柳ヶ浦高校の優勝を評価するうえで見逃せないのが、決勝までの勝ち上がり方だ。
大会序盤、柳ヶ浦は2回戦と3回戦で連続してPK戦を経験している。
柳ヶ浦高校の全試合結果- 2回戦:尚志高校 0-0 柳ヶ浦高校(PK5-3で柳ヶ浦)
- 3回戦:作陽学園高校 0-0 柳ヶ浦高校(PK6-5で柳ヶ浦)
- 準々決勝:柳ヶ浦高校 4-0 聖和学園高校
- 準決勝:暁星国際高校 1-3 柳ヶ浦高校
- 決勝:柳ヶ浦高校 1-0 神村学園高等部
序盤の2試合は得点を奪えず、PK戦で勝ち上がった。しかし、準々決勝では4得点を挙げ、攻撃面でも勢いを取り戻した。
特筆すべきは、トーナメントが進むにつれて守備の安定感と攻撃の効率が高まった点だ。
柳ヶ浦高校の公式活動報告でも、尚志、作陽学園とのPK戦を経て、聖和学園に4-0、暁星国際に3-1で勝利した経過が記録されている。
柳ヶ浦高校と神村学園高等部の関係今回の決勝は、単なる初優勝校と強豪校の対決ではなかった。
| 学校・関係者 | 第34回大会での位置付け | 結果・特徴 |
|---|---|---|
| 柳ヶ浦高校 | 大分県代表 | 初優勝 |
| 神村学園高等部 | 鹿児島県代表 | 2年連続準優勝 |
| 林和志監督 | 柳ヶ浦の監督 | 守備戦術を徹底 |
| 村上凜果選手 | 柳ヶ浦の選手 | 決勝の決勝ゴール |
| 山野蒼空選手 | 神村学園の選手 | 柳ヶ浦のマーク対象となった中心選手 |
| 暁星国際高校 | 千葉県代表 | 4強進出 |
| 鹿島学園高校 | 茨城県代表 | 4強進出 |
この関係から見えてくるのは、柳ヶ浦が強豪校の攻撃力に対して、組織的な守備で対抗したという構図だ。
神村学園は準決勝で鹿島学園を3-0で破るなど、決勝まで高い得点力を発揮していた。しかし、柳ヶ浦はその攻撃を封じ、1点を守り切った。
また、神村学園は第33回大会に続いて準優勝となった。連続して決勝に進出できる実力を持ちながら、最後の一戦を勝ち切れなかったことは、次回大会に向けた大きな課題となる。
【高校女子サッカー歴代優勝校】藤枝順心・神村学園・柳ヶ浦の実績

高校女子サッカー選手権の歴史を振り返ると、複数回の優勝を経験してきた強豪校が存在する。
そのなかでも、藤枝順心高校と神村学園高等部は大会を代表する存在だ。
近年の主な歴代優勝校日本サッカー協会の歴代優勝チーム一覧を基に、近年の優勝校を整理すると次のようになる。
- 第28回(2019年度):藤枝順心高校
- 第29回(2020年度):藤枝順心高校
- 第30回(2021年度):神村学園高等部
- 第31回(2022年度):藤枝順心高校
- 第32回(2023年度):藤枝順心高校
- 第33回(2024年度):藤枝順心高校
- 第34回(2025年度):柳ヶ浦高校
※年度表記はJFAの歴代優勝校一覧に準拠。第34回大会は2025年12月から2026年1月にかけて開催された。
藤枝順心高校は3大会連続優勝の実績藤枝順心高校は、第31回から第33回まで3大会連続で優勝した実績を持つ。
2024年度の第33回大会でも神村学園を決勝で破り、タイトルを獲得している。
第34回大会では4連覇を目指したが、準々決勝で神村学園にPK戦の末に敗退した。
この結果は、長期にわたって大会を支配してきたチームであっても、ノックアウト方式では一試合の結果によって優勝への道が閉ざされることを示している。
神村学園高等部は全国屈指の優勝経験校神村学園高等部は、2004年度、2005年度、2021年度に優勝している。
第33回と第34回では2大会連続で決勝に進出したものの、いずれも準優勝だった。
特に第34回では、準々決勝で藤枝順心をPK戦で破り、準決勝でも鹿島学園に3-0で勝利。決勝進出までの戦いぶりは非常に安定していた。
柳ヶ浦高校は新たな優勝校として歴史に加わる柳ヶ浦高校の優勝は、学校として初めての全国制覇であるだけでなく、大分県勢としても初の優勝だった。
これまで藤枝順心や神村学園などが優勝を重ねてきた大会に、新たな優勝校が誕生したことは、勢力図の変化を考えるうえでも注目すべき出来事だ。
過去の優勝回数だけで次回の優勝候補を決めるのではなく、直近の大会での守備力、得点力、選手層を総合的に見る必要がある。
【第35回全日本高等学校女子サッカー選手権大会】2026年の日程と2027年決勝予定日
次回の第35回全日本高等学校女子サッカー選手権大会は、2026年12月26日に開幕する。
決勝は2027年1月10日(日)に予定されている。
日本サッカー協会は2026年10月30日に開催日程と会場を正式発表した。
第35回大会の日程一覧- 1回戦:2026年12月26日(土)
- 2回戦:2026年12月27日(日)
- 3回戦:2026年12月29日(火)
- 準々決勝:2027年1月5日(火)
- 準決勝:2027年1月7日(木)
- 決勝:2027年1月10日(日)
大会は年末から年始にかけて開催される。準々決勝以降は短い間隔で試合が続くため、選手のコンディション管理や選手層の厚さも重要になる。
会場は兵庫県内の複数施設JFAの発表によると、試合会場は次のとおり。
