東京・渋谷のお笑いファンに長年親しまれてきた「ヨシモト∞ホール(無限大ホール)」は、2025年3月末、19年の歴史に幕を下ろしました。2006年3月25日の開館以来、若手芸人の登竜門として数多くのライブを開催し、渋谷のお笑い文化を支えてきた吉本興業直営の劇場です。
閉館の背景には何があったのでしょうか。単純な営業終了なのか、それとも新しい劇場への事業転換だったのでしょうか。跡地には2025年4月5日、「渋谷よしもと漫才劇場」がオープンし、同じ渋谷BEAMの地下1階で新たな歴史をスタートさせています。2026年11月現在の営業状況、歴代出演芸人、最終公演、さらに混同されやすいヨシモト∞ドームとの違いまで整理します。
【無限大ホールとは】2006年開館、渋谷のお笑い文化を支えた19年間

ヨシモト∞ホールは、吉本興業が運営していた東京・渋谷の常設お笑い劇場です。所在地は東京都渋谷区宇田川町31-2、商業施設「渋谷BEAM」の地下1階を中心とするエリアでした。
開館日は2006年3月25日。若手芸人を中心とした漫才やコントなどの生ライブを連日開催し、テレビや大規模劇場とは異なる距離感で芸人の魅力を楽しめる場所として定着しました。
客席はすり鉢状の構造で、200席を超える規模。渋谷駅から徒歩圏内という立地もあり、若いお笑いファンが日常的に足を運べる劇場でした。
テレビだけでは見えない芸人の成長を追える場所無限大ホールの特徴は、完成された人気芸人の公演だけでなく、これから知名度を上げていく若手芸人の活動を継続的に見られたことです。
観客の反応を直接受けながらネタを磨き、ライブへの出演や入れ替え戦を通じて実力を競う。こうした環境は、芸人にとって実践的な経験を積める場であり、観客にとっては将来のスターを早い段階から応援できる場所でもありました。
また、無料のインターネット生配信を取り入れたライブもあり、劇場に足を運べない視聴者にも存在が広がりました。後述する「AGE AGE LIVE」は、その象徴的な企画です。
【閉館理由を検証】2025年1月の発表から最終公演までの経緯
閉館が正式発表されたのは2025年1月13日吉本興業がヨシモト∞ホールの閉館と新劇場の開設を正式に発表したのは、2025年1月13日です。
発表内容では、2006年3月25日の開館以来、多くの観客に利用されてきた直営劇場を2025年3月をもって閉館し、今春、新たに「渋谷よしもと漫才劇場」をオープンすると説明されました。
つまり、無限大ホールの閉館と渋谷よしもと漫才劇場の開館は、別々の出来事ではありません。同じ渋谷BEAMの地下1階という場所で、劇場の名称と運営コンセプトを切り替える再編でした。
閉館理由は経営不振や建物の老朽化だったのか検索で特に多い疑問が「ヨシモト∞ホールの閉館理由」です。
吉本興業の2025年1月13日付の公式発表で説明されているのは、旧劇場の閉館と、新しい「渋谷よしもと漫才劇場」の開設です。発表文には、赤字経営、集客不振、建物の老朽化、賃貸契約上の問題などを閉館理由とする説明はありません。
そのため、経営難や施設の問題が直接の原因だったと断定することはできません。
一方、新劇場が「よしもと漫才劇場」ブランドの4館目として開設された点は重要です。大阪のなんば・森ノ宮、東京の神保町に続き、渋谷にも若手芸人の育成と公演を担う拠点を設ける動きでした。
このことから読み取れるのは、従来の無限大ホールという劇場ブランドから、東西で統一した若手芸人の育成・出演システムを持つ漫才劇場ブランドへと、事業の軸足を移したということです。
閉館の直接的な公表理由は新劇場への転換であり、それ以上の経営上の事情は公式発表からは読み取れません。
閉館発表から新劇場開館までの時系列- 2025年1月13日:吉本興業が無限大ホールの3月閉館と新劇場の開設を発表。
- 2025年2月25日:閉館記念企画「ありがとうムゲンダイ!笑顔のFINAL WEEK」の詳細を発表。
- 2025年3月23日~30日:最後の特別企画として全27公演を開催。
- 2025年3月30日:「ありがとう∞ホール!笑顔のFINAL LIVE」vol.1~3を開催。
