ATSUSHIの体調不良が初めて公になったのは、2023年4月23日です。所属事務所のLDH JAPANが公式サイトで、本人の療養とライブツアーの延期を発表しました。
発表によると、2023年3月中旬ごろ、仕事関係者との会食後に体調不良を感じ、聞き取りや詳細な検査を行った結果、一酸化炭素中毒の疑いによる体調不良と判明したといいます。
「徐々に回復に向かってはおりますが、現時点ではライブなどのような長時間のパフォーマンスができるまでには至っていない」
これは2023年4月23日のLDH JAPANの発表内容です。症状が続いていたため、医師の指導のもとで療養を続けることになりました。
この時点で延期・中止が発表されたのは、ソロツアー「EXILE ATSUSHI LIVE TOUR 2023 “Heart to Heart” Season 2」の山梨、滋賀、三重、宮城、北海道の公演などです。
一酸化炭素中毒の原因は何だったのか一酸化炭素は、燃料などが不完全燃焼した際に発生する無色・無臭の有毒ガスです。厚生労働省の「職場のあんぜんサイト」によると、吸い込むことで血液中のヘモグロビンと結合し、酸素を運ぶ能力が低下します。
代表的な初期症状には、頭痛、吐き気、めまいなどがあります。重症化すると意識障害を引き起こす危険もあります。
ATSUSHIが2023年3月に体調を崩したこと、仕事関係者との会食後だったことは事務所の発表で確認できます。しかし、会食した場所や具体的な発生源、どのような経路で一酸化炭素を吸い込んだのかについて、詳細な説明は公表されていません。
したがって、飲食店の設備や特定の暖房器具が原因だったと断定することはできません。会食後という時間的な関係と、一酸化炭素への曝露原因は分けて考える必要があります。
【ライム病・メニエール病・ピロリ菌】本人が明かした病気の真相

一酸化炭素中毒による療養が続くなか、2023年9月27日、ATSUSHIは公式配信チャンネルとInstagramライブで自身の病状を詳しく説明しました。
そこで新たに明かされたのが、ライム病です。加えて、療養中の頭痛やめまい、吐き気、メニエール病、ピロリ菌についても本人が言及しました。
1.ライム病とは?なぜ公表されたのかライム病は、主にマダニに刺されることで感染する細菌感染症です。病原体はボレリア属の細菌で、感染後には皮膚症状や発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛などが現れることがあります。
厚生労働省の感染症関連資料でも、ライム病はマダニによって媒介される感染症として説明されています。感染が進行すると、神経系や心臓、関節などに症状が及ぶ場合があります。
2023年9月の配信でATSUSHIは、複数の検査を受けた結果、ライム病が判明したと説明しました。本人は当時、治療法を探しながら海外にも情報を求める考えを示していました。
また、当時の配信では完治までに2〜3年かかる可能性にも言及しています。長期間にわたる体調不良が、単純な一酸化炭素中毒の問題だけではなかったことが明らかになった瞬間でした。
2.メニエール病も発症していた?2023年9月の配信内容を報じたTBS NEWS DIGによると、ATSUSHIは一酸化炭素中毒後、2か月以上にわたって激しい頭痛、めまい、吐き気に悩まされ、その過程でメニエール病が誘発されたと説明しました。
メニエール病は、回転性のめまいや難聴、耳鳴り、耳の閉塞感などを伴う内耳の病気です。発作を繰り返すこともあり、日常生活や仕事に影響する場合があります。
歌手にとって、めまいはステージ上での動作や長時間のパフォーマンスにも影響しかねない症状です。音程や歌唱力だけでなく、安定した姿勢や身体のバランスも求められるため、ライブ活動を続けるうえで大きな負担になったと考えられます。
ただし、2024年9月の復帰発表で本人が説明したのは、一酸化炭素中毒後のめまい、吐き気、頭痛がほぼ消失したという経過です。2026年現在もメニエール病の症状が続いているとする新たな公式発表は確認できません。
