Wコロン解散後、木曽さんちゅうさんは芸人としての活動をやめたわけではありません。ピン芸人としての仕事を続けながら、新しい漫才コンビを結成し、演芸の世界にも活動の場を広げました。
その転換点となったのが、2017年のケンメリ結成です。
ケンメリの相方は塩田忠道2018年1月11日、木曽さんちゅうさんは新しい漫才コンビ「ケンメリ」として活動することを発表しました。相方は塩田忠道さんです。
活動開始の発表は浅草東洋館での出演に合わせて行われました。木曽さんちゅうさんは、これまでの仕事に加え、演芸場では漫才師として活動していく意向を示しました。
なお、M-1グランプリ公式サイトのコンビ情報では、ケンメリの結成年は2017年6月29日と登録されています。結成年と一般に活動を告知した2018年1月は異なるため、両方を区別しておくと経歴を正確に理解できます。
木曽さんちゅうの主な経歴一覧この年表から分かるのは、Wコロン解散が芸人としてのキャリアの終わりではなく、活動領域を広げる転換点だったということです。
また、現在も漫才協会との関係を保っています。2026年の東京理科大学オープンカレッジの講師紹介でも、漫才協会所属と記載されています。
【2026年現在】木曽さんちゅうは何をしている?司会・講師・リポーターの仕事

2026年現在の木曽さんちゅうさんは、漫才師という肩書だけでは説明しきれない活動をしています。
公開されているプロフィールや2026年の講座・イベント情報を整理すると、主な活動は次の5つです。
1.イベント司会・MCとしての活動現在の仕事の大きな柱の一つが、イベントや式典、展示会などの司会です。
芸人として培ってきた話術や、観客の反応を見ながら場を進行する経験は、企業イベントや展示会のプレゼンテーションでも活用されています。
司会者の紹介プロフィールでは、テレビ番組の進行だけでなく、企業の周年行事、学校の記念式典、音楽イベント、トークショーなどの実績が掲載されています。
特に展示会では、商品の特徴を来場者に分かりやすく伝え、質問や反応に合わせて説明を調整する能力が大切です。台本を読むだけでは対応できない場面で、芸人としての即興力が生きる仕事です。
2.リポーターとしての活動木曽さんちゅうさんは、以前からリポーターとしてもテレビ番組に出演してきました。
代表的な仕事の一つが、NHKの『ゆうどきネットワーク』で担当した駅弁の食べ歩き企画です。駅弁好きという趣味を生かしたリポートで、食や地域の魅力を伝えていました。
また、J:COMの地域情報番組やテレビ静岡の『てっぺん静岡』、テレビ東京の『東京アイドル戦線』などでもリポーターを経験しています。
こうした仕事は、漫才のように笑いを取るだけではなく、取材対象の魅力を引き出し、視聴者に伝える能力が必要です。
芸人としての表現力に加えて、相手の話を聞く力や現場での対応力を身につけてきたことが、仕事の幅につながっています。
3.コミュニケーショントレーナー・大学講師2026年の活動で特に注目したいのが、コミュニケーション教育です。
木曽さんちゅうさんは、モチベーション&コミュニケーションスクールの講師として、会話やプレゼンテーションの技術を指導しています。
同スクールの講師プロフィールでは、コミュニケーショントレーナーとしての肩書に加え、東京理科大学の教職教育センター、経営学部、オープンカレッジでの講師活動も紹介されています。
指導テーマは、一般的な話し方教室とは少し異なります。漫才や大喜利、食レポなど、芸人として経験してきた実践をビジネスコミュニケーションに応用しているのが特徴です。
公開されている講義テーマには、次のようなものがあります。
- 大喜利から学ぶクリエイティブ・コンフィデンス
- アイスブレイクの実践方法
- 食レポから学ぶプレゼンテーションの極意
- 緊張しない話し方のメカニズム
- ツッコミを生かした会話術
- 謎掛け式のトーク術
特に興味深いのは、Wコロン時代の謎掛けの経験が、現在の講師活動にもつながっている点です。
謎掛けは、相手が提示したテーマを理解し、複数の意味や共通点を瞬時に見つけ、短い言葉で返す技術です。この過程には、発想力、情報整理力、相手への理解力が必要になります。
こうした能力は、会議での発言やプレゼンテーション、初対面の人との会話にも応用できます。芸人としての技術を、社会人向けの実践的な教育に変換しているわけです。
2026年10月9日と16日には、東京理科大学オープンカレッジで「漫才師に学ぶ 伝えるための技法」という全2回の講座が設定されました。1対1のコミュニケーションと、複数の相手に向けたプレゼンテーションをテーマにした内容です。
加えて、2026年11月24日には、モチベーション&コミュニケーションスクール主催のオンラインセミナー「お笑い芸人が教える!場を盛り上げる『会話の技術』実践セミナー」が予定されています。
このように、2026年の具体的な開催情報からも、講師業が過去の肩書にとどまらず、現在進行形の仕事であることが確認できます。
4.実演販売・展示会プレゼンターもう一つ、木曽さんちゅうさんの経歴で見逃せないのが実演販売に関わる仕事です。
実演販売会社の株式会社H&Mのプロフィールには、以前から行っていた実演販売の仕事について掲載されています。ワイモバイルやソフトバンクの携帯端末、パナソニックのパソコンなどの商品を紹介した実績もあります。
