- 黒帯取得: 2024年12月7日、柔術家・橋本知之からブラジリアン柔術の黒帯を授与された。 - 競技実績: 2023年のワールドマスターで茶帯ライトフェザー級ベスト8。2026年ヨーロピアンでは黒帯の強豪マウロ・エアーズと接戦を演じた。 - 挑戦の理由: 寝技への苦手意識を乗り越え、実戦で身につけた技術を俳優としてのアクションにも生かしている。 - 現在の所属: ARTA BJJ広尾。橋本知之や玉木宏との柔術を通じたつながりも注目される。
【黒帯取得の経緯】岡田准一はいつ、誰から柔術の黒帯を授かった?

岡田准一の黒帯取得が明らかになったのは、2024年10月末。東京都内の柔術道場「Carpe Diem Hiroo(カルペディエム広尾)」が公式Xで黒帯への昇格者を発表し、その中に岡田の名前が掲載された。
そして、2024年12月7日、正式な帯授与式が行われた。
黒帯を巻いたのは、柔術家の橋本知之。岡田自身もXで授与式の写真とともに報告し、長年取り組んできた競技で新たな段階に進んだことを伝えた。
特に印象的だったのが、黒帯を取得した本人の言葉だ。
「今日から黒帯、修羅の道。 周りのおかげで楽しめて、頑張れる。 全てに感謝を! ブラジリアン柔術の美しさを体現できるように、これからも精進してまいります。」
黒帯は単に長期間練習すれば自動的に得られるものではない。技術、理解度、実戦経験などを積み重ね、指導者から実力を認められて初めて到達する段階だ。
岡田の場合、2023年にはすでに茶帯で世界大会に出場していた。そこから2024年の黒帯昇格へと進んだ経緯を考えると、競技者として相応の鍛錬を重ねてきたことが分かる。
なお、黒帯取得を公表した10月と、実際に帯を巻いた12月7日は別の日付である。この2つを混同しないことも、経歴を理解するうえで大切だ。
【柔術を始めた理由】寝技への苦手意識を乗り越えた岡田准一の挑戦
岡田がブラジリアン柔術に取り組み始めた背景には、長年続けてきた武術・格闘技への関心と、自分の苦手分野に向き合う姿勢がある。
2026年4月に掲載された『anan』のインタビューでは、岡田がブラジリアン柔術に興味を持ちながらも、寝技に苦手意識があり、なかなか始められなかったことが紹介されている。
本格的に始めたのは30代後半になってからだった。
道場に通い始めた頃には、自分には向いていないのではないかと感じることもあったという。それでも、苦手だからこそ挑戦するという考えで練習を続けてきた。
本人は同インタビューで、次のように語っている。
「苦労する場所にしか宝物はないので、今日はしんどいなとか、行きたくないと思うところにこそ行ってみることを大事にしています。」
この発言から見えてくるのは、単に強くなることだけを目的にしているわけではないという点だ。
苦手なものに向き合い、できなかったことをできるようにする。その過程そのものに価値を見いだしている。
格闘技への挑戦は柔術以前から始まっていた岡田の格闘技への取り組みは、ブラジリアン柔術を始める以前から続いている。
2013年公開の映画『永遠の0』の撮影を控えていた時期には、武術家・中村頼永氏の指導のもと、実戦形式の試合にも挑戦していた。
2023年の週刊文春の取材では、中村氏が当時のエピソードを証言している。
岡田は特攻隊員という役柄に向き合うにあたり、全力で相手と戦う極限の体験を求めて試合を希望したという。
ここで注意したいのは、この2013年の試合とブラジリアン柔術の大会は別のものだということ。
岡田は長年、さまざまな武術や格闘技に取り組んできた。その延長線上にブラジリアン柔術への挑戦がある。
【指導者・大会成績】橋本知之とARTA BJJ広尾が支える競技生活
岡田の柔術を語るうえで欠かせない人物が、指導者の橋本知之だ。
ARTA BJJ広尾のヘッドインストラクター。IBJJF世界選手権3位、パン選手権優勝、ヨーロピアン選手権優勝などの実績を持つ柔術家。
橋本は、競技者としてだけでなく指導者としても実績を積んできた人物だ。
2024年12月の帯授与式では、岡田に直接黒帯を巻いている。
