回転寿司チェーンの満足度を左右するのが、季節ごとに入れ替わる期間限定メニューだ。定番商品の価格が似ていても、フェアの内容によって食事全体のお得感は大きく変わる。
くら寿司は11月上旬までカニフェアを開催2026年10月30日開始の期間限定企画
くら寿司では、2026年10月30日から冬の味覚を楽しめる「かにフェア」が始まった。
主な商品と価格は次のとおり。
- 丸ずわいがに二種盛り:380円
- 本ずわいがに(一貫):280円
- カンジャンケジャン:200円
- あぶり天然ぶりゆず味噌:140円
丸ずわいがに二種盛りは、棒肉と爪下を食べ比べられる商品。本ずわいがにやカンジャンケジャンも登場し、冬らしい海鮮を楽しめる構成だ。
カニの主力商品は11月8日までの販売予定で、一部商品は数量限定。来店するタイミングによっては売り切れている可能性もある。
500円のくらランチも見逃せないくら寿司では、同じ10月30日から平日限定の「くらランチ」も販売している。
対象はランチ天丼セットとランチうな丼セットで、どちらも税込500円。あおさ入り味噌汁または特製茶碗蒸しを選べる。
販売時間は平日11時から15時まで。店舗によって価格が異なり、持ち帰りには対応していない。
加えて、2026年11月12日まで、対象商品が1皿無料になるQRクーポン企画も実施。対象はみなみまぐろ中とろ(一貫)、かにユッケ、うなぎ、特製茶碗蒸しだ。ただし、1会計1,000円以上で1日1回という利用条件がある。
スシローも110円からの限定商品を展開スシローも2026年10月28日に複数の新商品を発表している。
大切りムラサキいか食べ比べ、長崎沖天然本鮪ねぎとろ包み、国産ほたて貝柱3種仕立てはいずれも税込110円から。通常の厳選まぐろ赤身が150円からになった一方、限定商品の価格を抑えている点は注目に値する。
このように、期間限定商品まで含めると、どちらか一方が常に安いとは限らない。旬の魚介を楽しみたい日は、両社の最新フェアを比較してから決めるのがおすすめだ。
【独自の魅力を比較】ビッくらポン!と四大添加物無添加の違い

くら寿司とスシローの大きな違いは、寿司以外の付加価値にもある。
くら寿司は食事そのものにゲーム性や安心への取り組みを組み込んでいる。一方、スシローは寿司を楽しむためのメニューやアプリのポイント制度などを充実させている。
くら寿司のビッくらポン!は5皿で1回チャレンジくら寿司の代表的なサービスが「ビッくらポン!」だ。
基本的な仕組みは、食べ終わった寿司皿をテーブルの投入口に入れ、5枚投入するごとにゲームが1回始まるというもの。当たりが出ると、カプセルに入ったオリジナル景品を獲得できる。
景品には、人気キャラクターとのコラボグッズやオリジナルアイテムなどが登場する。開催中のキャンペーンによって景品の種類は変わる。
また、くら寿司公式の利用ガイドでは、スマートフォンからの注文にも対応しており、実施店舗ではサイドメニューの注文でもビッくらポン!を楽しめると案内されている。
このサービスは、特に子ども連れの家族にとって大きな魅力になる。寿司を食べるだけでなく、皿を投入する楽しみや景品を当てる期待感が加わるからだ。
ただし、ゲームの当選は保証されない。5皿で必ず景品がもらえるわけではなく、あくまで抽選に参加できる仕組みだ。
くら寿司の四大添加物無添加とは?もう一つ、くら寿司が独自に打ち出しているのが「四大添加物無添加」への取り組みだ。
公式サイトによると、くら寿司は次の4種類を全食材に使用しない方針を掲げている。
- 化学調味料
- 人工甘味料
- 合成着色料
- 人工保存料
同社は、これらを排除するために長い年月と投資を重ねてきたと説明している。また、原材料・原産地、アレルゲン、カロリーなどの情報も公開している。
