深川麻衣は、1991年3月29日生まれ、静岡県出身。乃木坂46の結成初期から活動した1期生メンバーです。
2011年8月21日に加入し、グループの成長期を支えました。加入当時は20歳。現在のアイドルグループの加入年齢と比較しても、比較的落ち着いた年齢からアイドル活動をスタートしたメンバーでした。
「まいまい」の愛称で親しまれた理由ファンの間で定着した愛称は「まいまい」です。
名字ではなく名前を繰り返した親しみやすい呼び方で、乃木坂46時代から卒業後まで広く使われています。
同期の白石麻衣も「まいまい」と呼ばれていた時期があり、加入後に愛称をどうするか相談したエピソードも紹介されています。
こうした呼び名の親しみやすさも、深川麻衣がファンとの距離を縮めた要素の一つです。
乃木坂46での活動とポジション加入後、深川麻衣は選抜メンバーとして経験を積み、2012年発売の3rdシングル「走れ!Bicycle」で初めて選抜入りを果たしました。
その後も選抜メンバーとして活動を続け、グループ内での存在感を高めていきます。
深川麻衣の魅力は、必ずしも前面に出て目立とうとするタイプではなかったことです。穏やかな雰囲気と周囲への気配りを感じさせるキャラクターで、メンバーやファンから支持を集めました。
この個性は、後に「聖母」という呼び名にもつながっていきます。
【聖母の由来とハルジオンが咲く頃】深川麻衣を象徴する2つの存在

「聖母」という愛称は、深川麻衣の穏やかで包容力のある印象を表したものです。
この呼び名が広がるきっかけとして知られているのが、元メンバーの川後陽菜です。
2013年3月のテレビ番組『乃木坂って、どこ?』では、川後陽菜が深川麻衣の魅力を「聖母みたいな感じ」と表現しました。
当時の報道によると、この呼び方は2012年秋ごろからファンの間で使われ始めており、川後の発言をきっかけにメンバーにも浸透していきました。
「聖母」と呼ばれた背景には、次のような特徴があります。
- 相手を受け入れる姿勢: 周囲に気を配り、輪に入りにくいメンバーにも自然に接する印象があった。
- 穏やかな雰囲気: 強く自己主張するより、柔らかい表情や言葉で接するタイプだった。
- 親しみやすさ: ファンに対しても丁寧に向き合う姿勢が支持された。
ただし、「聖母」は公式に与えられた役職や称号ではありません。メンバーやファンの間で育った愛称です。
初センターを務めた「ハルジオンが咲く頃」深川麻衣の乃木坂46時代を語るうえで欠かせないのが、2016年3月23日に発売された14thシングル「ハルジオンが咲く頃」です。
この曲で深川麻衣は、初めて表題曲のセンターを担当しました。
注目したいのは、これが卒業を控えた時期のセンター起用だったことです。
映画ナタリーの2016年3月のインタビューでは、深川自身が初めてセンターに選ばれたときの心境を語っています。
最初はプレッシャーを感じていたものの、メンバーからの励ましによって気持ちが軽くなったという趣旨の話をしていました。
また、センターという立場でも、楽曲はメンバー全員で作るものだという考えを示しています。
この曲が特別視される理由は、単に初センター曲だからではありません。
卒業を前にした深川麻衣がグループの中心に立ち、最後のシングル活動を代表する存在になったからです。
現在も「ハルジオンが咲く頃」は、乃木坂46の初期を振り返る際に深川麻衣の名前とともに語られる楽曲です。
【卒業理由と2016年6月16日までの経緯】突然の発表ではなかった
深川麻衣の卒業発表は、2016年1月7日でした。
乃木坂46公式サイトも同日、14thシングルの活動をもって卒業することを発表しています。
卒業を決断した理由卒業理由については、本人が2016年1月7日のブログで説明しています。
注目すべきなのは、卒業を決めた背景に、特定の事件やメンバーとの対立があったわけではないという点です。
当時のMANTANWEBや日刊スポーツの報道によれば、深川はグループを離れることを約1年前から自然に意識し始めていました。
本人の説明では、スタッフとも何度も相談したうえで決断した、前向きな卒業でした。
その気持ちを象徴する言葉がこちらです。
「一度ゼロになり、新しい一歩を踏み出したい」
この発言から読み取れるのは、乃木坂46での活動を否定して辞めるのではなく、それまでの経験を一区切りとして、新しい環境に挑戦したいという意思です。
実際、後年のインタビューでは、アイドル時代の舞台やミュージックビデオ撮影などを通じて、演技の制作過程に魅力を感じるようになったことも語っています。
卒業までの重要な出来事を年表で整理| 時期 | 出来事 | 意味・ポイント |
|---|---|---|
| 2011年8月21日 | 乃木坂46に加入 | 1期生として活動開始 |