岡田と橋本には、映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』での接点もある。ORICON NEWSによると、岡田は授与式後の投稿で、映画で共演した橋本に黒帯を巻いてもらったことへの喜びを伝えていた。
岡田准一の柔術に関係する人物・団体岡田が所属する柔術道場。現在の所属表記はARTA BJJ広尾。
橋本知之
指導者。2024年12月に岡田へ黒帯を授与した人物。
同じ道場で柔術に取り組む俳優仲間。2026年のヨーロピアンにも出場。
2026年ヨーロピアンで岡田と対戦したブラジルの強豪選手。
| 時期 | 出来事 | 意味・実績 |
|---|---|---|
| 30代後半 | ブラジリアン柔術を開始 | 寝技への苦手意識を克服 |
| 2023年9月 | ワールドマスター2023 | 茶帯ライトフェザー級でベスト8 |
| 2024年10月 | 黒帯昇格が公表 | 道場の昇格者発表に名前が掲載 |
| 2024年12月7日 | 黒帯授与式 | 橋本知之から黒帯を授与 |
| 2026年1月18日 | ヨーロピアン2026 | 黒帯マスター4ライトフェザー級で初戦敗退 |
| 2026年9月 | 玉木宏の世界大会入賞を祝福 | 柔術仲間として交流を継続 |
なお、2024年の黒帯昇格発表当時の道場名はCarpe Diem Hirooだった。現在はARTA BJJ広尾として紹介されている。名称の違いは、別の道場に所属していたという意味ではない。
【2026年最新試合結果】ヨーロピアンでマウロ・エアーズと対戦!勝敗と内容を検証
岡田准一の競技者としての実力を考えるうえで、2026年の重要な試合が、ポルトガル・リスボンで開催されたIBJJFヨーロピアン2026だ。
この大会は国際ブラジリアン柔術連盟(IBJJF)が主催する国際大会。岡田はマスター4黒帯ライトフェザー級(64kg以下)に出場した。
対戦相手はブラジルのマウロ・エアーズ。2025年のワールドマスター同カテゴリーで銀メダルを獲得した実力者だった。
試合結果は僅差の判定負け試合の結果は岡田の初戦敗退。ただし、内容を見ると一方的に押し切られた試合ではなかった。
| 判定項目 | 結果 |
|---|---|
| ポイント | 0-0 |
| アドバンテージ | 1-1 |
| ペナルティー | 岡田に1 |
| 最終結果 | 岡田の敗戦 |
日刊スポーツの報道によると、両者はポイントを獲得できず、アドバンテージも同数。最終的には岡田に付いたペナルティーが勝敗を分けた。
対戦相手のエアーズは黒帯五段の実力者で、2008年にはブラジルの黒帯部門で全国王者になった経歴もある。2025年のワールドマスターでも準優勝しており、決して簡単に勝てる相手ではなかった。
岡田本人が試合後に語ったこと岡田は試合後、自身のXで次のように振り返った。
「ヨーロピアン初戦で敗退しました、、、 世界のレジェンド先生と戦えて光栄で嬉しかったです。 ワンミスも許さない黒帯の世界、ヒリヒリ楽しかったです。いい時間でした。」
加えて、応援してくれた人々への感謝と、けがなく試合を終えたことも報告した。
注目すべきなのは、敗戦を隠したり、結果だけを取り繕ったりせず、対戦相手への敬意を示していることだ。
黒帯同士の試合では、技術の差だけでなく、細かな反則やポジション争いが勝敗に影響する。ポイントが動かなかった試合であっても、競技としての駆け引きは続いている。
2026年9月の最新動向は?2026年9月には、玉木宏がラスベガスで開催されたIBJJFワールドマスター柔術選手権のマスター4紫帯フェザー級で3位に入賞した。
岡田はXで玉木を祝福し、さらに9月8日には道場で撮影した玉木とのツーショット写真も公開。玉木が大会後すぐに練習を再開したことにも触れていた。
ここは情報を整理しておきたい。
2026年11月5日時点で、岡田本人の直近の国際大会の試合結果として確認できるのは、1月18日のヨーロピアン2026での初戦敗退だ。
9月のニュースは玉木の大会成績と岡田の祝福・道場での交流に関するものであり、岡田自身が9月に試合へ出場したという意味ではない。
【現在の実力を分析】岡田准一は芸能人の趣味を超えた柔術家なのか?