ここで注意したいのは、四大添加物無添加が「すべての食品添加物を一切使っていない」という意味ではないことだ。対象となるのは、あくまで上記4種類。アレルギーや食事制限がある場合は、個別商品の原材料・アレルゲン情報を確認する必要がある。
この取り組みを重視する人にとっては、くら寿司を選ぶ明確な理由になる。
スシローはポイント制度でリピーターにメリットスシローでは、公式アプリを通じてスシローポイントを貯められる。
2026年6月から新しいポイント制度が導入され、税込100円につき1ポイントが付与される。貯まった要点は値引きクーポンや特別商品、オリジナルグッズなどの特典と交換できる。
ゴールド会員ステージではポイント付与率が1.5倍になる仕組みもある。来店頻度が高い人ほど、アプリを利用するメリットが大きくなる。
なお、新制度の開始に伴い、従来の「まいどポイント」と「だっこずしスタンプカード」は終了している。以前のポイント制度を利用していた人は、最新アプリへの更新と会計時の会員証読み取りを忘れないようにしたい。
【予約方法・持ち帰り料金】公式アプリの使いやすさを比較
人気の回転寿司店では、週末や夕食時に待ち時間が発生することもある。スムーズに食事を楽しむなら、予約機能や持ち帰り注文の使いやすさも比較したい。
スシローはアプリで来店予約と持ち帰り注文ができるスシローの公式アプリには、来店受付と予約の機能がある。
主な利用方法は次の2つ。
- 今から行く: 利用店舗を選び、当日の受付を行う。
- 後から行く: 店舗と来店日時を選び、時間指定で予約する。
後から行く予約は1か月先まで対応している。ただし、一部店舗では利用できず、混雑状況によって案内時間が前後する場合もある。
予約後は来店時のチェックインが必要で、チェックインをせずに30分経過すると自動キャンセルになる。予約しただけで安心せず、店舗に到着したら手続きを済ませたい。
くら寿司はアプリだけでなくWEB予約にも対応くら寿司も公式アプリから時間指定のテーブル予約ができる。
加えて、公式の初めての利用ガイドでは、アプリを使わずにWEBから席を予約する方法も案内されている。アプリを新たにインストールしたくない人でも利用しやすい。
来店後は予約番号を入力してチェックインし、自動案内機で座席番号を確認する流れだ。店員とのやり取りを減らして入店できる仕組みになっている。
持ち帰り料金はセット内容と注文方法で比較する自宅で食べる場合は、持ち帰り専用のセットや単品メニューを比較したい。
くら寿司の公式持ち帰りメニューでは、次のようなセットが案内されている。
- くら寿司大人気セット:1人前700円から
- 極旨セット:1人前780円から
- 人気10種セット:1人前970円から
- 熟成まぐろづくしセット:1人前1,100円から
- まんぷくお得セット(60貫):通常3,420円から3,030円
いずれも店舗や販売状況によって価格が異なる。まんぷくお得セットは、まぐろ、サーモン、いか、えび、たまご焼きなどを含む60貫のセットだ。
くら寿司では、持ち帰り商品の価格に容器代・袋代が含まれている。また、単品注文は4皿以上から。セット内容の変更はできず、持ち帰りと店内飲食では消費税率が異なるため、支払額も変わる。
追加のしょうゆや甘だれは1袋5円、大根ガリは10g5円、箸は1膳5円で販売されている。こうした細かな条件も知っておくと、注文後の予算違いを防げる。
スシローでは、アプリや持ち帰りネット注文から、利用店舗と受け取り日時を指定できる。アラカルトやセット商品を選び、クレジットカードや二次元コード決済で事前に支払っておけば、店舗では受け取るだけで済む。予約は1か月前から可能だ。
持ち帰りの注文価格は商品や店舗によって異なるため、店内メニューの価格をそのまま合計するのではなく、注文画面に表示される金額で確認するのが確実だ。
【口コミ・評判を検証】スシローとくら寿司の満足度は?
