2026年8月、高樹沙耶はYouTubeチャンネル「5年後の世界」に出演した。この出演は、逮捕から約10年を経た本人の考え方や生活の変化を知るうえで重要な機会となった。
8月17日にはSmart FLASH、8月20日には『女性自身』が出演内容を取り上げている。
「マジで今はやってない」大麻使用についての発言インタビューで最も注目されたのが、現在の大麻使用についての発言だ。
「マジで今はやってない」
Smart FLASHによると、高樹は2016年の逮捕を振り返りながら、現在は大麻を使用していないと説明した。
ここで押さえておきたいのは、これは2026年の番組出演時に本人が語った内容だということだ。過去の裁判で大麻の使用を認めた事実と、現在の使用を否定する発言は、時間軸を分けて理解する必要がある。
また、現在の使用状況について、第三者による検査結果が公表されたという意味ではない。あくまで本人の説明として報じられたものである。
大麻についての発信をやめると表明今回の出演でもう一つ注目されたのが、長年続けてきた大麻関連の発信についての考え方だった。
『女性自身』が紹介した番組内の発言では、次のように語っている。
「私のやるべきことはやったし」
高樹は、大麻について発信しても社会から否定的な反応を受けることが多くなったと説明し、今後は自分から大麻の話をすることを控える考えを示した。
この発言は、2017年の有罪判決後に示した「第一線から退く」という姿勢と重なる部分がある。
ただし、2017年当時は活動の第一線から退くという説明だったのに対し、2026年には大麻について語ること自体をやめる方向へと変化している。
これは活動方針の変化として注目すべき点だ。
石垣島での15年間に区切りをつける決断2026年のインタビューでは、生活環境についても大きな変化を語った。
高樹は石垣島で約15年間生活してきたが、故郷の静岡県浜松市に戻ることを検討していると明かした。
理由として挙げたのは、母親の高齢化だった。
石垣島での生活は、自然との共生や自給自足を重視したものだった。一方で、生活を維持するには農作業や日々の仕事が必要であり、本人も自給自足の生活の負担について率直に語っている。
今回の発言から見えてくるのは、単に居住地を変更するという話だけではない。
自然の中で自分の信念を追求してきた生活から、家族との時間や年齢に応じた暮らしを考える段階へ移ろうとしている姿だ。
なお、インタビューで語られたのは浜松への帰郷を検討する意向であり、2026年11月現在、実際に転居が完了したと断定できる情報とは区別する必要がある。
【高樹沙耶の大麻発言の真相と世間の評判を検証】

高樹沙耶の大麻をめぐる発言は、時期によって内容や立場が変化している。
過去の発言だけを切り取ると、現在の本人の考え方を誤解する可能性がある。ここでは、特に注目される3つのポイントを整理する。
① 医療用大麻のためだけに活動していたのか高樹は2017年の判決後の会見で、医療に困っている人のために大麻を利用できるよう活動していたと説明した。
一方、裁判では本人も大麻を複数回使用していたことを認めている。
このため、医療制度の改善を求める活動と、自身の大麻使用が同時に存在していたことが、批判の対象になった。
医療用大麻を求める主張自体と、本人の使用行為に対する法的評価は分けるべきだが、社会的な信頼という観点では両者が切り離せなかったことも事実だ。
② 大麻の健康効果についての発言高樹は過去のブログで、大麻についてアンチエイジングに優れた植物だという趣旨の発信をしていたことが、2026年の『女性自身』の記事でも紹介されている。
しかし、大麻草に含まれる成分には複数の種類があり、CBDとTHCでは作用も規制上の扱いも異なる。
また、海外で特定の医薬品が承認されていることは、大麻草全体に万能の健康効果があることを意味しない。
医薬品としての有効性は、対象疾患、成分、投与量、安全性、臨床試験の結果などに基づいて判断される。
高樹の主張を検証する場合にも、個人的な体験談と医学的に確立された知見を区別することが欠かせない。
③ 逮捕後も大麻への考え方を変えなかったのか2017年の判決後、高樹は医療用大麻の活動の第一線から退くと説明したが、大麻そのものに対する明確な決別宣言はしなかった。
その後も大麻の必要性について発信する姿勢が報じられていた。
2026年8月の出演では、現在は使用していないと説明し、さらに大麻について自ら発信することもやめる意向を示している。
したがって、現在の変化は「大麻についての発信を控える」という点で確認できる。一方、過去の医療用大麻に関する政策的主張を全面撤回したとまではいえない。
高樹沙耶の活動に対する世間の評価評価が分かれる背景には、主に次の論点がある。
