2016年8月4日・カブドットコム証券の新アプリ発表会
カズレーザーの黒髪姿が大きく取り上げられた最初の代表的な機会が、2016年8月4日に東京都内で開催されたカブドットコム証券の新アプリ発表会だった。
この日、カズレーザーは普段の金髪と赤い衣装を封印。黒髪のかつら、ダークスーツ、細いフレームの眼鏡という組み合わせで登場した。
演出のテーマは、東京・大手町で働く「できる証券マン」。いつもの派手な芸人スタイルとは対照的な、知的で落ち着いたビジネスマン風の装いだった。
日刊スポーツやデイリースポーツの当時の報道でも、この変身は大きく紹介されている。
特に注目したいのは、黒髪が地毛ではなく、イベント用のかつらだった点だ。デイリースポーツは、黒いサラリーマン風の髪型がかつらだったことを明記している。
本人も黒髪姿に強い違和感イベントでは、普段とは違う姿について本人も率直にコメントした。
「違和感しかないですよ。皆さんが感じている5倍、僕が感じてます」
加えて、黒髪になるのは約10年ぶりだったとも振り返っている。
興味深いのは、大学卒業時の就職活動でも金髪だったというエピソードだ。一般的な就職活動のイメージとは異なり、カズレーザーは芸人として有名になる以前から、独自のスタイルを貫いていた。
共演した福田萌は、黒髪スーツ姿のカズレーザーを見て「スタッフかと思った」と驚いたと日刊スポーツが報じている。
相方の安藤なつも違和感を口にしており、普段の外見がいかに強く認識されていたかが分かる。
2016年の黒髪写真で注目したいポイント- 髪型:黒髪のかつら
- 服装:ダークカラーのビジネススーツ
- 小物:細いフレームの眼鏡
- 演出:大手町で働く証券マン
- 共演者:安藤なつ、福田萌
この写真は、単に髪色を変えたというだけではない。普段の赤い衣装と金髪を取り除いたとき、同じ人物がどれほど違った印象になるのかを示す象徴的な記録になっている。
【2017年3月9日】『LUCIFER』イベントでも黒髪姿を披露

2017年3月9日・海外ドラマDVD発売記念イベント
2016年の証券マン風スタイルから約7か月後、カズレーザーは再び黒髪姿で公の場に登場した。
舞台となったのは、2017年3月9日に都内で開催された海外ドラマ『LUCIFER/ルシファー<ファースト・シーズン>』のDVD発売・デジタル配信記念イベントである。
このときの黒髪姿は、2016年の証券マン風とは趣が異なっていた。
ドラマの主人公であるルシファーをイメージし、黒いかつらに付けひげ、黒いスーツというスタイルで登場したのだ。
普段の金髪と赤い服から一転、ダークで大人びた雰囲気を演出していた。
本人の感想は「大失敗ですね」ところが、本人はこの変身に満足していたわけではない。
デイリースポーツによると、カズレーザーは登場早々、自分の姿について次のようにコメントした。
「大失敗ですね。まったく似てない」
加えて、普段の自分について、特徴がないところを赤い服でごまかしているという趣旨の冗談も披露した。
黒い服を着るのは「身内が死んだ時」くらいだという発言もあり、赤い衣装が日常生活にまで定着していることがうかがえる。
安藤なつも黒髪姿に戸惑い相方の安藤なつも、いつもと違うカズレーザーの姿に驚いた。
普段は赤い衣装と金髪で認識しているため、最初に楽屋へ入ってきたときには姿が分からなかったという。
クランクイン!のイベント報道でも、安藤の「変な感じです」という反応が紹介されている。
2016年の証券マン風スタイルが知的で爽やかな印象だったのに対し、2017年は付けひげも加わったダークな演出だった。
つまり、同じ黒髪でもイベントのテーマによって見せ方が異なっていたのである。
【髪色の変遷】2016年・2017年から2026年までを年表で整理
カズレーザーの髪色を理解するには、黒髪姿だけでなく、金髪を続けてきた期間にも注目する必要がある。
本人の発言や報道を時系列に整理すると、黒髪が例外的なスタイルだったことが分かる。
この年表から分かるのは、黒髪姿が継続的なイメージチェンジではなく、特定のイベントで披露されたものだったということだ。
2017年3月の報道では、カズレーザーの金髪歴は約15年と紹介されていた。一方、2026年3月のSirabeeの記事では、本人が金髪歴を25〜26年と説明している。
いずれも本人の当時の回想に基づく概算であり、年数に若干の幅はあるものの、金髪を2000年代初頭から長く続けてきたことがうかがえる。
昔の写真を見るときのポイントカズレーザーの昔の写真を探す場合、次の3種類を区別すると理解しやすい。
- 普段の姿:金髪と赤い服を組み合わせたおなじみのスタイル
- 2016年のイベント写真:黒髪、眼鏡、ダークスーツの証券マン風
- 2017年のイベント写真:黒髪、付けひげ、黒スーツのルシファー風
特に2016年の写真は、眼鏡まで含めて印象が大きく変わっているため、現在の姿との比較にも適している。
なお、イベント写真の黒髪を見て、実際に髪を黒く染めた時期があったと受け取るのは正確ではない。両イベントとも、報道ではかつらを使用した姿として紹介されている。
【本人が明かした理由】カズレーザーが金髪にしたのは『幽遊白書』の鴉がきっかけ?
