大雨が弱まった後にも注意したいのが、土砂災害、河川の増水、強風、高波です。
今回の東京都では、23区の一部で強風・波浪注意報が発表され、伊豆諸島では土砂災害や雷への注意が呼びかけられています。
東京の土砂災害警戒情報とキキクル土砂災害は、雨が降っている最中だけでなく、雨が弱まった後にも発生する場合があります。
特に新島村や神津島村など、まとまった雨が観測された地域では、斜面や崖の近くにいる人は慎重な行動が必要です。
気象庁の「キキクル(危険度分布)」には、主に次の情報があります。
- 土砂キキクル: 崖崩れや土石流などの危険度を確認する。
- 浸水キキクル: 短時間の強い雨による浸水リスクを確認する。
- 洪水キキクル: 河川の増水や氾濫の危険度を確認する。
キキクルは1km四方の区域ごとに危険度を色分けし、原則10分ごとに更新されます。
警戒レベル4相当の紫色は危険度が高まっている状態を示します。黒色は災害切迫を示す最も高い段階です。
警報の発表区域が広くても、実際の危険度は場所によって異なります。自宅や職場の周辺を地図で確認が必要です。
東京の強風・高波にも注意今回の気象状況では、雨だけでなく風と波も見逃せません。
気象庁が11月5日午前5時に作成した八丈町付近の気象支援資料では、同日午前の風速は15m/s、波の高さは5.0mと予想されていました。
これは八丈町付近の予報値であり、東京都全域に当てはまる数値ではありません。
伊豆諸島では、次の行動を心がけてください。
- 海岸や防波堤には近づかない。
- 強風時は飛ばされやすい物から離れる。
- 雷鳴や急な風の変化を感じたら、頑丈な建物内に入る。
- 船舶やフェリーを利用する場合は、運航会社の最新情報を確認する。
東京都の水防災総合情報システムでは、11月5日11時37分時点で、洪水予報、水位周知河川、高潮氾濫発生情報について「現在、発表はありません」と表示されていました。
ただし、これは東京都内の洪水関連情報についての確認結果であり、個別の河川や道路で浸水が起きないことを保証するものではありません。
特に注意したいのは次の場所です。
- アンダーパスや地下道
- 地下駐車場や地下施設
- 河川沿いの低地
- 排水が追いつきにくい住宅地
- 土砂災害警戒区域に指定された斜面周辺
自治体から避難指示などが出た場合は、気象警報の有無にかかわらず、その指示に従って行動してください。
【最新情報の確認先】気象庁・雨雲レーダー・自治体情報の使い分け

東京の大雨警報を調べる際には、情報源ごとに役割を分けると判断しやすくなります。
| 確認先 | 確認できる情報 | 活用する場面 |
|---|---|---|
| 気象庁・警報注意報 | 大雨・洪水・強風・波浪など | 警報の発表・解除 |
| 気象庁・キキクル | 土砂・浸水・洪水の危険度 | 自宅周辺の危険確認 |
| 気象庁・雨雲レーダー | 雨雲の位置と動き | 直近の雨の強まり |
| 東京都水防災総合情報 | 降雨量・河川水位・洪水情報 | 河川や浸水への備え |
| 東京都土砂災害警戒情報 | 市区町村別の土砂災害情報 | 斜面や崖の周辺 |
| 市区町村の防災情報 | 避難指示・避難所・避難状況 | 実際の避難判断 |
大雨警報の解除を確認したい場合は、次の順番で情報を見ると効率的です。
1. 気象庁の警報・注意報で、対象地域の大雨警報が解除されているか確認する。
2. 大雨注意報や土砂災害注意報が継続していないか確認する。
3. 土砂キキクル・浸水キキクルで周辺の危険度を見る。
4. 洪水キキクルと東京都の河川水位情報を確認する。
5. 自治体の避難情報で避難指示や避難所の開設状況を確認する。
特に重要なのは、警報の解除と避難情報の解除を別々に確認することです。
気象庁が警報を解除しても、自治体の避難情報が自動的に解除されるわけではありません。
線状降水帯の発生情報にも注意東京の大雨を確認するときは、線状降水帯に関する情報も把握しておきたいところです。
線状降水帯とは、次々と発生する積乱雲が列状につながり、同じ地域に長時間にわたって強い雨を降らせる現象です。
気象庁は、線状降水帯について次のような情報を発表しています。
- 半日前予測
- 直前予測
- 発生情報
線状降水帯の発生情報は、実際に発生し、災害の危険度が急激に高まった際に発表されるものです。
ここで注意したいのは、線状降水帯の発生情報が出ていないからといって、大雨の危険がないわけではないことです。
今回の伊豆諸島のように、短時間の強い雨や長時間の累積雨量によって土砂災害リスクが高まる場合もあります。
線状降水帯という言葉だけに注目せず、実際の降水量、警報、キキクルを組み合わせて判断してください。
【東京の大雨警報の現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年11月5日現在、東京23区に大雨警報は出ていますか?
23区については、11月5日9時51分時点の地域別情報で大雨警報は確認されていません。一部の区では強風注意報や波浪注意報が発表されています。
Q2:新島村や八丈町の大雨注意報は解除されましたか?
新島村では土砂災害注意報が継続しており、八丈町では11月5日9時51分に大雨注意報が発表されています。両自治体とも、最新の警報・注意報を確認してください。
Q3:東京の大雨警報が解除されたら外出しても大丈夫ですか?
警報解除だけで安全と判断するのは避けてください。土砂キキクル、雨雲レーダー、河川水位、自治体の避難情報を確認し、道路冠水や強風などの危険が残っていないか判断してください。
2026年11月5日の東京都では、午前9時16分に大雨警報から大雨注意報への切り替えが確認され、9時51分時点でも注意報が継続していました。
今回の状況を整理すると、次の3点が重要です。
- 東京23区・多摩地域: 大雨警報は確認されず、一部で強風・波浪注意報が発表。
- 伊豆諸島: 新島村などで土砂災害注意報が継続。八丈町では大雨注意報も発表。
- 今後の確認: キキクル、雨雲レーダー、河川水位、自治体の避難情報を併用する。
大雨災害への備えで見落とされやすいのは、警報が解除された後の判断です。
東京都は23区、多摩地域、伊豆諸島で地形も気象条件も異なります。23区で大雨警報が出ていなくても、伊豆諸島では土砂災害や強風への警戒が必要になることがあります。
また、累積降水量が多い地域では、雨が弱まってからも地盤の状態に注意しなければなりません。
警報の解除は、災害リスクがゼロになったという意味ではありません。
気象庁の最新情報と自治体の避難情報を確認し、自分の住む地域や移動先に応じて安全を確保することが、11月5日の東京の気象状況に向き合ううえで最も大切です。
情報基準:2026年11月5日。気象庁、東京都、気象情報提供各社の公表情報。発表状況は随時更新されます。