| 2012年 | 「走れ!Bicycle」で初選抜 | 選抜メンバーとしての活動が本格化 |
| 2012年秋ごろ | 聖母の愛称が広がる | 川後陽菜らの発言も話題に |
| 2013年 | 聖母の呼び名が浸透 | メンバー・ファン双方に定着 |
| 2016年1月7日 | 卒業を発表 | 本人のブログと運営発表 |
| 2016年3月23日 | 「ハルジオンが咲く頃」発売 | 初の表題曲センター |
| 2016年6月15日 | 卒業コンサート | 静岡公演で卒業公演 |
| 2016年6月16日 | 卒業 | 約4年9か月の活動に幕 |
卒業コンサートは静岡県のエコパアリーナで開催されました。
2016年6月15日と16日の2日間にわたって行われた公演は、深川麻衣にとって乃木坂46での最後のコンサートとなりました。
乃木坂46公式サイトの当時のスケジュールにも、6月16日の公演が「深川麻衣卒業コンサート」として掲載されています。
加入日から卒業日までの在籍期間は、約4年9か月です。
この期間に、1期生としてグループの基礎を支え、選抜メンバーとして活動し、最後には表題曲センターも経験しました。
【卒業後は女優へ転身】代表作と歴代出演作品を振り返る
乃木坂46卒業後、深川麻衣は俳優としての道を本格的に歩み始めます。
2016年9月には芸能事務所テンカラットへの所属が報じられ、女優として再出発することが明らかになりました。
日刊スポーツのインタビューでは、アイドル時代の舞台や映像作品への出演を通じて演技への関心が強まったことも紹介されています。
映画初出演・初主演となった作品大きな転換点となったのが、2018年公開の映画『パンとバスと2度目のハツコイ』です。
深川麻衣は主人公の市井ふみを演じ、映画初出演にして初主演を果たしました。
相手役は三代目 J SOUL BROTHERSの山下健二郎。今泉力哉監督による恋愛映画で、結婚に独自の考えを持つ女性の心の揺れを描いています。
この作品での演技が評価され、2018年には第10回TAMA映画賞の最優秀新進女優賞を受賞しました。
同賞の公式講評では、表情や仕草、声色を使った繊細な表現が評価されています。
アイドルから女優への転身を、実績によって裏付けた重要な作品でした。
代表的な映画出演作品| 公開年 | 作品名 | 主な役柄・特徴 |
|---|---|---|
| 2018年 | パンとバスと2度目のハツコイ | 主演・市井ふみ |
| 2019年 | 愛がなんだ | 坂本葉子 |
| 2019年 | 空母いぶき | 森山しおり |
| 2020年 | 水曜日が消えた | 瑞野 |
| 2021年 | おもいで写眞 | 主演・音更結子 |
| 2022年 | ハウ | 出演 |
| 2023年 | 人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした | 主演・安希子 |
| 2024年 | パレード | みずき |
| 2025年 | 嗤う蟲 | 主演・長浜杏奈 |
| 2025年 | ぶぶ漬けどうどす | 主演・澁澤まどか |
| 2026年 | 架空の犬と嘘をつく猫 | 遠山かな子 |
| 2026年 | 終点のあの子 | 瑠璃子 |
出演作品を振り返ると、恋愛映画から社会派作品、ヒューマンドラマまで、幅広いジャンルに挑戦していることが分かります。
特に『愛がなんだ』や『水曜日が消えた』では、乃木坂46時代の柔らかなイメージとは異なる役柄にも取り組みました。
テレビドラマでも存在感を発揮テレビドラマでの代表的な出演作も見ておきましょう。
- 『プリンセスメゾン』(2016年): 乃木坂46卒業後の初期出演作。沼越えつ子役。
- 『まんぷく』(2019年): NHK連続テレビ小説で香田吉乃役を担当。
- 『日本ボロ宿紀行』(2019年): 主演・篠宮春子役。連続ドラマで主演を務めた代表作。
- 『まだ結婚できない男』(2019年): 戸波早紀役。
- 『青天を衝け』(2021年): NHK大河ドラマで和宮役。
- 『彼女たちの犯罪』(2023年): 主演・日村繭美役。
- 『アイのない恋人たち』(2024年): 近藤奈美役。
この経歴から分かるのは、映画だけに活動を限定せず、地上波ドラマ、NHK作品、配信ドラマなど、出演する媒体を広げてきたことです。
【特捜9の出演歴と高尾由真役】俳優としての現在地
深川麻衣のテレビドラマ出演歴の中でも、シリーズを通して注目されるのがテレビ朝日系の刑事ドラマ『特捜9』です。
深川は高尾由真役を担当し、2022年のseason5から出演。
その後もseason6、season7、2025年のfinal seasonまで出演を続けました。
所属事務所の出演記録では、次のように整理されています。
- 2022年:『特捜9 season5』