岡田の実力を判断する際には、黒帯という肩書だけでなく、実際の大会成績や対戦相手のレベルを確認する必要がある。
2023年ワールドマスターでの実績岡田は2023年8月31日(日本時間9月1日)、米ラスベガスで開催されたワールドマスター柔術選手権に出場した。
当時の階級はマスター3茶帯ライトフェザー級。
1回戦では世界ランキング7位の選手を相手に判定勝ち。続く準々決勝ではランキング2位の強豪と対戦し、最終的に絞め技による一本負けを喫した。
結果はベスト8だった。
この成績は、芸能人がイベント感覚で参加したというレベルとは明確に異なる。
茶帯は黒帯に次ぐ熟練者の階級であり、世界大会のトーナメントを勝ち進むには相応の技術と試合経験が必要になる。
黒帯取得後の2026年は何が変わった?2026年のヨーロピアンでは、黒帯のマスター4ライトフェザー級に出場。
世界大会準優勝経験を持つマウロ・エアーズを相手に、ポイントを許さず、最後はペナルティーによる僅差で敗れた。
この試合から読み取れるのは、岡田が黒帯を取得した後も、国際大会で実績のある選手と競技として渡り合っているということだ。
ただし、世界大会での優勝やメダル獲得を意味するわけではない。
現在の実力を整理すると、次のようになる。
- 帯の実績: ブラジリアン柔術の黒帯。
- 大会経験: ワールドマスター、ヨーロピアンなどの国際大会に出場。
- 競技成績: 2023年の世界大会でベスト8。
- 黒帯での実績: 2026年ヨーロピアンで世界大会準優勝経験者と接戦。
- 評価: 競技者として本格的に取り組んでいるが、世界トップのタイトル獲得とは区別が必要。
岡田の強さを評価するなら、単純な勝敗だけでなく、対戦相手の実績、階級、帯色、試合内容を合わせて見るべきだろう。
【俳優業との関係】柔術は岡田准一のアクションにどう生かされる?
岡田の柔術挑戦には、俳優としての仕事とのつながりもある。
2026年3月9日、マムートの春夏コレクション発表会に登場した岡田は、柔術の大会に出る理由について語った。
ENCOUNTの報道によると、岡田は周囲から大会に出る理由を不思議がられたこともあったと明かしている。
そのうえで、勝てなくても挑戦することが自分を支えると話した。
特に印象的なのが、次の発言だ。
「最初からアクションするのではなく、本物を目指してからアクションに進むという僕のスタイルを体現しています。」
この言葉は、岡田のアクションに対する考え方を理解する手掛かりになる。
実際の身体操作を知ることが演技の説得力につながるブラジリアン柔術は、打撃ではなく組み技や寝技を中心に展開する競技だ。
相手の重心、関節の位置、身体の向き、力の伝わり方などを理解しなければ、技術を正確に使うことは難しい。
俳優がアクションを演じる場合も、こうした身体操作の知識は役立つ。
例えば、次のような点が考えられる。
- 相手と接触したときの重心移動を理解する。
- 組み合いの場面で不自然な動きを減らす。
- 相手の力を受け流す身体の使い方を学ぶ。
- 技の攻防に現実的な緊張感を持たせる。
- 動作の意味を理解したうえで演技を組み立てる。
もちろん、柔術の競技技術がそのまま映画のアクションに使われるわけではない。映像作品にはカメラ位置、安全管理、演出、編集など別の要素がある。
それでも、実際の競技経験を持つことは、アクションの説得力を高めるための強みになる。
岡田が俳優だけでなく、アクションプランナーやプロデューサーとしても仕事の幅を広げていることを考えると、柔術への取り組みは単なる趣味以上の意味を持っている。
2025年配信のNetflixシリーズ『』でも、岡田は主演に加え、アクションプランナーとプロデューサーを担当している。
実際の身体技術を理解し、演じる側と作る側の両方からアクションを追求する姿勢がうかがえる。
【岡田准一と玉木宏】柔術を通じた交流と共演のつながり
岡田准一の柔術を語る際、もう一人注目したい俳優が玉木宏だ。
2人は同じARTA BJJ広尾に所属し、2023年のワールドマスター、2026年のヨーロピアンにも出場している。
2026年1月のヨーロピアンでは、それぞれ異なる階級で挑戦した。
- 岡田准一:マスター4黒帯ライトフェザー級
- 玉木宏:マスター4紫帯フェザー級
玉木は同大会で3位に入賞。岡田は初戦敗退だったが、黒帯五段の強豪と接戦を演じた。
2人の関係は柔術だけではない。