- 2025年4月5日:渋谷よしもと漫才劇場が開館。
- 2025年5月31日:同じビルの7階にあったヨシモト∞ドームも閉館。
なお、閉館時期については3月31日と報じた地域メディアもありますが、最後の観客向け公演は3月30日で、吉本興業の公式年表にも同日をもって19年の歴史に幕を下ろしたと記録されています。
【19年の歴史】AGE AGE LIVEから彩、ファースト∞ライブまで
無限大ホールの歴史を振り返ると、単に芸人がネタを披露する会場だったわけではありません。時代ごとに若手芸人の競争や発掘を支えるライブシステムを導入してきました。
特に重要なのが、無料配信でファンを広げたAGE AGE LIVE、観客投票を取り入れた彩~irodori~Live、細かなランキング制度を設けたファースト∞ライブです。
無限大ホールの主要な歴史と関連ライブ一覧| 時期 | 関連エンティティ・出来事 | 内容と関係性 |
|---|---|---|
| 2006年3月25日 | ヨシモト∞ホール開館 | 渋谷BEAMに吉本興業の直営劇場として誕生。 |
| 2007年7月~2010年12月 | AGE AGE LIVE | 平日夕方の帯ライブ。無料生配信でも注目を集めた。 |
| 2013年3月~2016年3月 | 彩~irodori~Live | 18組のメンバーから毎回9組が出演。観客と審査員の投票を実施。 |
| 2016年4月~2019年12月 | ファースト∞ライブ | 複数のランクに分けた芸人の競争・育成システムを展開。 |
| 2021年4月~2025年3月 | シブゴゴ!・ワラムゲ! | 無限大レギュラーやユースメンバーによる公演を継続。 |
| 2025年3月23日~30日 | ありがとうムゲンダイ!笑顔のFINAL WEEK | 全27公演を開催し、歴代の人気企画を復活させた。 |
| 2025年4月5日 | 渋谷よしもと漫才劇場 | 同じ渋谷BEAM地下1階に後継となる新劇場が開館。 |
2007年7月から2010年12月まで開催されたAGE AGE LIVEは、無限大ホールの知名度を広げた代表的なライブです。
毎週月曜日から金曜日の16時から17時30分まで行われ、無料の生配信も実施されていました。
当時、劇場に行かなくても若手芸人のライブをリアルタイムで楽しめる仕組みは、ファンと芸人の接点を広げる役割を果たしました。現在のオンラインお笑いライブや配信チケット文化を考えるうえでも、興味深い取り組みです。
彩~irodori~Liveとファースト∞ライブの競争システム2013年3月から2016年3月まで開催された彩~irodori~Liveでは、18組の彩Memberから毎回9組が出演。観客と審査員の投票が行われ、下位メンバーには3カ月に1度の入れ替え戦が設けられていました。
続くファースト∞ライブでは、トップ5、ファーストクラス、セカンドクラス、サードクラス、トライアルクラス、ファームクラスという段階的なランキング制度を採用。幅広い若手芸人に出演機会を設けながら、実力を競う仕組みが整えられていました。
2021年4月からは「渋谷午後のお笑いライブ」(現・シブゴゴ!)や「ワラムゲ!」がスタート。吉本興業の発表によれば、これらは閉館まで続いた19年間のシステムの中で最も長く継続した仕組みでした。
こうした変遷を見ると、無限大ホールは時代に合わせてライブの形式を変えながら、若手芸人の成長を支える役割を担っていたことが分かります。
【歴代出演芸人と最終公演】最後に集結したムゲンダイレギュラー
閉館前のFINAL WEEKには全27公演が集結閉館に向けて開催された「ありがとうムゲンダイ!笑顔のFINAL WEEK」は、2025年3月23日から30日までの8日間にわたる特別企画でした。
吉本興業の発表によると、実施された公演は全27公演。過去の名物ライブを復活させるだけでなく、当時の人気企画や現役メンバーによるライブも組み込まれました。
主な復活企画には、以下のようなものがあります。
- AGE AGE LIVE:2007年から2010年まで開催された平日夕方の人気ライブ。
- 彩~irodori~Live:18組のメンバーによる競争型ライブ。