- 2023年:『特捜9 season6』
- 2024年:『特捜9 season7』
- 2025年:『特捜9 final season』
テレビ朝日の公式キャストコメントにも、2025年の高尾由真役として深川麻衣の名前が掲載されています。
特捜9への出演がキャリアに与えた意味『特捜9』は、長期にわたって続いてきた刑事ドラマシリーズです。
同じ役を複数シーズンにわたって演じることは、単発出演とは異なる経験になります。
登場人物の関係性や作品世界を理解しながら、役柄を継続して表現する力が求められるためです。
深川麻衣にとって高尾由真役は、俳優としてのキャリアを積み重ねてきたことを示す代表的な出演歴の一つです。
また、朝ドラや大河ドラマへの出演、映画での主演経験と合わせて見ると、特定のジャンルに限定されない俳優としての活動が続いていることも分かります。
【2026年最新】深川麻衣の現在は?出演作と新しい活動
2026年11月5日時点の所属事務所テンカラットの公式プロフィールには、映画・ドラマを中心に複数の出演作が掲載されています。
2026年は映画だけでなく、連続ドラマやブランド関連の活動にも広がりが見られます。
2026年の主な出演作品| 時期 | 作品・活動 | 内容 |
|---|---|---|
| 1月 | キンパとおにぎり | 宮内真澄役 |
| 1月 | 架空の犬と嘘をつく猫 | 遠山かな子役 |
| 1月 | 終点のあの子 | 瑠璃子役 |
| 4月 | 週末旅の極意3 | 主演・進藤綾香役 |
| 4月 | ショートフィルム「夜明け」 | 出演 |
| 6月 | 孤独のグルメ Season11 | 第10話ゲスト出演 |
| 7月 | Tokyo middle 30 | 永野薫子役 |
| 10月 | 逃げろお嬢さん | 鮎川舞子役 |
| 11月 | すべて真夜中の恋人たち | 早川典子役・公開予定 |
2026年10月2日に公開された映画『逃げろお嬢さん』では、深川麻衣が鮎川舞子役を演じています。
主演はKing Gnuの井口理。共演には浅香航大、河井青葉、田中偉登らが名を連ねています。
原作は吉田修一の短編小説「逃げろお嬢さん」。監督・脚本は伊藤ちひろです。
所属事務所の2026年10月8日付の告知でも、本編映像の公開が案内されています。
この作品は、音楽活動で知られる井口理と、映画・ドラマで経験を積んできた深川麻衣が共演する点でも注目されます。
注目作2:映画『すべて真夜中の恋人たち』2026年11月13日公開予定の映画『すべて真夜中の恋人たち』にも出演します。
原作は川上未映子の同名小説。監督・脚本は岨手由貴子です。
深川麻衣が演じるのは早川典子役。
主演の岸井ゆきのをはじめ、浅野忠信、森田望智、塩野瑛久らが出演します。
同作は第79回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に正式出品され、第39回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門にも出品されました。
11月5日時点では、劇場公開を控えた作品です。公開済みの出演作と、これから公開される作品を区別しておく必要があります。
2026年のドラマ出演も充実映画以外にも、2026年はテレビドラマでの活動が続いています。
『キンパとおにぎり~恋するふたりは似ていてちがう~』
1月放送のテレビ東京系ドラマで、宮内真澄役を担当しました。
『週末旅の極意3~結婚ってしなきゃいけないもの?~』
4月から放送されたテレビ東京系のドラマ25で、深川麻衣が主演を務めました。
共演は千賀健永。
深川が演じるのは進藤綾香です。付き合って5年になる恋人同士が、週末の旅を通じて結婚という人生の選択に向き合う物語です。
テレビ東京の公式発表でも、深川が主演、千賀が恋人役を務めることが案内されています。
『Tokyo middle 30』
2026年7月22日からフジテレビ系で放送された連続ドラマです。
深川麻衣は永野薫子役を担当。仲里依紗、のんらと共演しています。
また、9月にはFOD特別編も配信されました。
2026年は広告・今後の予定にも注目所属事務所の発表によると、2026年5月からソフトバンクの「HeartBuds Pro」のブランドアンバサダーも務めています。
加えて、10月15日には2027年カレンダーの発売と記念イベント開催が発表されました。発売予定日は2026年12月24日です。
また、2027年2月公開予定の映画『17歳のプルーフ』では桃華役での出演が発表されています。
こうした動きを見ると、2026年の深川麻衣は、映画・ドラマ・広告と複数の分野で活動を続けていることが分かります。
【よくある質問】深川麻衣と乃木坂46に関するFAQ
Q1:深川麻衣は乃木坂46の何期生ですか?
