2026年11月5日時点で確認できる、ビデオリサーチの最新週間リアルタイム視聴率ランキングは、2026年10月19日~25日を対象としたVOL.43だ。
10月25日放送の『世界の果てまでイッテQ!』の数字は次のとおり。
2026年10月25日放送・関東地区6.4%

個人視聴率9.1%
世帯視聴率
バラエティー部門順位
5位
放送時間
19:58~20:54
放送局
日本テレビ
出典:ビデオリサーチ・VOL.43
2つの数字は、同じ視聴状況を異なる角度から測定したものだ。
- 個人視聴率:テレビをリアルタイムで見ている個人の割合。
- 世帯視聴率:番組を視聴している世帯の割合。
例えば、家族4人のうち3人が同じテレビでイッテQを見ていても、世帯としては1世帯、個人としては3人が視聴したことになる。
現在のテレビ広告市場では、どのような年齢層の人が番組を見ているかも重要になる。そのため、世帯視聴率だけで番組の広告価値や人気を判断することはできない。
なお、ビデオリサーチは2022年4月4日から週間ランキングの順位付け基準を個人視聴率に変更している。現在のランキングを見る際には、この変更も押さえておきたい。
全国の視聴人数では771万人を超えるもう一つ注目したいのが、全国32地区を対象にした視聴人数ランキングだ。
2026年10月25日放送回のイッテQは次の数字を記録している。
- 平均視聴人数:771.3万人
- 到達人数:1,440.6万人
平均視聴人数は、番組の放送時間を通じて平均的に何人が見ていたかを推計したもの。
一方、到達人数は1分以上番組を見た人の推計値である。つまり、平均的に見続けた人だけでなく、番組の途中から見始めた人なども含めた接触規模が分かる。
この771万人という数字は、イッテQが依然として全国規模の視聴者を集めていることを示す材料だ。
【視聴率推移と同時間帯比較】DASH・ポツンと一軒家との勝負
イッテQの視聴率を正しく評価するには、単独の数字だけでなく、同じ週の競合番組や過去の放送回との比較が欠かせない。
2026年の視聴率推移2026年9月から10月にかけてのビデオリサーチ公表データを整理すると、次のようになる。
出典:ビデオリサーチ週間リアルタイム視聴率ランキング。すべて関東地区。
特に注目したいのは、9月6日の個人7.7%から9月13日の5.9%への変動だ。
わずか1週間で1.8ポイントの差が生まれている。その後、9月20日には6.1%、10月25日には6.4%まで戻した。
この数字から分かるのは、イッテQの視聴率が毎週一定ではなく、放送内容や編成、競合番組の状況によって変動することだ。
ただし、放送回ごとの数字だけで年間平均の上昇・下降を断定することはできない。
10月25日のライバル番組との比較同じ10月25日のランキングでは、日曜日の人気番組が上位に並んだ。
| 番組名 | 個人視聴率 | 世帯視聴率 |
|---|---|---|
| 笑点 | 7.3% | 12.8% |
| ポツンと一軒家 | 6.8% | 12.0% |
| ザ!鉄腕!DASH!! | 6.7% | 10.0% |
| イッテQ | 6.4% | 9.1% |
ここで重要なのは、単純なランキング順位だけでなく、各番組の放送時間だ。
ザ!鉄腕!DASH!!