3.ピロリ菌も見つかっていた?2023年9月の配信では、検査を受けた結果、ピロリ菌とライム病が判明したことも本人から説明されました。
ピロリ菌は胃の粘膜に感染する細菌で、胃炎や胃潰瘍などとの関連が知られています。ライム病の病原体とは別の細菌であり、感染経路や身体への影響も異なります。
ATSUSHIは当時、複数の菌とライム病が体調に影響している可能性について語っていました。ただし、ピロリ菌が一酸化炭素中毒を引き起こしたわけではありません。また、すべての症状がピロリ菌によるものだったと確認されたわけでもありません。
この点は、複数の病名が同時に登場したことで混同されやすい部分です。
病気の経緯と関係性を一覧で整理ATSUSHIが公表した病気と体調の変化を、時系列と関係性に分けて整理すると次のようになります。
この一覧から分かるのは、ATSUSHIの療養には複数の病気や症状が関係していた一方、それぞれの病気の経過は同じではないということです。
特にライム病については、本人が「寛解」と表現している点が重要です。寛解は、症状や病気の活動性が落ち着いている状態を指し、必ずしも永久的な完治を意味しません。
【活動休止の理由】なぜ約2年間もステージから離れたのか
ATSUSHIの活動休止は、単にライブの予定を変更したという話ではありませんでした。本人にとって、歌手としての活動を継続できるかどうかを考えざるを得ないほど、深刻な体調不良だったのです。
2023年4月のLDH JAPANの発表では、医師の指導のもとで療養していることに加え、長時間のパフォーマンスが難しい状態だと説明されました。
その後、本人は2023年9月の配信で、頭痛、めまい、吐き気などが長期間続いていたことを明かしています。2週間にわたり、エネルギーが湧いてこないほど精神的にも追い込まれた時期があったと振り返りました。
活動休止を長引かせた3つの要因1.長時間の歌唱に耐えられる体調ではなかった
ライブは数時間に及ぶこともあり、歌唱だけでなく移動やリハーサル、ステージ上での動作も伴います。めまいや吐き気が続く状態では、予定どおりの公演を行うことは難しくなります。
2.原因の異なる複数の病気と向き合う必要があった
一酸化炭素中毒後の症状に加え、ライム病やメニエール病についても説明する必要がありました。本人もさまざまな薬や治療を試したものの、なかなか納得できる方法に出会えなかったと語っています。
3.中途半端な復帰を避けたかった
2023年9月の配信でATSUSHIは、不十分な状態で復帰して再び活動できなくなることへの懸念を示しました。ファンやEXILEのメンバー、所属事務所に対する責任を考え、十分に回復してから戻りたいという意向を明かしています。
つまり、活動休止の理由は一つの病名だけではなく、身体的な症状の継続と、安定したパフォーマンスを取り戻すための療養期間が必要だったことにあります。
2024年9月27日、本人が復活宣言大きな転機となったのが、2024年9月27日です。
この日はEXILEのデビュー23周年記念日。ATSUSHIは公式ファンクラブ向けのメッセージで活動再開を発表しました。
「とりあえず今のところは寛解ということで、日常生活に気を付けて症状が出ないようにしている状態です」
本人の説明では、一酸化炭素中毒後に続いていためまい、吐き気、頭痛は約1年半でほぼ消失。薬を服用しなくても普通に生活できるまでに回復したとのことです。
また、ライム病についても寛解状態と説明し、今後は年齢や体調を考慮しながら無理のない範囲で歌を届けたいという意向を示しました。
同時に、2023年に予定されていた47都道府県ツアーの再開と、EXILEとしての制作活動も進めることを発表。活動再開の順番については、まずソロ活動から始め、グループ活動へと広げていく考えを説明しました。
【2025年復活ライブ】843日ぶりのステージで何が起きた?