- 医療用大麻の研究や治療への活用を求めた問題提起
- 自身の大麻使用と所持事件による信頼性への疑問
- 有罪判決後も大麻への明確な決別を示さなかったこと
- 2026年に発信活動の終了を示唆したこと
Smart FLASHは2026年8月の記事で、X上に過去の逮捕や本人の姿勢に批判的な反応があったことも紹介している。
ただし、SNS上の個別の反応だけで、日本社会全体の評価を決めることはできない。
高樹沙耶の問題は、人物への好き嫌いだけでなく、医療制度、薬物規制、政治的発信、著名人の社会的責任という複数の論点が交差している。
【プロの結論】高樹沙耶と大麻問題から読み解くべき3つのポイント
高樹沙耶をめぐる問題を正しく理解するには、次の3つの判断基準が重要だ。
1. 医療用大麻の議論と違法所持の問題を分ける
医療用大麻の有効性を科学的に検討することには、医療政策としての意義がある。しかし、制度整備を訴えていた人物が違法所持で有罪になった事実も消えない。主張の妥当性と個人の法的責任は別々に評価すべきだ。
2. 本人の現在の発言と過去の裁判記録を混同しない
2017年の裁判で認定された所持と使用に関する事実は、2026年の「今はやっていない」という発言によって変わるものではない。逆に、過去に使用していたことだけを理由に、現在も使用していると決めつけることも適切ではない。
3. 法改正を全面的な大麻解禁と誤解しない
2024年の制度改正は、承認された大麻由来医薬品の使用を可能にするためのものだ。嗜好目的の使用や自由な所持を認めるものではない。医療上の必要性と薬物乱用防止を両立させる制度として理解する必要がある。
高樹沙耶の歩みは、女優としての成功、自然志向の生活、政治活動、薬物事件、そして発信方針の転換という大きな変化をたどっている。
2026年の本人の発言からは、かつて強く訴えてきたテーマから距離を置き、生活の優先順位を見直そうとする姿がうかがえる。
【高樹沙耶と大麻】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:高樹沙耶はなぜ大麻で逮捕されたのですか?
A1:2016年10月25日、沖縄県石垣市の自宅で大麻約55グラムを所持したとして、大麻取締法違反(所持)の容疑で逮捕されました。同居していた会社役員らとの共謀が起訴内容に含まれていました。
Q2:高樹沙耶の有罪判決はいつですか?
A2:2017年4月27日です。那覇地裁は懲役1年、執行猶予3年の判決を言い渡しました。
Q3:高樹沙耶は2026年現在も大麻を使用していますか?
A3:2026年8月のYouTube番組「5年後の世界」で「マジで今はやってない」と本人が説明したと報じられています。これは本人の発言に基づく情報です。
Q4:高樹沙耶は現在どこに住んでいますか?
A4:石垣島で約15年間生活してきました。2026年8月のインタビューでは、母親の高齢化などを理由に、故郷の静岡県浜松市へ戻ることを検討していると語っています。
Q5:日本では医療用大麻が解禁されたのですか?
A5:2024年12月12日の法改正施行により、大麻草由来の医薬品を使用できる法的枠組みが整いました。ただし、薬事承認や厳格な管理が必要で、一般的な大麻使用が解禁されたわけではありません。
Q6:高樹沙耶と益戸育江は同一人物ですか?
A6:同一人物です。高樹沙耶は芸名で、益戸育江は本名です。女優としての活動時期には両方の名前が報道などで使用されています。
高樹沙耶と大麻の関係は、2016年10月の逮捕だけで説明できるものではない。
医療用大麻の普及を訴えて参院選に出馬し、その後、大麻約55グラムの所持事件で逮捕。2017年には那覇地裁で懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を受けた。
一方、日本では2024年以降、大麻由来医薬品をめぐる法制度が改正され、2026年にはエピディオレックスの国内提供を目指す企業間契約も発表された。
そして2026年8月、高樹本人は「マジで今はやってない」と現在の使用を否定し、大麻に関する発信を控える意向を明らかにした。石垣島での約15年の生活にも区切りをつけ、浜松への帰郷を検討している。
高樹沙耶をめぐる問題で最も重要なのは、本人の過去の行為、医療用大麻の制度的な議論、そして2026年現在の本人の発言を、それぞれ別の事実として捉えることだ。
逮捕されたからといって医療研究の議論まで否定する必要はなく、医療利用の可能性があるからといって違法行為が正当化されるわけでもない。
この両面を理解することが、高樹沙耶という人物と日本の大麻政策を考えるうえで欠かせない視点となる。