある。現状は12月3日の初日公演が対象であることを理解しておきたい。
【矢沢永吉の武道館】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:矢沢永吉の2026年日本武道館公演はいつですか?
A1:2026年12月3日・5日・6日・9日・11日・12日の計6公演です。全公演とも開場15時30分、開演17時の予定です。
Q2:矢沢永吉の武道館公演は2023年に150回を達成したのですか?
A2:はい。2023年12月14日に通算150回目の日本武道館公演を開催しました。当初は2022年12月20日に予定されていましたが、喉の不調により延期され、1年後に実現しました。
Q3:2026年の武道館公演のチケット料金はいくらですか?
A3:公式サイトに掲載された料金は、SS席28,000円、S席18,000円、A席9,000円、立見6,500円です。SS席はS席購入者向けのアップグレード席で、限定グッズが付属します。
Q4:2026年の武道館公演は全公演完売していますか?
A4:はい。2026年11月2日時点で、公式ツアーサイトでは神戸・大阪・日本武道館を含む全9公演がSOLD OUTと案内されています。
Q5:WOWOWとLeminoのどちらで見られますか?
A5:両サービスで12月3日午後5時から初日公演を視聴できます。WOWOWオンデマンドのアーカイブ期間は1か月、Leminoは3か月の予定です。
Q6:2026年の武道館6DAYSは日本人男性ソロアーティストとして最多ですか?
A6:はい。今回の6日間公演は、日本人男性ソロアーティストとして最多となる武道館公演規模として発表されています。
2026年12月の矢沢永吉日本武道館6DAYSは、長いキャリアの中でも特別な意味を持つ公演となる。
1977年8月26日の初武道館公演から始まり、2007年の100回、2023年の150回、2025年の160回へと積み重ねられてきた記録。2026年は6公演すべての開催によって、通算166回という新たな節目に到達する見込みだ。
加えて、キャリア初の360度全方位ステージ、全公演完売、WOWOWとLeminoによる初日配信と、今回ならではの話題も多い。
今回の公演で見るべきなのは、単なる過去の栄光ではない。長年にわたって同じ場所に立ち続けながら、ステージの表現方法を変え、新しい挑戦を続ける矢沢永吉の現在地だ。
「Just keep going ~ロックの軌跡~」というツアータイトルのとおり、矢沢永吉の武道館伝説は2026年も更新されようとしている。