2025年4月12日、さいたまスーパーアリーナで「EXILE ATSUSHI LIVE TOUR 2025 “Heart to Heart” ~復活祭~」が開催されました。
この公演は、2022年12月21日の東京ドーム公演以来、実に843日ぶりのステージ復帰となりました。
約2年4か月にわたる空白を経て、ATSUSHIが再び大勢の観客の前で歌声を披露したのです。
2万人の観客を前に全24曲を披露2025年4月12日の公演では、約2万人の観客が会場を埋めました。日刊スポーツの報道によると、ライブは約2時間15分に及び、全24曲を歌唱しました。
代表的な披露曲には「Heart to Heart」「MAKE A MIRACLE」「響~HIBIKI~」「糸」「愛燦燦」「MELROSE ~愛さない約束~」などがあります。
また、シークレットゲストとしてAIも登場。「No more」「Be Brave」「So Special -Version EX」などのコラボレーションも実現しました。
ライブでは新曲「Love Thang」も初披露。ムーンウォークを取り入れたパフォーマンスも話題になりました。
ステージに立てることへの感謝を示し、ファンとの再会を喜ぶATSUSHIの姿は、長い療養期間を経た復活を象徴するものとなりました。
2025年の復帰後はソロ活動も本格化2025年4月の復活祭は、単発の記念公演ではありませんでした。その後も「Heart to Heart」Season 2を軸に、ソロ活動を再開していきました。
2025年4月30日には「Love Thang / It's Brand New」をリリース。加えて、復活ライブの映像作品も発売され、2025年12月21日にはDVD・Blu-rayがリリースされました。
公式発表によると、映像作品にはライブ本編全24曲に加え、豪華盤には療養期間や復活ステージの舞台裏を追ったドキュメント映像も収録されています。
単にステージへ戻っただけでなく、復帰までの過程を作品として残したことにも意味があります。長期療養を経て、ファンとの関係を再構築していく重要な節目になりました。
【2026年最新】現在の活動状況と秋の近況発信
2026年のATSUSHIは、ソロアーティストとしての活動をさらに進めています。特に注目されるのが、7月から9月にかけて開催された「EXILE ATSUSHI LIVE TOUR 2026 “Heart to Heart” Season 3」です。
2026年のソロツアーは9月13日に完走公式スケジュールによると、Season 3は2026年7月4日の千葉公演からスタートし、9月13日の青森公演まで開催されました。
開催地は千葉、和歌山、山形、福井、大分、長崎、広島、青森の8地域。全10公演の日程が組まれました。
加えて、2026年7月22日にはデジタルシングル「Heart to Heart Part 2」もリリースされています。
2026年10月6日には、所属ファンクラブからツアー終了の報告があり、公演終了直後に撮影されたATSUSHI本人のメッセージ動画も公開されました。
これらの公式情報から、2026年には長期療養後の活動がソロツアーという形で継続していることが確認できます。
2026年10月の本人発信では体調不良にも言及一方、2026年秋の発信には、体調管理に関する率直な言葉もありました。
10月6日のCL公式タイムラインでは、a-nation出演後にミュージックビデオの撮影やCDTVの収録が続き、疲労がたまっていたことを説明。鼻水や咳が出て、万全ではないコンディションでステージに臨んだと振り返っています。
続く10月11日の投稿では、鼻声が残っていることに触れたうえで、体調不良を引きずっていると報告しました。
「無理しないで活動するというところに立ち戻り、ペースを守って活動していきたいと思います」
この発信で注目したいのは、本人が仕事を詰め込みすぎたことを自覚し、活動ペースを調整する必要性を語っている点です。
2023年の療養では、体調が安定しないまま復帰することへの懸念を示していました。2026年の発信にも、無理を避けながら歌を届けたいという考えが表れています。
なお、10月の体調不良については、本人がライム病の再発や一酸化炭素中毒の後遺症と説明した事実はありません。別の急性の体調不良として区別して理解する必要があります。
10月後半から11月にかけての近況10月18日には、海外から日本に戻ったことをCLで報告しました。本人は約10日間のマインド・リトリートについても触れ、定期的に心を整える時間が現在の自分に必要だと説明しています。
10月25日には慈善活動のイベントへの参加を予定していると投稿。11月2日には再び日本への帰国を報告し、今後のツアーに向けた本格始動について発信しました。
こうした発信からは、ライブ活動だけでなく、社会貢献活動や自身の精神面を整える取り組みも続けていることが分かります。
2026年11月からはEXILEの25周年ライブも予定2026年11月以降の大きな予定として、EXILEの25周年を記念した「EXILE 25th ANNIVERSARY BEST LIVE ~LDH PERFECT YEAR 2026~」があります。
公式発表では、ATSUSHIも出演メンバーに名を連ねています。
- 2026年11月14日・15日:埼玉・ベルーナドーム
- 2026年12月5日・6日:大阪・京セラドーム大阪
ソロツアーを完走した後、今度はEXILEのメンバーとして25周年のステージに参加する予定です。
2022年にEXILEのボーカルとして完全復活を宣言した後、病気による長期休養を経験し、2025年にソロライブへ復帰。そして2026年にはソロツアーを完走し、グループの記念ライブにも出演するという流れになっています。
ただし、出演予定があることと、今後のすべての公演で体調が万全であることは別の話です。本人が発信している体調管理への意識も含めて、今後の活動を見守る必要があります。
【EXILE ATSUSHIの病気】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:EXILE ATSUSHIは現在も病気を患っていますか?