カズレーザーの金髪については、単なる芸人としてのキャラクターづくりだと思われることもある。
しかし、2023年2月、本人は公式YouTubeチャンネル『カズレーザーと松陰寺のチルるーム』で、好きな漫画や音楽の影響について具体的に語っている。
そこで挙げたのが、次の3つだ。
1.『幽遊白書』の鴉最初に挙げられたのが、冨樫義博による漫画『幽遊白書』に登場する鴉だ。
鴉は暗黒武術会で戸愚呂チームの一員として登場するキャラクターである。
カズレーザーが特に魅力を感じているのは、鴉が本気になったときの変化だ。
本人の説明によると、鴉は覚醒すると黒髪が金髪に変わる。その変身が非常に格好よく、自分も金髪を伸ばしたくなったという。
スポニチの2023年2月21日の記事では、このエピソードが詳しく紹介されている。
2.『パプワくん』のサービス2つ目は、漫画・アニメ『南国少年パプワくん』に登場するサービス。
こちらもカズレーザーが金髪に憧れるきっかけになったキャラクターとして名前を挙げている。
『幽遊白書』だけでなく、別作品のキャラクターにも影響を受けていたという点が興味深い。
本人は2023年の動画内で、鴉とサービスを並べて金髪の理由を説明していた。
3.ロックバンドのヴァン・ヘイレンそして3つ目が、アメリカのロックバンド、ヴァン・ヘイレンだ。
漫画のキャラクターだけでなく、海外ロックカルチャーにも憧れがあったことが分かる。
カズレーザーは、次のように説明している。
「鴉と、パプワくんに出てくるサービスと、あとヴァン・ヘイレンに憧れて金髪にしてます」
この発言から、金髪はテレビ出演のために後から作った芸人用の衣装ではなく、本人の趣味や美意識と深く結びついたスタイルだと分かる。
2026年には「かっこいいから」とシンプルに説明さらに2026年3月31日公開のSirabeeの記事では、金髪を続ける理由について、本人がよりシンプルな説明をしている。
ぺこぱの松陰寺太勇から髪を染めた理由を聞かれ、カズレーザーは「かっこいいからでしょ」と回答した。
また、金髪歴は25〜26年と説明。以前は赤く染めたこともあったが、赤はすぐに色が抜けるため、金髪に落ち着いたという。
つまり、漫画や音楽から受けた憧れが出発点にあり、現在は自分自身が格好いいと思うスタイルとして定着しているのだ。
【赤い衣装の由来】漫画『コブラ』がカズレーザーのファッションを変えた
金髪と並んでカズレーザーを象徴するのが、全身赤い衣装である。
そのルーツとして本人が明かしているのが、寺沢武一のSF漫画『コブラ』だ。
主人公コブラの赤い服装と、左腕に仕込まれたサイコガン。その大胆なビジュアルが、カズレーザーのファッションに強い影響を与えている。
赤い服は高校時代からの定番日刊SPA!の2022年2月8日のインタビューでは、カズレーザーが高校時代から赤い服を着続けていることを語っている。
加えて、仕事の日だけでなく、休日も全身赤い服で外出しているという。
本人にとって赤い服は、テレビで目立つためだけの衣装ではない。日常生活にも自然に溶け込んでいるファッションなのだ。
2024年にも『コブラ』への憧れを語る2024年10月27日には、ニッポン放送のラジオ番組『土田晃之 日曜のへそ』にゲスト出演。
翌28日のスポニチ報道によると、土田晃之とのトークで、ファッションに最も影響を与えた作品として『コブラ』を挙げた。
カズレーザーは、コブラについて格好よさを熱弁し、腕から銃を出すキャラクターの魅力にも触れている。
このエピソードを踏まえると、赤い服は単なる芸人の衣装というより、少年時代から抱いてきたヒーローへの憧れを日常のファッションに取り入れたものと理解できる。
金髪と赤い服は別々のルーツを持っているここは混同されやすいポイントだ。
| スタイル | 主な影響・理由 |
|---|---|