価格やサービスに加えて、実際にどちらが支持されているのかも気になるところだ。
口コミや人気ランキングを参考にする際には、調査対象や質問内容によって結果が変わることを理解しておきたい。
2026年の人気調査ではスシローが優勢ねとらぼリサーチが2026年3月19日に実施した、関東地方在住者を対象とする「最強だと思う回転寿司チェーン」のアンケートでは、468票のうち、スシローが得票率16.9%で1位、くら寿司が13.5%で2位となった。
また、2026年4月1日に実施された全国の男女1,500人を対象とする「回らない寿司くらいウマいと思う回転寿司チェーン」の調査でも、スシローが1位、くら寿司が3位に入っている。
これらは利用者全員の満足度を測定した調査ではなく、回答者がどのチェーンを支持しているかを示す投票結果だ。それでも、2026年の消費者評価においてスシローが強い支持を集めていることは読み取れる。
口コミを見るときは何を比較すべき?口コミ・評判を確認する際は、単純な星の数だけでなく、次のポイントに注目するとよい。
- ネタの品質: 鮮度、厚み、食感、盛り付け
- 価格への満足度: 注文した品数に対する会計金額
- 提供スピード: 注文してから届くまでの時間
- 店舗環境: 清潔感、座席、混雑状況
- 家族向けサービス: 子ども向け設備やゲームの楽しさ
特に回転寿司は、同じチェーンでも店舗によって混雑状況や利用環境が違う。全国的なブランド人気と、自分が訪れる店舗の満足度は分けて考えたい。
どちらがおすすめ?タイプ別の判断基準
くら寿司
110円商品や120円の熟成まぐろを中心に、会計を抑えたい人。
スシロー
魚介の定番商品や旬のネタを中心に、寿司そのものを楽しみたい人。
くら寿司
ビッくらポン!やコラボ企画など、食事以外の楽しみも重視する家族。
スシロー
スシローポイントを貯め、予約や持ち帰りもまとめて利用したい人。
反対に、ビッくらポン!に興味がなく、四大添加物無添加を特に重視しない人にとっては、くら寿司独自のサービスが決定的な選択理由にならない場合もある。
また、寿司の種類や味の好みは個人差が大きい。口コミランキングだけで決めるのではなく、よく注文するネタの価格を比較することが、満足度の高い選択につながる。
【スシローとくら寿司の疑問】よくある質問(FAQ)
Q1:スシローとくら寿司は結局どちらが安い?
最低価格で比較すると、くら寿司が110円から、スシローが120円からなので、くら寿司が安い。ただし、スシローにも税込110円からの期間限定商品があり、注文する商品や店舗によって総額は変わる。
Q2:まぐろを食べるならどちらがお得?
価格を優先するなら、熟成まぐろが120円のくら寿司が有利。スシローの厳選まぐろ赤身は150円から。ただし、加工方法や商品設計が異なるため、味や品質を含めて比較したい。
Q3:くら寿司のビッくらポン!は何皿で1回できる?
基本的には寿司皿5枚を投入口に入れるとゲームが1回始まる。当たりが出ると景品を獲得できる。開催中のキャンペーンや対象商品によって楽しみ方が異なる場合がある。
2026年11月時点のスシローとくら寿司を比較すると、最安価格ではくら寿司が優勢だ。最低価格は110円からで、熟成まぐろも120円。少しでも食事代を抑えたい人には魅力的な選択肢となる。
一方、スシローは厳選まぐろ赤身の価格改定があったものの、サーモンやえびなどの定番商品は120円からを維持。期間限定商品にも110円からのメニューがあり、魚介を中心に楽しみたい人に向いている。
選び方のポイントを整理すると、次のとおりだ。
- 安さを最優先するなら: くら寿司
- まぐろの価格を重視するなら: くら寿司
- 定番の魚介や旬のネタを楽しむなら: スシロー
- 子どもと一緒に楽しむなら: くら寿司
- アプリのポイントを活用するなら: スシロー
- 四大添加物無添加を重視するなら: くら寿司
ただし、どちらも店舗ごとに価格が異なり、期間限定商品も頻繁に入れ替わる。特に2026年は両社とも価格改定や商品構成の見直しを進めているため、以前の価格情報だけで判断するのは避けたい。
最も失敗しにくい方法は、来店前に公式アプリや店舗別メニューで食べたい商品を確認し、予算と目的に合わせて選ぶことだ。
安くたくさん食べたい日はくら寿司、寿司の定番ネタや旬の魚介をじっくり楽しみたい日はスシロー。 その日の食事の目的に合わせて使い分けることが、2026年の回転寿司を賢く楽しむ方法といえる。
情報基準日:2026年11月5日。価格・販売期間・予約条件は変更される場合があります。最新情報は各社の公式メニューおよび公式発表をご確認ください。