Netflixシリーズ『イクサガミ』でも共演しており、俳優としての仕事と競技者としての活動が交差している。
さらに2026年9月には、玉木のワールドマスター3位入賞を岡田が祝福した。
岡田は玉木の成績を称え、道場でのツーショットも公開している。
興味深いのは、2人が互いの大会結果を単なる芸能ニュースとして扱っていない点だ。
同じ競技に取り組む仲間として、世界の選手と戦った経験や敗戦の悔しさを共有できる関係にある。
俳優という仕事では共演者でもあり、柔術では同じ道場に通う練習仲間でもある。こうした関係性も、岡田の柔術活動を理解するうえで見逃せない。
【プロの結論】岡田准一の柔術を正しく評価する3つの視点
岡田の柔術については、「芸能人なのに黒帯ですごい」という評価だけでは十分ではない。
競技者としての本当の価値を判断するには、3つの視点が必要だ。
1. 黒帯という実績と大会成績を分けて考える
黒帯は長期間の技術習得と実力の証明だが、世界大会の優勝者という意味ではない。
岡田の場合、黒帯取得だけでなく、茶帯時代の世界大会ベスト8や、黒帯での国際大会出場という実績も評価対象になる。
2. 勝敗だけでなく対戦相手のレベルを見る
2026年のヨーロピアンで対戦したマウロ・エアーズは、世界大会準優勝経験を持つ強豪だった。
岡田は初戦で敗れたものの、ポイント0-0という内容だった。結果と試合内容を分けて評価する必要がある。
3. 俳優業と競技を混同しない
柔術で培った身体感覚はアクションに役立つが、競技者としての実績と俳優としての評価は別のものだ。
岡田の特徴は、両者を無理に同一視せず、実際に競技に参加し、そこで得た経験を仕事に持ち帰ろうとしているところにある。
2026年3月の発表会で語った「本物を目指してからアクションに」という考え方は、その姿勢を端的に表している。
【岡田准一の柔術】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:岡田准一はいつ柔術の黒帯を取得した?
2024年12月7日。東京都内の道場で行われた帯授与式で、橋本知之からブラジリアン柔術の黒帯を授与された。
Q2:岡田准一の柔術の指導者は誰?
橋本知之。ARTA BJJ広尾のヘッドインストラクターで、IBJJFヨーロピアン選手権優勝などの実績を持つ柔術家だ。
Q3:2026年のヨーロピアンで岡田准一は優勝した?
優勝していない。2026年1月18日のマスター4黒帯ライトフェザー級1回戦でマウロ・エアーズと対戦し、ペナルティーによる僅差で敗れた。
Q4:岡田准一は世界大会でメダルを獲得している?
2023年のワールドマスターでは茶帯ライトフェザー級でベスト8。2026年のヨーロピアンでは初戦敗退となっている。岡田本人のこれらの大会でのメダル獲得は確認されていない。
Q5:岡田准一と玉木宏は柔術仲間?
そうだ。2人はARTA BJJ広尾に所属し、2026年のヨーロピアンにも出場した。玉木の2026年ワールドマスター3位入賞を岡田が祝福したことも報じられている。
Q6:岡田准一はなぜ柔術を始めた?
以前から武術や格闘技に関心があり、ブラジリアン柔術には寝技への苦手意識を乗り越える挑戦として取り組み始めた。本人は、実際に競技で経験したことをアクションに生かす考えも語っている。
岡田准一のブラジリアン柔術は、芸能人の趣味という枠を超え、国際大会で実力を試す本格的な競技活動へと発展している。
2024年12月7日の黒帯取得は、その積み重ねを象徴する節目だった。
指導者の橋本知之、所属するARTA BJJ広尾、そして柔術仲間の玉木宏との関係も、岡田が競技を継続する環境を支えている。
2026年1月のヨーロピアンでは、世界大会準優勝経験者のマウロ・エアーズに惜敗した。しかし、黒帯の国際大会でポイントを許さず、僅差の勝負を演じたことは、競技者としての現在地を知る重要な材料だ。
そして、岡田自身が語った「本物を目指してからアクションに」という言葉には、俳優としての仕事と柔術への挑戦をつなぐ考え方が表れている。
岡田准一の柔術の魅力は、黒帯という到達点だけではない。世界の強豪に挑み、勝敗を受け止め、そこで得た経験を次の仕事に生かそうとする姿勢にある。
2026年11月現在も、柔術家としての岡田准一の歩みは続いている。今後どの国際大会に出場し、黒帯としてどのような結果を残すのか。俳優としての新たなアクション表現とともに、その挑戦に注目したい。