- 1回戦・2回戦:三木総合防災公園、五色台運動公園、淡路佐野運動公園
- 3回戦:三木総合防災公園
- 準々決勝:三木総合防災公園
- 準決勝:ノエビアスタジアム神戸
- 決勝:ノエビアスタジアム神戸
決勝が行われるノエビアスタジアム神戸は、第33回大会以来2年ぶりの決勝会場となる。
また、第35回大会は47都道府県から選出された47チームと開催地枠の兵庫県代表1チーム、合計48チームによるノックアウト方式で実施される。全試合入場無料と発表されている。
第35回大会の組み合わせ・トーナメント表は?2026年10月30日のJFA発表では、組み合わせは11月頃に決定・発表する予定とされている。
そのため、開催日程が確定していることと、各校の対戦カードが確定していることは区別しておきたい。
現段階で注目したい要点は次の3つだ。
1. 柳ヶ浦高校が初優勝に続く連覇を狙えるか。
2. 神村学園高等部が2大会連続準優勝から巻き返せるか。
3. 藤枝順心高校が再び全国の頂点を目指せるか。
大会公式アンバサダーには、マンチェスター・シティ所属の長谷川唯選手が2年連続で就任。大会のPR活動や会場での応援メッセージ映像などが予定されている。
【結果の見方】高校女子サッカーのトーナメント表で間違えやすいポイント
高校女子サッカーの大会結果を確認するときには、いくつか注意したい点がある。
① 第34回と第35回を混同しない最も多い混同が、大会回数と開催年の違いだ。
第34回大会は2025年12月29日から2026年1月11日まで開催された大会である。
一方、第35回大会は2026年12月26日から2027年1月10日まで開催予定の大会だ。
つまり、2026年1月の柳ヶ浦高校の優勝結果は第34回大会のものであり、第35回大会の結果ではない。
② PK戦の結果は通常スコアと分けるトーナメント表には、例えば次のような記載がある。
- 1-1(PK4-2)
- 0-0(PK6-5)
これは、通常の試合時間内で同点だったため、PK戦で勝者を決定したことを表す。
試合結果を比較するときは、通常のスコアとPK戦の数字を混同しないことが大切だ。
③ 全国大会と都道府県予選を区別する「高校女子サッカーの結果」という検索では、全国大会だけでなく、各都道府県の予選結果も表示される。
全国大会への出場校を調べたい場合は、各都道府県の代表決定結果と、JFAが公表する全国大会の出場チーム一覧を照合すると分かりやすい。
④ 公式情報はJFAを基準にする大会日程、対戦カード、公式スコア、歴代優勝校を確認する際には、日本サッカー協会の大会情報が基本となる。
特に第35回大会のトーナメント表については、組み合わせ発表後の公式日程・結果情報を確認することが重要だ。
【高校女子サッカー選手権結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の高校女子サッカー選手権で優勝した高校はどこ?
A1:2026年1月11日に決勝が行われた第34回大会で、大分県の柳ヶ浦高校が優勝した。神村学園高等部を1-0で破り、創部史上初の全国制覇を達成している。
Q2:柳ヶ浦高校と神村学園高等部の決勝スコアは?
A2:柳ヶ浦高校が1-0で勝利した。前半43分に村上凜果選手がCKからヘディングシュートを決め、その1点を守り切った。
Q3:第34回大会の準決勝結果は?
A3:暁星国際高校は柳ヶ浦高校に1-3、鹿島学園高校は神村学園高等部に0-3で敗れた。柳ヶ浦と神村学園が決勝に進出した。
Q4:第34回大会の準々決勝結果は?
A4:暁星国際が常葉大学附属橘に2-0、柳ヶ浦が聖和学園に4-0、鹿島学園が日ノ本学園に5-0で勝利。神村学園は藤枝順心と1-1で引き分け、PK戦を4-2で制した。
Q5:第35回高校女子サッカー選手権はいつ開催される?
A5:2026年12月26日に開幕し、2027年1月10日に決勝が行われる予定だ。決勝会場は兵庫県のノエビアスタジアム神戸。大会は48チームによるトーナメント方式で開催される。
Q6:第35回大会の組み合わせは発表されている?
A6:JFAは2026年10月30日の発表で、組み合わせを11月頃に決定・発表する予定としている。対戦カードやトーナメント表は、JFAの公式大会情報で確認するのが確実だ。
2026年1月に幕を閉じた第34回全日本高等学校女子サッカー選手権大会では、柳ヶ浦高校が神村学園高等部を1-0で破り、初優勝を飾った。
大会を振り返ると、準々決勝では藤枝順心が敗退し、準決勝では柳ヶ浦と神村学園がそれぞれ勝ち上がった。決勝では村上凜果選手のヘディングによる1点が勝敗を分けた。
一方、次の第35回大会は2026年12月26日に開幕し、2027年1月10日に決勝を迎える。
今後の注目点は、柳ヶ浦の連覇への挑戦、神村学園の雪辱、そして藤枝順心をはじめとする歴代優勝校の巻き返しだ。
高校女子サッカーの結果を正確に把握するには、終了した第34回大会の確定スコアと、これから始まる第35回大会の予定を分けて確認することが大切である。
2026年の高校女子サッカーは、柳ヶ浦の歴史的な初優勝を経て、次の全国制覇を懸けた新たな戦いへと進んでいる。