また、現在の展示会MCや商品アドバイザーとしてのプロフィールでは、IT関連、ロボット、物流、建設測量、医療関連など、幅広い分野の展示会案件が紹介されています。
実演販売と漫才には、一見すると大きな違いがあります。しかし、どちらも聞き手の興味を引き、短時間で要点を伝え、相手の反応を見ながら話を展開する仕事です。
商品を売り込む場面でも、単に説明を続けるのではなく、聞き手が何を知りたいのかを把握が必要です。木曽さんちゅうさんの芸人経験が、こうした仕事にも生かされていると考えられます。
5.漫才協会での演芸活動テレビや企業イベント、講師業に活動を広げる一方で、木曽さんちゅうさんは演芸の世界とのつながりも維持しています。
2026年の東京理科大学オープンカレッジのプロフィールにも漫才協会所属と記載されています。漫才師としての経験を教育に生かしながら、演芸の現場を活動の基盤の一つとしていることが分かります。
つまり、現在の木曽さんちゅうさんは、漫才を完全に離れて別の職業に転身した人物ではありません。演芸を続けながら、その技術を司会、教育、商品プレゼンなどに展開している人物です。
【プロの結論】木曽さんちゅうの強みは芸人経験を仕事に変える応用力
木曽さんちゅうさんのキャリアを振り返ると、Wコロンの解散を単純な人気芸人の転落として捉えるのは適切ではありません。
2004年のコンビ結成から2010年のブレーク、2015年の解散、2017年のケンメリ結成、そして2026年の講師・MC活動まで、仕事の形を変えながら芸人として培った能力を生かしてきました。
そのキャリアには、3つの特徴があります。
1.即興力を異なる業界で活用している謎掛け漫才で求められるのは、限られた時間で相手の言葉を理解し、発想を組み立て、分かりやすく返す力です。
これはイベント司会や展示会のプレゼンテーションにも通じます。予定外の質問や場の変化に対応できることは、進行役として大きな強みになります。
2.芸人としての経験を教育コンテンツに変えている芸人の仕事は、笑いを取ることだけではありません。観客の反応を読み、言葉を選び、相手に伝わるように表現する仕事でもあります。
木曽さんちゅうさんが講師として扱う謎掛けや大喜利、ツッコミなどは、そうした経験を具体的なトレーニングに変えたものです。
芸能活動で得た技術をビジネス教育に応用する点に、現在のキャリアの独自性があります。
3.活動領域を一つに限定していない司会、リポーター、演芸、展示会、実演販売、講師など、仕事の種類が複数あることも特徴です。
芸能界では、特定の番組やコンビの人気に活動が左右されることがあります。木曽さんちゅうさんの場合、個人としての話術や進行力を別の仕事でも使える形にしてきました。
このキャリアから読み取れるのは、芸人としての知名度だけに依存せず、現場で必要とされる能力を複数の仕事に展開してきたということです。
Wコロン時代の木曽さんちゅうさんを知る人にとっては、現在の講師やMCという肩書は意外に映る可能性があります。しかし、その根底にあるのは、漫才で培った伝える技術です。
【よくある質問】木曽さんちゅうに関するFAQ
Q1:木曽さんちゅうの本名と年齢は?
A1:本名は林賢一(はやしけんいち)です。1970年10月22日生まれで、2026年11月現在56歳です。兵庫県神戸市出身で、甲南大学経営学部を卒業しています。
Q2:木曽さんちゅうとねづっちは現在もコンビですか?
A2:いいえ。Wコロンは2015年3月31日に解散しています。その後、木曽さんちゅうさんは2017年結成のケンメリで塩田忠道さんと新たな漫才活動を始めました。ねづっちさんとは別々に活動しています。
Q3:木曽さんちゅうは2026年現在、どんな仕事をしていますか?
A3:芸人・漫才師としての活動に加え、イベント司会、MC、リポーター、展示会プレゼンター、コミュニケーショントレーナー、大学やビジネススクールの講師などを務めています。2026年には東京理科大学の講座やオンラインセミナーの開催情報も確認できます。
木曽さんちゅうさんは、本名を林賢一といい、1970年10月22日生まれの56歳です。甲南大学経営学部を卒業後、1994年に上京して芸人の道へ進みました。
2004年にねづっちさんとWコロンを結成し、2010年には「ととのいました」で流行語トップテン入りを果たします。しかし、2015年3月31日にコンビは解散。その後は2017年結成のケンメリや、司会、リポーター、展示会プレゼンターなど、活動の幅を広げてきました。
2026年現在の大きな特徴は、芸人として培った話術や即興力を、コミュニケーション教育やビジネス向けのプレゼンテーション指導に生かしていることです。
Wコロン時代の知名度だけで現在を判断するのではなく、講師としての活動や実際のイベント開催情報にも目を向けると、木曽さんちゅうさんの現在の姿がより明確になります。
「整いました!」で知られた漫才師から、人に伝える技術を教える講師へ。木曽さんちゅうさんの歩みは、芸人としての経験を別の仕事に生かすキャリアの一例としても興味深いものです。
主な参照資料:F.Factory Japan公開プロフィール、株式会社H&M所属スタッフ紹介、モチベーション&コミュニケーションスクール講師紹介、東京理科大学オープンカレッジ、M-1グランプリ公式コンビ情報、オリコンニュース、日刊スポーツ、スポニチアネックス。