- ファースト∞ライブ:ランキングシステムを取り入れた公演。
- 実験の夜:ピース・又吉直樹が主催する企画ライブ。
- ライスのシチサンLIVE:ライスが企画・ゲスト選定を行ってきた人気ライブ。
- シブゴゴ!・ワラムゲ!:閉館直前まで続いたレギュラー公演。
単なる閉館記念イベントではなく、19年間のライブ文化を振り返る構成だった点が特徴です。
最終公演「ありがとう∞ホール!笑顔のFINAL LIVE」最終日の2025年3月30日には、「ありがとう∞ホール!笑顔のFINAL LIVE」vol.1~3が開催されました。
出演したのは、無限大ホールで活動してきたレギュラーメンバーたちです。最終公演vol.3には、次のような芸人が集まりました。
- かたつむり
- アイロンヘッド
- シシガシラ
- ネルソンズ
- カゲヤマ
- 大自然
- デニス
- ニッポンの社長
- サンシャイン
- やさしいズ
- ゆにばーす
- マユリカ
- 蛙亭
- さや香
- 紅しょうが
- ケビンス
- レインボー
このほかにも、マルセイユ、カラタチ、滝音、そいつどいつ、ダンビラムーチョ、kento fukayaなど、多くの芸人が出演しました。
お笑いナタリーの最終公演レポートでは、最後のネタをマルセイユが務めたことや、サンシャイン坂田による約20分のスピーチが取り上げられています。
長年同じ舞台に立ってきた芸人たちが最後に集まったことは、無限大ホールが単なる公演会場ではなく、芸人同士のつながりを生み出す活動拠点だったことを象徴しています。
【跡地の現在】渋谷よしもと漫才劇場は2025年4月5日に開館
同じ渋谷BEAM地下1階で新たな劇場がスタート無限大ホールの跡地に誕生したのが、渋谷よしもと漫才劇場です。
開館日は2025年4月5日。大阪のよしもと漫才劇場、森ノ宮よしもと漫才劇場、東京の神保町よしもと漫才劇場に続く、4館目の漫才劇場としてオープンしました。
所在地は旧劇場と同じ東京都渋谷区宇田川町31-2、渋谷BEAM内の地下1階です。旧劇場の場所が完全に別の施設へ変わったわけではなく、同じ立地を引き継いで新しい劇場運営が始まった形です。
2026年現在の公演内容と出演システム渋谷よしもと漫才劇場は、関東の若手芸人の活動拠点として位置づけられています。神保町よしもと漫才劇場との2館体制で、レギュラー公演、寄席公演、企画ライブなどを開催しています。
現行の公式案内では、芸歴に応じて主に次の2つのカテゴリーが設けられています。
- 極メンバー:芸歴9年目以上の芸人を中心とするカテゴリー。
- 翔メンバー:芸歴8年目以下の若手芸人を中心とするカテゴリー。
代表的な公演には、以下のものがあります。
- 渋谷Kiwami極LIVE:極メンバーを中心に、ネタとコーナーを楽しめる公演。
- 渋谷マンゲキお笑いライブ:若手から人気芸人まで幅広く出演する公演。
- 渋谷よるのお笑いライブ:夜の時間帯に楽しめるお笑いライブ。
- グランドバトルEAST:極メンバーが参加するネタバトル。
- Kakeru翔グランプリEAST:翔メンバーが参加するネタバトル。
- Kakeru翔チャレンジバトルEAST:若手芸人の入れ替えをかけた競争型ライブ。
2026年11月現在も公式サイトでは公演情報が更新されており、オンライン配信を含むライブが継続しています。旧無限大ホールが閉館した後も、渋谷のお笑いライブ拠点としての役割は引き継がれています。
旧無限大ホールと新劇場の違い両者は同じ住所にありますが、劇場としての位置づけには違いがあります。
- 旧無限大ホール:若手芸人のライブや企画公演を幅広く展開してきた独自ブランドの劇場。
- 渋谷よしもと漫才劇場:漫才劇場ブランドの一館として、所属芸人の育成、レギュラーライブ、バトル公演を体系的に展開する劇場。
また、新劇場の公式案内によると、座席数は218席、定員は282名です。旧劇場と同じ渋谷BEAM地下1階で、渋谷駅から徒歩約7分というアクセスも引き継いでいます。
入口はビルの外側にある螺旋階段です。ビル内のエレベーターは地下1階に停まらないため、初めて訪れる人は注意してください。