| 金髪 | 鴉、サービス、ヴァン・ヘイレン |
| 赤い衣装 | 漫画『コブラ』 |
| 黒髪スーツ | 2016年・2017年のイベント演出 |
金髪と赤い服はセットで知られているが、本人が語ったルーツはそれぞれ異なる。
この違いを理解すると、カズレーザーのファッションが単なる奇抜さではなく、漫画や音楽、ヒーロー像への愛着から生まれていることが見えてくる。
【プロの結論】カズレーザーの黒髪姿は別人への変身ではなく、定番スタイルの対比だった
カズレーザーの黒髪姿をめぐる情報を整理すると、押さえておきたい要点は3つある。
第一に、2016年と2017年の黒髪姿は、どちらもイベント用のかつらだったこと。
2016年は証券マン、2017年はドラマのルシファーという明確なテーマがあった。恒久的な黒髪へのイメージチェンジではない。
第二に、金髪は本人の長年の美意識に根ざしていること。
『幽遊白書』の鴉や『パプワくん』のサービス、ヴァン・ヘイレンへの憧れがあり、2026年には金髪歴25〜26年と説明している。
第三に、赤い服は高校時代から続く個人的なファッションであること。
漫画『コブラ』の影響を受け、仕事以外でも赤い服を着る生活スタイルが定着している。
一方、金髪には手入れの負担もある。2023年には髪が乾きにくく、ケアが面倒だという本音も語っていた。本人が「百害あって一利なし」と冗談交じりに表現したこともある。
外見のインパクトだけを追うと、黒髪は意外な変身に見える。しかし、本人の発言をたどると、普段の金髪と赤い服こそが長年大切にしてきた自分らしさであり、黒髪は企画に合わせて楽しむ別の表現だったと分かる。
【カズレーザーの黒髪姿】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:カズレーザーが初めて黒髪姿を披露したのはいつ?
A1:代表的な記録として確認できるのは、2016年8月4日のカブドットコム証券の新アプリ発表会です。黒髪のかつらとスーツ、眼鏡を組み合わせた証券マン風の姿で登場しました。
Q2:2016年の黒髪は地毛を染めたもの?
A2:いいえ。デイリースポーツの報道によると、黒いサラリーマン風の髪型はかつらでした。
Q3:2017年にも黒髪姿になった?
A3:はい。2017年3月9日の海外ドラマ『LUCIFER/ルシファー』のDVD発売記念イベントで、黒髪のかつら、付けひげ、黒いスーツ姿を披露しています。
Q4:カズレーザーが金髪にした本当の理由は?
A4:本人によると、『幽遊白書』の鴉、『パプワくん』のサービス、ヴァン・ヘイレンへの憧れが理由です。2026年には、シンプルに「かっこいいから」とも説明しています。
Q5:赤い衣装は何のキャラクターがモデル?
A5:寺沢武一の漫画『コブラ』の主人公が大きなモデルです。本人は高校時代から赤い服を着ていると語っています。
Q6:カズレーザーの金髪歴は何年?
A6:2026年3月の本人発言では25〜26年です。2017年の報道では約15年と紹介されており、長年金髪を続けてきたことが分かります。
カズレーザーの黒髪姿は、2016年8月4日の証券マン風スタイルと、2017年3月9日のルシファー風スタイルが代表的だ。
どちらもイベント用のかつらによる変身であり、金髪をやめて黒髪に定着したわけではない。
金髪の背景には『幽遊白書』の鴉や『パプワくん』のサービス、ヴァン・ヘイレンへの憧れがある。一方、赤い衣装には漫画『コブラ』の影響があり、高校時代から続く本人のこだわりが反映されている。
2026年現在も、金髪と赤い服はカズレーザーを象徴するスタイルとして知られている。
黒髪姿の写真が珍しく感じられるのは、単に髪色が違うからではない。長年変わらない独自のファッションが、それだけ強い個性として定着しているからだ。