日本テレビで19時から19時58分まで放送。イッテQの直前に編成されており、日曜夜の視聴者を次の番組へつなぐ役割も担っている。
ポツンと一軒家
テレビ朝日で19時54分から放送。イッテQの19時58分開始と4分間重なるため、直接的な視聴者獲得競争が発生する。
笑点
17時30分からの放送で、イッテQとは時間帯が異なる。ただし、日曜日の日本テレビ系バラエティー視聴者の動向を考えるうえでは参考になる番組だ。
イッテQは10月25日の比較でポツンと一軒家に個人0.4ポイント、世帯2.9ポイント差をつけられた。一方、鉄腕DASHとの差は個人0.3ポイント、世帯0.9ポイントだった。
この差は、イッテQが日曜夜の強力な競争環境に置かれていることを示している。
同時間帯で勝ち続けるための強みイッテQの強みは、出演者の知名度だけではない。
海外ロケ、珍しい自然現象、身体を張った企画、長期的に追いかける挑戦など、ほかの番組では再現しにくい企画を持っている。
特に海外を舞台にした企画は、視聴者に旅行番組やドキュメンタリーに近い楽しみを提供する。
この独自性が、長期間にわたって番組を支えてきた要素の一つだ。
【歴代視聴率】イッテQはかつて22.6%を記録していた
イッテQの歴代視聴率を語るうえで欠かせないのが、2010年2月21日の放送回だ。
日本テレビが2010年2月22日に公表した定例記者会見資料によると、同番組はこの放送で22.6%を記録した。
同資料では、2007年2月の番組開始当初から15%前後と好調だったことにも触れている。番組開始から約3年で、日曜夜の有力番組として存在感を確立していたことが分かる。
歴代の主な視聴率記録| 時期 | 主な出来事 | 視聴率 |
|---|---|---|
| 2007年2月 | 番組放送開始 | 15%前後 |
| 2010年2月21日 | 番組最高視聴率を更新 | 22.6% |
| 2018年7月29日 | イモトアヤコと安室奈美恵の初対面企画 | 21.5% |
| 2026年10月25日 | 最新確認放送回 | 個人6.4%・世帯9.1% |
出典:日本テレビ定例記者会見資料、2018年7月放送回の視聴率報道、ビデオリサーチ。2018年の数値は世帯平均視聴率。
2018年7月29日の放送では、イモトアヤコと歌手の安室奈美恵が初対面する企画が放送され、平均視聴率21.5%、瞬間最高視聴率24.9%を記録したと報じられた。
番組の企画力と出演者の個人的な思いが重なった、代表的な高視聴率回の一つだ。
22.6%と現在の数字を単純比較できない理由歴代最高の22.6%と2026年の9.1%を比べると、数字だけでは大幅な低下に見える。
しかし、テレビ業界では視聴率の測定環境や評価指標が変化している。
特に重要なのは次の2点だ。
- 2022年4月から週間ランキングの順位基準が個人視聴率に変更された。
- ビデオリサーチの視聴率調査は全国32地区に拡大し、地域ごとに異なる調査世帯数を用いている。
現在のランキングと過去のランキングでは、集計対象や評価方法を確認する必要がある。歴代記録を振り返る際には、世帯視聴率と個人視聴率を混同しないことが大切だ。
【視聴率低下の理由】イッテQの人気がなくなったという見方は正しいのか
検索ユーザーが気になるのは、過去の高視聴率と比べて現在の数字が低くなった理由だろう。
ここでは、番組そのものの問題とテレビ業界全体の変化を分けて考える必要がある。
理由1:テレビのリアルタイム視聴そのものが減っている2026年6月に公表されたNHK放送文化研究所の「2025年国民生活時間調査」は、テレビ業界の変化を示す重要な資料だ。
平日に15分以上リアルタイムでテレビを見た人の割合は、次のように変化した。
- 2020年:79%
- 2025年:71%
5年間で8ポイント低下している。
特に若年層の減少が目立ち、16~19歳は27%、20代は33%、30代は43%だった。
一方、YouTubeやTVerなどインターネット動画の利用は幅広い年代で増えている。
これはイッテQだけに起きている現象ではない。
テレビの前に決まった時間に座り、リアルタイムで番組を見るという習慣そのものが変わりつつある。
理由2:配信視聴とリアルタイム視聴の分離現在は、番組を放送時間に見なくても、後から配信サービスで視聴できる。
そのため、テレビ放送の視聴率が低くても、番組自体の視聴者が少ないとは限らない。
実際、イッテQには配信面での動きも見られる。
日本テレビが公表しているTVer視聴ランキングでは、2026年11月3日時点でイッテQの11月1日放送回が日テレ総合ランキング3位に入っていた。
放送直後の番組が配信でも上位に入っていることは、リアルタイム視聴率だけでは捉えきれない視聴需要があることを示している。
また、ビデオリサーチの2026年10月12日~18日の総合視聴率データでは、10月18日放送回について次の数字が公表されている。
| 指標 | 個人 | 世帯 |
|---|---|---|
| リアルタイム | 6.6% | 9.4% |
| タイムシフト | 0.8% | 1.3% |
| 総合視聴率 | 7.4% | 10.7% |