A1:乃木坂46の1期生です。2011年8月21日に加入し、2016年6月16日に卒業しました。
Q2:深川麻衣が乃木坂46を卒業した理由は何ですか?
A2:本人は、グループを離れて新しい一歩を踏み出したいという前向きな気持ちを説明しています。卒業を意識し始めたのは約1年前で、スタッフとも相談して決断しました。
Q3:深川麻衣がセンターを務めた曲は何ですか?
A3:2016年3月23日発売の14thシングル「ハルジオンが咲く頃」です。乃木坂46で初めて表題曲のセンターを務めた楽曲です。
Q4:深川麻衣が聖母と呼ばれた理由は?
A4:穏やかで優しく、周囲を受け入れるような雰囲気が理由です。川後陽菜が深川の魅力を「聖母みたい」と表現したことも、呼び名が広がるきっかけになりました。
Q5:深川麻衣は現在も女優として活動していますか?
A5:はい。2026年も映画『逃げろお嬢さん』やドラマ『Tokyo middle 30』などに出演しています。11月13日公開予定の映画『すべて真夜中の恋人たち』にも出演します。
Q6:深川麻衣は特捜9に出演していましたか?
A6:はい。高尾由真役でseason5、season6、season7、final seasonに出演しています。
Q7:深川麻衣の現在の年齢は何歳ですか?
A7:1991年3月29日生まれなので、2026年11月5日時点で35歳です。
深川麻衣の経歴を振り返ると、乃木坂46の1期生として歩んだ約4年9か月と、卒業後の俳優としての約10年間は、異なるようでいて一つにつながっています。
アイドル時代は「まいまい」「聖母」と呼ばれ、グループの中で穏やかな存在感を発揮しました。
そして、2016年6月16日の卒業を経て、俳優として新しいキャリアをスタートさせます。
映画『パンとバスと2度目のハツコイ』での初主演とTAMA映画賞受賞、『まんぷく』『日本ボロ宿紀行』への出演、『特捜9』での継続的な役柄、そして2026年の新作映画・ドラマへの参加と、着実に経験を積み重ねてきました。
特に注目したいのは、乃木坂46時代のイメージだけに頼らず、作品ごとに異なる役柄に挑戦していることです。
深川麻衣を知るうえで押さえたい3つのポイントは次のとおりです。
1. 乃木坂46時代: 1期生として加入し、「聖母」の愛称と「ハルジオンが咲く頃」の初センターで記憶される存在になった。
2. 卒業後: 俳優への転身を決断し、映画初主演や映画賞受賞を通じて演技の実績を築いた。
3. 2026年現在: 映画『逃げろお嬢さん』や『すべて真夜中の恋人たち』、複数のテレビドラマなど、出演領域を広げている。
深川麻衣の現在を知りたい人は、乃木坂46時代の映像や「ハルジオンが咲く頃」を振り返るだけでなく、卒業後の映画やドラマも合わせて見ると、その表現者としての変化がよく分かります。
アイドルとして愛された時間を大切にしながら、俳優として新しい役柄に向き合う深川麻衣。2027年に向けて発表されている作品もあり、今後の出演作にも引き続き注目したいところです。