A1:2024年9月に本人は、一酸化炭素中毒後の症状がほぼ消失し、ライム病も寛解状態と説明しています。2026年10月には一時的な体調不良を発信していますが、ライム病の再発や一酸化炭素中毒の後遺症が再燃したという公式発表はありません。
Q2:EXILE ATSUSHIが一酸化炭素中毒になった原因は何ですか?
A2:2023年3月中旬、仕事関係者との会食後に体調不良を感じたことが所属事務所から公表されています。ただし、一酸化炭素の具体的な発生源や曝露場所は明らかにされていません。
Q3:EXILE ATSUSHIのライム病は完治したのでしょうか?
A3:本人は2024年9月に「寛解」と説明しています。寛解は症状が落ち着いている状態であり、必ずしも医学的な完治を意味するものではありません。
Q4:メニエール病やピロリ菌も本当ですか?
A4:2023年9月の本人の配信をTBS NEWS DIGが報道しています。メニエール病については、一酸化炭素中毒後の症状の経過で誘発されたと説明。ピロリ菌についても検査で判明したと本人が語っています。
Q5:EXILE ATSUSHIはいつ復帰しましたか?
A5:2024年9月27日に活動再開を発表し、2025年4月12日にさいたまスーパーアリーナで843日ぶりのライブ復帰を果たしました。
Q6:EXILE ATSUSHIは2026年もライブ活動をしていますか?
A6:はい。2026年7月4日から9月13日まで「Heart to Heart」Season 3を開催し、完走しました。さらに11月・12月にはEXILEの25周年記念ライブへの出演が予定されています。
Q7:2026年秋の体調不良はライム病の再発ですか?
A7:そのような発表はありません。2026年10月の本人の投稿では、仕事が立て込んだ時期に鼻水や咳、鼻声などが出ていたと説明しています。本人は無理をせず活動ペースを守る考えを示しています。
EXILE ATSUSHIの病気について、2023年から2026年までの経緯を振り返ると、長期活動休止の背景には、一酸化炭素中毒による体調不良と、その後明らかになったライム病など複数の問題がありました。
2023年には頭痛、めまい、吐き気などに悩まされ、メニエール病やピロリ菌についても本人が説明しています。2024年9月には一酸化炭素中毒後の症状がほぼ消失し、ライム病についても寛解状態と報告しました。
そして2025年4月12日、843日ぶりにステージへ復帰。2026年にはソロツアーSeason 3を完走し、デジタルシングルもリリースしています。
一方、2026年10月には一時的な体調不良も本人から発信されました。過去の病気が再発したという情報はありませんが、本人が無理のない活動ペースを重視していることは注目すべき点です。
今後の注目は、2026年11月14日から始まるEXILEの25周年記念ライブです。長い療養期間を経て、再びグループのボーカリストとして大きなステージに立つATSUSHIの姿は、ファンにとっても特別な意味を持つはずです。
【プロの結論】 ATSUSHIの復活を評価するうえで大切なのは、単にライブへ戻ったかどうかだけではありません。本人が公表した寛解という状態、2025年の復活ライブ、2026年のソロツアー完走、そして体調管理を優先する姿勢まで含めて見ることです。完全な健康状態を外部から断定することはできませんが、公式に確認できる活動実績は、療養後に着実な再始動を遂げていることを示しています。
ファンにとって何より大切なのは、無理を重ねることなく、ATSUSHIらしい歌声を長く届けてもらうことでしょう。