タイムシフト視聴率は放送後7日以内の録画視聴などを示す指標だ。リアルタイム視聴と合わせて評価することで、番組の視聴実態をより広く捉えられる。
理由3:視聴者が番組を選ぶ基準が変わったテレビ番組に求められるものも変化している。
かつては家族で同じテレビを囲み、決まった時間にバラエティーを見る習慣が強かった。
現在は、スマートフォンや動画配信サービスを通じて、自分の好きなコンテンツを選ぶ視聴スタイルが広がっている。
イッテQのように毎週異なる企画を届ける番組は、放送回ごとの企画内容が視聴者の関心に影響する。
例えば、海外ロケや珍しい生き物を扱う企画に関心を持つ人もいれば、出演者の挑戦や人間関係を楽しみにする人もいる。
こうした関心の違いが、放送回による数字の変動につながる可能性がある。
ただし、特定の企画や出演者の変化が視聴率低下の直接原因だと断定できる番組別データは、今回確認できる公開資料には示されていない。
現在のイッテQ人気をどう評価するべきか2026年のデータから見えるのは、単純な人気低迷ではない。
- 個人視聴率は放送回によって5%台から7%台まで変動する。
- 全国の平均視聴人数は771.3万人。
- 10月25日の週間バラエティーランキングでは5位。
- 11月3日時点の日本テレビのTVerランキングでは総合3位。
これらを合わせて考えると、イッテQはリアルタイム視聴率だけでなく、全国の視聴人数や配信での人気も評価すべき番組だ。
【プロの結論】イッテQの視聴率を見るときに押さえたい3つの判断基準
番組の実力を判断するなら、次の3つを分けて見ることが重要だ。
1.個人視聴率で番組の競争力を確認する現在の週間ランキングは個人視聴率を基準にしている。
そのため、イッテQが同じ週のバラエティー番組と比較してどの位置にいるのかを把握するには、まず個人視聴率を見るべきだ。
10月25日の6.4%は、同日のランキングで5位という結果だった。
2.世帯視聴率で家庭内の視聴規模を確認する世帯視聴率は、家庭内で番組がどの程度視聴されているかを知る参考になる。
イッテQの9.1%という数字は、現在も一定の世帯に支持されていることを示している。
ただし、世帯視聴率が高いからといって、必ずしも若い世代の視聴者が多いとは限らない。
3.配信・到達人数まで含めて人気を判断するテレビのリアルタイム視聴だけでは、番組の人気を完全には把握できない。
全国の視聴人数やTVerランキング、タイムシフト視聴率なども合わせて確認したい。
特に、イッテQのように毎週異なる企画を届ける長寿番組では、リアルタイム視聴と後追い視聴の両方を見ることが有効だ。
番組の人気を知りたい人には、単発の視聴率よりも、複数週にわたる個人視聴率と配信ランキングの推移を確認する方法がおすすめだ。
【イッテQの視聴率】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:イッテQの2026年最新視聴率は何%ですか?
A1:2026年10月25日放送回は、関東地区で個人視聴率6.4%、世帯視聴率9.1%でした。ビデオリサーチの週間バラエティーランキングでは5位です。
Q2:イッテQの歴代最高視聴率は何%ですか?
A2:2010年2月21日放送回の22.6%が、番組の歴代最高記録として知られています。当時の日本テレビ定例記者会見資料でも、番組最高の視聴率として紹介されました。
Q3:イッテQの視聴率が低下した理由は何ですか?
A3:テレビのリアルタイム視聴者の減少や動画配信サービスの普及など、テレビ業界全体の視聴環境の変化が背景にあります。ただし、番組固有の低下要因を一つに特定できる公開データはありません。
Q4:イッテQはポツンと一軒家に負けていますか?
A4:2026年10月25日の関東地区データでは、ポツンと一軒家が個人6.8%・世帯12.0%、イッテQが個人6.4%・世帯9.1%でした。この放送回ではポツンと一軒家が上回っています。
Q5:イッテQの視聴率ランキングはどこで確認できますか?
A5:ビデオリサーチの公式サイトで週間リアルタイム視聴率ランキングを確認できます。個人・世帯視聴率のほか、視聴人数やタイムシフトを含む総合視聴率の情報も公開されています。
2026年の最新公開データによると、『世界の果てまでイッテQ!』の10月25日放送回は個人視聴率6.4%、世帯視聴率9.1%。週間バラエティーランキングでは5位という結果だった。
2010年の22.6%という歴代最高記録と比較すれば、現在の数字は大きく異なる。しかし、テレビ視聴の習慣そのものが変わった現在、過去の数字だけで番組の人気を評価することは適切ではない。
全国の平均視聴人数771.3万人、TVerランキングでの上位入りなど、別の指標からも番組の存在感は確認できる。
今後注目したいのは、個人視聴率が安定して6~7%台を維持できるか、同時間帯のポツンと一軒家や日本テレビのザ!鉄腕!DASH!!との競争でどのような結果を残すか、そして配信での人気をどこまで伸ばせるかという点だ。
イッテQの本当の強さは、一度の高視聴率ではなく、長年にわたって視聴者に新しい企画を届け続けてきたことにある。2026年以降も、テレビと配信の両面でその人気がどのように推移するか注目される。