【ヨシモト∞ドームとの違い】同じビルの別施設も2025年に閉館
∞ホールと∞ドームは別の劇場だった無限大ホールについて調べていると、よく一緒に検索されるのが「ヨシモト∞ドーム」です。
両施設は同じ渋谷BEAM内にありましたが、所在地の階も用途も異なっていました。
ヨシモト∞ホールが地下1階のメイン劇場だったのに対し、ヨシモト∞ドームはビルの7階に設けられた別施設です。
吉本興業の2018年11月の発表によると、ヨシモト∞ドームは2018年11月10日にグランドオープン。eスポーツイベントなどの開催を目的として設けられました。
ステージⅠ・Ⅱを備えた小規模イベント向け施設ヨシモト∞ドームには、用途の異なる2つのステージが設けられていました。
- ステージⅠ:90席。eスポーツイベントなどを開催する施設。
- ステージⅡ:50席。小規模な単独ライブやトークイベントなどに対応。
加えて、両ステージの間にはヨシモト∞ドームCAFEも設けられ、若手芸人が店員を務めるなど、劇場以外の楽しみ方も用意されていました。
ドームも2025年5月31日に閉館ヨシモト∞ドームについても、2025年に閉館が発表されました。
吉本興業は2025年4月25日付の発表で、5月31日の閉館に伴い、5月1日から31日まで「ありがとう∞ドーム!笑顔のカウントダウン」を開催すると告知。全141公演を予定し、最後の1カ月を特別企画で締めくくりました。
つまり、無限大ホールと∞ドームは同じ日に閉館したわけではありません。地下1階の無限大ホールが2025年3月末、7階の∞ドームが同年5月末に、それぞれ営業を終了しています。
また、新たに開館した渋谷よしもと漫才劇場は地下1階の旧無限大ホールの後継施設であり、∞ドームを改称したものではありません。
【プロの結論】無限大ホールの閉館が示す吉本興業の劇場戦略
閉館は渋谷のお笑い文化の消滅ではない無限大ホールの閉館を「吉本興業が渋谷のお笑い事業から撤退した」と捉えるのは正確ではありません。
実際には、同じ場所に新劇場を開設し、若手芸人の活動拠点を維持しています。変わったのは、劇場の名前だけではなく、所属芸人のカテゴリーやライブの運営方式、育成システムです。
無限大ホールが19年間積み重ねてきた独自のライブ文化を終了させる一方、漫才劇場ブランドの統一された仕組みを東京・渋谷にも導入したことに、今回の再編の意味があります。
若手芸人の発掘から継続的な育成へAGE AGE LIVE、彩~irodori~Live、ファースト∞ライブといった旧劇場の企画には、観客との接点を増やし、実力を競わせるという共通点がありました。
新劇場でも極・翔というカテゴリーや定期的なバトル公演が設けられています。若手芸人に出演機会を与え、ライブでの経験を積ませるという根本的な役割は継承されています。
一方で、旧無限大ホールの特徴だった歴代の企画ライブや独自のランキング制度が、そのまま再現されているわけではありません。過去の劇場文化を懐かしむファンと、現在の新しい公演を楽しむファンでは、求める体験も異なります。
観客が劇場を選ぶ際の判断基準2026年に渋谷で吉本興業のお笑いライブを楽しみたい場合は、旧無限大ホールの名前だけで公演を探すのではなく、現在の渋谷よしもと漫才劇場の公演情報を確認するのが適切です。
- 若手芸人の成長を追いたい人:翔メンバーの公演やチャレンジバトルが向いている。
- 実力派のネタを幅広く楽しみたい人:極メンバー中心のKiwami極LIVEがおすすめ。
- さまざまな芸人を一度に見たい人:渋谷マンゲキお笑いライブや寄席公演が選択肢になる。
- 旧無限大ホールの歴史を振り返りたい人:AGE AGE LIVEや彩~irodori~Liveなど、過去の企画を調べると当時の劇場文化が分かる。
重要なのは、旧劇場と新劇場を単純に優劣で比較することではありません。19年間の歴史を持つ独自ブランドと、現在の若手育成に特化した劇場ブランドでは、目的や楽しみ方が違うのです。
【無限大ホールに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:ヨシモト∞ホールはいつ閉館しましたか?
A1:2025年3月末に閉館しました。最後の公演は2025年3月30日の「ありがとう∞ホール!笑顔のFINAL LIVE」vol.1~3です。2006年3月25日の開館から約19年の歴史に幕を下ろしました。
Q2:ヨシモト∞ホールの閉館理由は何ですか?
A2:吉本興業は、新劇場「渋谷よしもと漫才劇場」の開設に伴って旧劇場を閉館すると発表しています。経営不振や建物の老朽化などを直接の理由とする公式説明はありません。
Q3:無限大ホールの跡地は現在どうなっていますか?
A3:2025年4月5日に渋谷よしもと漫才劇場が開館しました。東京都渋谷区宇田川町31-2、渋谷BEAMの地下1階にあり、2026年11月現在も公演を開催しています。
Q4:ヨシモト∞ドームも閉館したのですか?
A4:はい。ヨシモト∞ドームは2025年5月31日に閉館しました。無限大ホールとは別施設で、渋谷BEAMの7階にありました。ステージⅠ・Ⅱを備え、eスポーツや小規模ライブなどを開催していました。
Q5:無限大ホールの歴代出演芸人には誰がいますか?
A5:最終公演には、マユリカ、蛙亭、さや香、紅しょうが、ニッポンの社長、レインボー、シシガシラ、ネルソンズ、ゆにばーすなど、多くの芸人が出演しました。また、AGE AGE LIVE、彩~irodori~Live、ファースト∞ライブなど、時代ごとの人気企画を通じて幅広い若手芸人が舞台に立っていました。
Q6:現在も無限大ホールという名前の劇場はありますか?
A6:渋谷BEAM地下1階の旧ヨシモト∞ホールは閉館しています。現在は渋谷よしもと漫才劇場として営業しており、旧名称の劇場がそのまま存続しているわけではありません。
Q7:渋谷よしもと漫才劇場の座席数やアクセスは?
A7:公式案内によると座席数は218席、定員は282名です。渋谷駅から徒歩約7分で、住所は東京都渋谷区宇田川町31-2、渋谷BEAM内地下1階です。入口はビル外側の螺旋階段にあります。
ヨシモト∞ホールは、2006年3月25日の開館から2025年3月末まで、19年間にわたって渋谷のお笑い文化を支えてきました。
AGE AGE LIVEの無料生配信、彩~irodori~Liveの観客投票、ファースト∞ライブのランキング制度など、時代に合わせた取り組みを展開し、多くの若手芸人と観客を結びつけてきた劇場です。
2025年1月の閉館発表後には、全27公演のFINAL WEEKが開催され、3月30日の最終ライブでその歴史を締めくくりました。
その後、同じ渋谷BEAM地下1階には2025年4月5日、渋谷よしもと漫才劇場が開館。2026年現在も、極・翔のメンバー制度やネタバトル、企画公演などを通じて、関東の若手芸人の活動拠点として機能しています。
閉館によって失われたのは、19年間親しまれた「ヨシモト∞ホール」という劇場ブランドです。しかし、渋谷から新しい芸人を送り出すという役割まで消えたわけではありません。
無限大ホールの歴史を知ることは、吉本興業が若手芸人を育て、観客とつなぎ、次のスターを生み出してきた劇場文化を理解することでもあります。旧劇場の思い出を振り返りながら、現在の渋谷よしもと漫才劇場で生まれる新しい笑いにも注目したいところです。
主な事実確認資料: 吉本興業の公式閉館発表・企業沿革、渋谷よしもと漫才劇場の公式案内・公演情報、吉本興業のFINAL WEEKおよび∞ドーム閉館に関する発表、シブヤ経済新聞、お笑いナタリーの最終公演レポート。